
BricsCAD専用 SXF変換ツールがリリースされました。(2015/04/01)
BricsCAD V13以上から使用できます。
詳しくは、上記サイトにてご確認ください。
V23よりMENU画面が多彩になりました。
BricsCADの画面構成の説明です。V21での画面です。
リボンメニューは初期値では表示されていません。その他のメニューも使用端末などで
変更できますので、多少違ってきます。
1.タイトルバー
タイトルバーには、現在のBricsCADのライセンスレベル及び、アクティブウィンドウのファイル名が表示されます。
初期値は「Drawing1.dwg」ですが、保存時にファイル名を変更して登録してください。
2.メニューバー
メニューがおおまかに分類されており、その分類名がメニューとして表示されています。
各メニューを選択すると、それぞれのサブメニューが表示されます。
3.ツールバー
各細かなメニューの分類毎にコマンドが集まり、それぞれ、ダイレクトにコマンドを起動できるようにアイコン化
されています。ツルーバーも良く使用するコマンドツールバーのみを表示したり、あまり使わないコマンドは非表示に
したり、自由にカスタマイズできます。
4.リボンメニュー
リボンメニューは複数のタブで構成されており、各タブにはそのタブに関連したコマンドが大小のアイコンで表示
されたパネルに配置されています。タブを選択すると表示が切り替わります。
5.ドキュメントタブ
現在読み込まれているファイル名がタブに表示され、そのタブを選択することにより簡単に表示を切り替えることができます。
6.作図領域
クロスヘアカーソルを使用して作図を行う領域です。作図の補助となる、グリッドを表示することもできます。
作図領域の色は自由に変更できます。
7.ルックフロムコントロール
表示の座標系を変更することにより、三次元などの図形の見方を簡単に変えることができます。
8.プロパティーバー
図形の作図画層や色、線種、座標などの情報を確認したり、変更することができます。
9.「モデル」と「レイアウト」タブ
BricsCADの作図空間には、「モデル空間」と「レイアウト空間」の2種類があり、用途や作図機能によって使い分けることができます。
それぞれのタブを選択することにより切り替えできます。
10.プロンプトメニュー
オプションコマンドがそのままメニューとして表示されます。
以上
正確な図形を描くには、長さと角度の指定が必要です。
BricsCADでは正確な図形を描くために、ダイナミック入力、絶対座標、相対座標、極座標入力の4通りの方法があります。
まず、ダイナミック入力の場合、設定を確認します。LINEコマンドを実行し、始点を指示してから直線の伸ばしたとき、長さを入力する枠と角度が表示されている場合、ダイナミック入力がONとなっているので、そのまま、次の作業を行ってください。
直線だけで、何も表示されない場合は、ダイナミック入力がOFFとなっているので、画面右下にあるステイタスバーの「ダイナミック」の項目をクリックし、ONにしてください。
45°の角度の100の長さの線を作図してみます。
1.コマンド選択「線分」ボタンを選択します。
2.直線を引くための始点を指示します。
3.長さ入力の欄が青色になるので、直接その枠に長さ 100 を入力します。ここで「ENTER」キーをクリックすると決定してしてしまうので、「TAB」キーを押してください。
4.長さが100に固定され、角度入力の欄が青に変わり角度が入力できます。45と入力し「ENTER」で決定します。
5.間違って決定してしまった場合は、キーボードから「U」を入力することにより1つ前の状態に戻ります。(入力は半角文字です)
6.終了するには、再度「ENTER」キーをクリックしコマンドを終了します。
指定した位置から作図したいポイントまでの線の作図方法を説明します。キーボードからの数値入力となります。LINEコマンドを実行し、始点を指示してから直線の伸ばした位置までのx座標、y座標をキーボードから入力し、実行します。
単純に X座標 100 Y座標 200 の位置へ作図したい場合、100,200 と入力すると絶対座標に作図されます。
相対座標で入力したい場合、@100,200 と先頭に @ を付けると相対座標となります。
1.コマンド選択「線分」ボタンを選択します。
2.直線を引くための始点を指示します。
3.コマンドラインに @100,200 と入力し、「ENTER」キーをクリックすると決定します。
4.この時入力、x、yの数値は、始点からみて上方向、右方向はプラスの数値を、下方向、左方向はマイナスの数値を入力してください。例えば、左下に引きたい場合は、@-100,-200 となります。
5.終了するには、再度「ENTER」キーをクリックしコマンドを終了します。
以上
BricsCADのハッチングパターンをカスタマイズする方法です。
【操作】
1.まず、カスタマイズファイルの作成場所を確認します。
[設定]-[設定]-[プログラム オプション]-[ファイル]を選択
「ファイル サーチ パス」を選択してください。
右端に[…]のアイコンが表示されるので、このアイコンをクリック。
通常カスタマイズファイルの作成先は「Support」フォルダとなります。
「Support」フォルダは、「c:\Program Files\・・・」ではないほうです。
ユーザー毎に設定される、フォルダーの方をクリックすると、全て選択状態となるので、マウス右ボタンのメニューでコピーします。
(Windows7の場合、c:\Users\ユーザー名\AppDate\Roaming\Bricsys\BricsCAD\バージョン\ja_JP\Support\ となっているフォルダです。)
「設定」のダイアログは閉じます。
2.次に、エクスプローラーを起動して、今コピーしたフォルダー情報を下図の赤い枠の所にコピーして、「Support」フォルダーを開いてください。
3.ここに、「メモ帳」などのテキストエディタでハッチングパターンを登録する「*.pat」ファイルを作成します。
ファイルの作成書式
例)
TESTHACH.pat
ファイルの内容
ーーーーーーーーここから
*TESTHACH, ;テストハチングパターン [#d268dafd]
45,0,0,0,20
45,2,0,0,20
45,4,0,0,20
ーーーーーーーーーここまで
以上
<内容説明>
ファイル名
TESTHACH.patとし、拡張子は「pat」としてください。
*TESTHACH(ファイル名を書きます。), ;コメントが書けます。無くてもOK [#w2f99d41]
※ファイル名の最後は必ず、”,” で区切ってください。*は必ず先頭に記述してください。
45,0,0,0,20 (これで1本の線です)
内容、45は 45度の角度の線
次の0,0はラインの開始位置、X,Y座標です。2本目の線との間隔や、破線の場合のズレが発生できます。
4番目の 0 は、2本目のY方向の開始位置です。
最後の 20 は 1本目と2本目の間隔です。
パターンは実線の場合は、以上でOKです。
破線の場合は、最後に
破線のラインの長さと空白の長さを指定します。
最後に、ファイルを保存して終了です。
ハチングの「パターン」の「種類」を「カスタム」にして名前の[…]アイコンをクリックすると、作成したファイルが表示されます。選択し、OKで完了です。
BricsCADで作図にあたり、平行線を作図する方法です。
いろいろな方法がありますが、オフセットコマンドを使用した方法を説明します。
今ある線を距離を指定して平行に作図することができます。
1つの斜め線に100mm離して同じように線を作図します。
1.コマンド選択「オフセット」ボタンを選択します。メニューの[修正]-[オフセット]からも選択できます。
2.コマンドラインにオフセット距離を入力と表示されるので、100と入力し「Enter」をクリックします。
3.コマンドラインに「図形を選択」表示されるので、オフセットしたい図形を選択すると、カーソルがある方向に100mm離れて図形が表示されます。どちら側に作図したいか、カーソルで選択します、両側に作図したい場合は、「B」を入力します。
4.今回は、右側に作図してみますので、右をマウスでクリックします。再度、図形を選択すると、その図形から100mmの位置に作図できます。終了する場合は、「ENTER」で終了です。
以上
ツールバーアイコンからのコマンドの起動は、手数が少なく便利です。初期のツールバーは基本的なものしか表示されていないので、作図によく使用するコマンドのツールバーの表示方法を説明します。
ツールバーアイコンのある位置にマウスカールを移動し、その位置でマウスの右ボタンをクリックします。
そこで表示したメニューの一番上にある、「BRICSCAD」を選択します。
すると、図のように、コマンドのツールバーアイコンが表示されるので、そこからよく使用するコマンドのツーバーアイコンを選択し画面に表示させ使用してください。
ツールバーを移動するには、ツールバーアイコンの名称の部分にマウスカーソル移動し、マウスの左ボタンでドラッグして好きな場所に移動してください。
メニューの近くに移動すると、ドッキングさせることができます。
ドッキングしたツールバーアイコンを移動させるには、画面の赤丸部分、グレーの色で ・・・・ になっている部分に再度、マウスカーソルを移動しドラッグすると、移動させることができます。
以上
LISPなどのプログラムを誤ってロードした場合の確認方法です。
誤って部分cuiファイルを、メインcuiファイルとして読み込んでしまった場合、
デフォルトのBricsCADのメニューが消えてしまい、カスタマイズのメニューのみになってしまいます。
その場合の確認方法です。デフォルトのメニューは下記のフォルダに入っています。
C:\Users\(ログインユーザ)\AppData\Roaming\Bricsys\BricsCAD\(BricsCADのVer)\ja_JP\Support\default.cui
※( )の中は、使用中のログインユーザー及び、BricsCADのバージョンにより違います。
下図の赤枠の部分が、上記のフォルダー以外になっている場合は、上記に変更してください。
上記は問題ない場合、「default.cui」ファイルが壊れている可能性があります。
その場合、ブログ内の「BricsCAD 部分CUIファイルを読み込んでもコマンドが消えてしまう」の記事を読み、
対処してみてください。
以上