BricsCAD Revit(Autodesk)ファイルの読込に関して

Revitインポート機能を使用すると*.Rvtファイルを3DソリッドとしてBricsCAD BIMにインポートすることができます。ただし、Revitモデルからのプロジェクトデータとモデルメタデータ、つまり、拘束、壁タイプ構造アセンブリ、マテリアルなどはインポートされません。

Revitプロジェクトファイルの設定方法に応じて、選択したジオメトリを3Dビュー、FamilyCategories、レベル、またはビューワークセットでインポートすることを選択できます。

RVTファイルをソリッドとしてインポートすると、ジオメトリのみがインポートされ、BIMメタデータは添付されません。ソリッドは、後でBricsCADのダイレクトモデリングツールを使用して分類及び編集できます。

BricsCAD BIM V22では現在、Revit2015-2020ファイルのインポートのみサポートされています。Revitの新しいバージョンで作成されたモデルをインポートする場合は、モデルをIFCファイルとしてBricsCADにインポートすることを検討してください。

BricsCAD 標準規格チェック機能

標準規格図面と現在作成中の図面をチェックし、画層、線種、文字スタイル、寸法スタイルの違いをチェックするコマンドです。

チェック方法を説明します。

●標準図を保存

まず、標準図を用意し、図面を開きます。

【手順】

1.標準の基準にしたい図面を開きます。

2.「名前を付けて保存」コマンドを起動し、ファイルの種類から「標準ファイル(*.dws)」を選択し保存します。

3.名前を決めて保存します。これで、基準となる図面ファイルが保存できます。

●チェック図面の設定

チェックしたい図面に標準図面とする図面を設定します。

【操作手順】

1.チェックしたい図面を開きます

2.「STANDARDS」コマンドをコマンドラインに入力し実行します。「CAD標準」ダイアログが開きます。

3.下図赤丸の「標準ファイル追加」ボタンをクリックし、表示された「標準ファイルを選択」ウィンドウから、先程登録した標準ファイルを選択し、[開く]ボタンで追加します。

4.標準の位置に標準ファイルが追加されますので、[OK]ボタンで設定を完了し図面を登録しておきます。

●チェック方法

標準ファイルを設定した図面をチェックします。

【操作方法】

1.チェックしたい図面を開きコマンドラインに[CHECKSTANDARDS]と入力し、実行します。
「CAD標準をチェック」ウィンドウが表示され、「違反:」の箇所に標準ファイルで使用していない画層、線種、文字スタイル、寸法スタイルが表示されます。次へボタンで次の項目チェックができます。

2.違う画層があっても問題ない場合は、「■無視としてマーク」にチェックを入れ、「次」ボタンをクリックします。

3.修正したい場合は、修正したい標準フォームの項目を選択し、修復ボタンをクリックします。

4.全ての確認が終わると、「標準チェックが完了しました。」と表示されるので、[OK]ボタンをクリックし、「CLOSE」ボタンでコマンドを終了してください。

5.図面の保存時に、ファイルにまだ、修正及び、無視する設定がされていない場合、以下の「標準違反」メッセージが表示されます。[置換]か[保持]が選択できます。

6.[置換]をクリックした場合は、「CAD標準をチェック」ウィンドウが開きますので、そこで修正することになります。[保持]をクリックした場合は、そのまま、保存し終了となります。

●標準チェックの設定

1.デフォルトの設定では、下図のように右下にメッセージが表示されます。ここで、[標準チェク]をクリックすると、「CAD標準をチェック」ウィンドウが開きます。

2.メッセージの表示方法は、以下の設定で変更できます。
メニューの[設定]-[設定]の「プログラムオプション」の「標準」の「標準違反通知」の項目を設定します。
[0] 通知はオフ
[1] 警告ダイアログを表示
[2] アイコンがステータスバーに表示されています
から、選択します。

以上


BricsCAD ベースビューを編集

ベースビューを作成した後に、ビューの表示内容を変更することができます。

ビューを編集

【操作方法】

1.コマンドを選択

2.編集するビューを選択します。ビュー枠の中をクリックし、「Enter」で決定します。

●形状(3D表示にします)

3.オプションコマンドの「形状」を選択します。

4.オプションコマンドの「3D」を選択します。

5.3Dの立体表示に変更されます。

●尺度(図形の拡大)

3.ビューを選択後、オプションコマンドの「尺度」を選択します

4.標準で設定されている尺度が表示されるので、変更したい尺度を選択します。「1:2」を選択します。

5.ビューの大きさが変更されます。

6.ビューの枠を選択し、移動コマンドで、基点を指定して移動します

7.基点を指定して移動させます。

8.移動位置を決定します。

●隠線(隠線を表示させます)

3.選択後オプションの「隠線」を選択します

4.「はい」を選択し、隠線を表示します。

5.隠線が表示されます

●正接線(円弧等の接線を表示)

3.選択後オプションの「正接線」を選択します。

4.「はい」を選択し、正接線を表示します。

5.正接線が表示されます

以上

BricsCAD 三面図(投影図)の作図方法

三面図、投影図の作図方法の説明です。BricsCADでは三面図を「ベースビュー」コマンドにて作図します。

【作図方法】

1.三面図を作成したい図面を開きます。

2.[リボン]メニューの[注釈]タブ[ベースビュー]コマンドを選択します。コマンドが起動するので、モデルをオプションコマンドの[モデル全体]で選択します。
※一部のモデルを選択し作図することもできます。

3.「カレントにする新規、または、既存のレイアウト名を入力<Layout1>:」と、表示されるので、新しく「三面図」と入力しレイアウトタブを作成します。文字を入力したら、そのまま、[Enter」キーをクリックします。
※レイアウト名を入力しない場合は、そのまま、「Layout1」タブが表示され、そこに配置していきます。

4.「三面図」レイアウトタブが作成され、部品がカーソルについて表示されます。最初に正面図を適当な位置に配置し、その位置を中心に左右、前後、斜めにアイソメ図形が表示され、配置できます。

5.正面図を配置し、その左右前後、斜めにカーソルを移動させるとそれに見合った図形が表示されるので、そのまま配置します。終了する場合は、終了ボタンをクリックします。

6.配置は一応、これで、完了です。

三面図をモデル空間に2D図面化

1.レイアウト図を完全に2D化してモデル空間で使用できるようにするには、下記の方法となります。
リボンタブの[注釈]-[ビューを書き出し]を選択し、実行します。

2.コマンドをクリックすると、図形を選択するモードになりますので、2D化する「ビュー」を選択し、「Enter」で決定するか、オプションの「すべて」を選択します。

3.決定すると、クリップボードに図形をコピーするか、ファイルにするか、モデル空間に図形をコピーすることができます。モデル空間を選択します。

4.選択したビューを削除するか、残すかの選択となります。「はい」を選択すると、レイアウト空間の図形は全て削除します。「いいえ」を選択すると残したままとして作業を継続します。

5.モデル空間の表示が正面の場合は、「上」からの表示に切り替えます。

6.表示を上からに変更し、2D図面の配置位置を決定します。これで、自由に2D図面を使用することができます。

以上

BricsCAD 3D 外部参照部品の編集方法

外部参照部品でアセンブリされている部品を編集し、アセンブリを更新する方法を説明します。

【操作方法】

1.アセンブリ図面を読込メカニカルブラウザを開いておきます。

※メカニカルブラウザは、リボンメニューが表示されている位置で、マウスの右ボタンをクリックし、[パネル]-[メカニカルブ ラウザ]をクリックしブラウザを表示します。

2.変更したい部品を選択します。メカニカルブラウザの部品が選択されますので、選択された部品の上で、マウスの右ボタンをクリックし、表示されたメニューの[開く]をクリックします。

3.選択した外部参照部品が単独で表示されるので、修正したいカ所を編集し、保存します。

4.編集が終了したら、元図のアセンブリ図面を開きます。まだ、この段階では、アセンブリ図面には修正は反映されていません。

5.メカニカルブラウザのメインのアセンブリ名を選択し、マウス右ボタンの[更新]ボタンをクリックします。

6.外部参照部品の修正が反映されます。

以上

BricsCAD オプションコマンドに関して

BricsCADのコマンド実行時にオプションメニューがコマンドラインに表示されます。
Line(直線)コマンドの場合オプションに「角度(A)」/「長さ(L)」/「元に戻す(U)」:と表示されます。

このオプションコマンドは、コマンドラインにそれぞれ、「A」、「L」、「U」と入力し、ENTERでも実行できますが、そのまま、マウスカーソルを、角度、長さ、元に戻すの場所に移動し、クリックすることによっても実行できます。

●プロンプトメニューの表示

また、下図のようなプロンプトメニューが表示されなくなった場合の表示方法を説明します。
プロンプトメニューは、オプションコマンドがそのままメニューとして表示されます。こちらも、そのまま、マウスで選択できます。

【表示方法】

設定コマンドを起動し、設定ダイアログの検索欄に「プロンプトメニュー」と入力し、下矢印マークを選択します。プロンプトメニュー欄を「表示する」に変更します。

以上

BricsCAD キー操作のデフォルトコマンド

ファンクションキーコマンド内容
F1ヘルプの起動
F2コマンドウィンドウの拡大表示
F3[図形スナップ]のON/OFF
F6[ダイナミックUCS]のON/OFF (3Dコマンド)
F7[グリッド表示]のON/OFF
F8[直交モード]のON/OFF
F9[スナップ]のON/OFF
F10[極トラック]のON/OFF
F11[スナップトラッキング]のON/OFF
F12[クワッド]のON/OFF
Enter直前コマンドの実行
ショートカットキーコマンド内容
Ctrl+A全ての図形を選択
Ctrl+BスナップのON/OFF
Ctrl+Cコピークリップ
Ctrl+F文字列検索と置換
Ctrl+GグリッドのON/OFF
Ctrl+L直交モードのON/OFF
Ctrl+Nテンプレートでの新規図面作成
Ctrl+O図面を開く
Ctrl+P印刷
Ctrl+Q図面を閉じる
Ctrl+S上書き保存
Ctrl+Tマルチテキスト入力
Ctrl+Vクリックコピーの貼り付け
Ctrl+X切り取り
Ctrl+Z元に戻す

以上

BricsCAD グリップに関連する寸法表示の非表示設定

BricsCADでは、図形を選択しグリップにカーソルを移動させると、そのグリップ地点に関連する寸法線、角度線が表示されます。簡単に非表示にするには、ステータスバーの「ダイナミック」の設定をOFFにすれば、非表示になりますが、ダイナミック入力も出来なくなります。

※ただし、グリップへの吸着がなくなる為、不便な面も出てきますので、ご注意ください。

ダイナミック入力は必要だけど、関連する寸法値などの表示は不要な場合は、以下の設定をOFFにしてください。

[図面]ー[2D作図]ー[表示/ビュー]ー[グリップ]ー[グリップへの吸着]をOFFにします。

上記設定にて、下図のように、カーソルをグリップに移動しても寸法表示、角度表示は、非表示となります。

ダイナミック入力は使用できます。

以上

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