BricsCAD 3Dのパラメトリック化(Pro以上)

3D図形をパラメトリック化する方法の説明です

【操作方法】

適当に図形を作成し、大きさを指示する方法の説明です。

1.最初に各ソリッドを一致、平行、角度拘束で指定しておきます。パラメータにてサイズを変更する場合、変更させたいソリッドは基本ソリッドに対して一致させておく必要があります。


2.まず、ユーザーパラメータを設定しておきます。ワークスペースを「モデリング」で起動します。リボンmenuの「パラメトリック」タブを選択します。[管理]-「ユーザーパラメータ」を選択しコマンドを起動します。

3.パラメータが1つ追加されます。通常は「v1=1」と追加されるので、パラメータ欄の「v1=1」を選択します。下に「名前   v1」と表示されるので、その欄をクリックして「v1」を高さのパラメータとしてわかりやすいように「H」に変更しておきます。ついでに数値も適当な値を入力しておきます。「表記」の箇所が数値となります。

4.パラメータを追加するには、「パラメータ」の項目を選択し、マウス右ボタンをクリックしショートカットメニューの「新しパラメータを追加」の項目を選択します。新しくパラメータが追加されますので、名前を「W」に変更し、数値も適当な値を入力しておきます。

5.それから、奥行き「D」、板厚「T」のパラメータを追加しておきます。

6.3D拘束する時には、思わぬ方向に図形が移動しないように、あらかじめ基準となる面は、固定しておきます。ここでは、底面を「固定」拘束で指定しておきます。

7.次に3D拘束の「距離拘束」にパラメータを使用して設定します。「距離」拘束を選択します。

8.高さ(H)、幅(W)、奥行き(D)、板厚(T)を距離拘束を使用して定義します。まず、高さを指定します。「距離」拘束コマンドを実行します。「最初の図形を選択、または指定・・・」とでますので、底面を指定します。「2番目の図形を選択、または指定・・・」と表示されるので、上面を指定します。

9.指定した2面の長さが表示されるので、パラメータの「H」をコマンドラインに指定しておきます。距離拘束項目がパネルに追加され、表記は「H」値はパラメータの「H」に指定されている値ご表示されます。

10.幅を指定します。「距離」拘束コマンドを選択し、側面2カ所を指定します。コマンドラインの距離の指定には、「W」を入力しておきます。

11.距離拘束がパネルに追加され、表記が「W」、値は「W」パラメータの値が表示されます。

12.後は、奥行き(D)と各板の厚さ(T)を同じように指定します。

13.最後に中板に関しては、2枚をそれぞれ1/3の位置に配置するように指定します。「距離」拘束コマンドを使用し、天板の板の面、上段の中板の上の面を指定します。

14.コマンドラインに次の式を入力します。これは、高さから4つの板の厚さを引き、残りの長さを3で割ります。「(H-T*4)/3」この式を入力します。下の中板にも同じく設定します。

15.これで、設定は完了です。

以上

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以上

BricsCAD AutoCADからの移行に関して

AutoCADからBricsCADへ移行する場合、いくつかのファイルを移行することができます。その移行手順をご説明します。

1.AutoCADとBricsCADを並行して実行しながら移行する

  • ネットワークフォルダの確立
  • カスタマイズの移行
  • 周辺機器の複製
  • 不要なファイルは削除し最小限の移行を実施
  • AutoCADを実行しながらBricsCADをテストして移行する

2.移行するツールを特定する

  • カスタムCUI(標準の ACAD.CUIx を含む)、ACAD.pgp
  • ツールパレット、LSP/ARX ファイルを含む
    -標準の ACAD.LSP および ACADDOC.LSP
    -VB および .NET ルーチン
    -DST ファイル(シート セット)
    -DWG/DWT テンプレートとブロック
    -PC3 ファイル、PMP、プロッター
  • プロット スタイル、カスタム ハッチング パターン
  • フォント(.shx ファイル)

3.移行時にクリーンアップ

  • バックアップ ファイルを削除する
  • 古いプログラムを削除する
  • フォルダ構造を簡素化する
  • ブロック/パレットをきれいにする
  • 移行は最小限に限定する

4.基本的なサポートファイル

  • ACAD,PGP は BricsCADでは DEFAULT.PGP となります。
  • ACAD.LSP は BricsCADでは ON_START.LSP となります。
  • ACAD.CUIx は BricsCADでは DEFAULT.CUI となります。
  • ACADDOC.LSP は BricsCADでは ON_DOC_LOAD.LSP となります。

5.PGP File(コマンドエイリアス)の移行

コマンドエイリアスは、 *.pgp ファイル に保存されます。デオルトでは下記フォルダにある「DEFAULT.pgp」ファイルが使用されています。

c:\ユーザー(USER)¥[ユーザー名]¥AppData¥Roaming¥Bricsys¥BricsCAD¥[バージョンNo]¥ja_JP¥Support¥default.pgp

※上記フォルダの記載の [ ***] の中の名称はそれぞれの環境、BricsCADのバージョンにより異なります。また、AppData は隠しフォルダとなっておりますので、エクスプローラの[表示]タブの「■隠しファイル」のチェックをonにしてください。「■ファイル名拡張子」にもチェックを入れておくと、ファイルの拡張子が表示されます。

・AutoCADの場所から「ACAD.pgp」ファイルをコピーします。BricsCADの上記 「support」フォルダに貼り付け 「DEFAULT.pgp」の名前に変更してください。

6.LISP File (.lsp)の移行

BricsCADが起動すると、ON_START.LSPというAutoLISPファイルが自動的に検索され、サポートパスの通ったファイル内で見つかったコードが実行されるため、そのファイルが存在し、BricsCADがそれを見つけられることを確認する必要があります。ON_START を配置するだけです。BricsCADのサポートディレクトリの設定は、「設定」コマンドを使用して「プログラムオプション」-「ファイル」の下でこれを管理できます。

  • AutoCAD の場所から「ACAD.LSP」をコピーします。BricsCADサポート フォルダに貼り付けし、ファイル名を「On_Start.LSP に変更します。
  • キーファイルの名前を変更します
  • ハードコーティングされたパスとAutoCAD固有のフォルダに注意してください。

7.Tool パレットの移行

ツールパレットは、ユーザーの効率を向上させます。通常、ツールパレットは「ベストプラクティス」の一部であり、既存のCADプラットフォームからインポートできます。

ツールパレットのエクスポート(AutoCAD側)

  • 任意の図面で「CUSTOMIZE」と入力して、「カスタマイズ」ウィンドウを開きます。
  • ツールパレットを右クリックし、「エクスポート」を選択します。
  • .xtp ファイルを保存する場所を選択します。
  • ターゲットシステム(またはターゲットプログラム)で、CUSTOMIZE コマンドを入力します。
  • 任意のパレット名を右クリックし、[インポート]を選択します。
  • 目的のフォルダを参照します。
  • [閉じる]をクリックします。

ツールパレットをインポート(BricsCAD側)

  • ツールパレットパネルを開きます。
  • 「ツールパレット」パネル右端の「縦三点リーダー」アイコンをクリックして、「パレットをカスタマイズ」を選択します。「カスタマイズ」ダイアログボックスが開きます。
  • 「カスタマイズ」ダイアログボックスの「パレット」パネル内で右クリックし、コンテキストメニューから「読み込み」を選択します。
  • 「パレットの読み込み」ダイアログで、フォルダーを選択し、パレットファイル(*.xtp)を選択します。
  • 「開く」ボタンをクリックするか、ダブルクリックしてパレットをインポートします。パレットがパレットリストに追加されます。
  • 「閉じる」ボタンをクリックして、「カスタマイズ」ダイアログボックスを閉じます。

8.プロッタファイル(pc3、pmp files)の移行

BricsCADは現在のプロッタ、PC3ファイル、およびPMPを使用します。

  • 現在の場所から現在のプロッタファイルを見つけ、BricsCADサポートフォルダーにコピーして貼り付けします。
  • PC3ファイルは、下記フォルダに保存されます。
    c:\ユーザー(USER)¥[ユーザー名]¥AppData¥Roaming¥Bricsys¥BricsCAD¥[バージョンNo]¥ja_JP¥PlotConfig¥*.pc3

※上記フォルダの記載の [ ***] の中の名称はそれぞれの環境、BricsCADのバージョンにより異なります。また、AppData は隠しフォルダとなっておりますので、エクスプローラの[表示]タブの「■隠しファイル」のチェックをonにしてください。「■ファイル名拡張子」にもチェックを入れておくと、ファイルの拡張子が表示されます。

9.CUIコンポーネントの移行

BricsCADの外観やユーザーインターフェース要素はプロファイルやCUIにより設定できます。

CUIコンポーネントの移行

  • カスタム要素のみでクリーンは CUx を作成します
  • AutoCADでCUIを開きます。カスタムCUIをエクスポートします。

    AutoCAD CUI 転送タブを使用する要素
  • 部分CUIを保存します。
  • 部分的なCUI をBricsCAD CUI に読み込みます。
  • リボンメニューまたは、ツールバーのある場所で、マウス右ボタンをクリックして、メニューの「カスタマイズ」を選択します。
  • 「カスタマイズ」ウィンドウを開き、メニュータブの「BricsCAD」を選択し、マウス右ボタンメニューの「部分CUIファイルをロード…」を選択し、CUIファイルを選択しロードします。

BricsCADの環境が問題ないと確認できるまで、AutoCADは削除せず、残しておいてください。

10.シートセット(.dst)、図面テンプレート、ブロックの移行

シートセットファイル(.dst)、図面テンプレート(.dwt)、およびブロックは、現在のローカルの場所に置いておくことができます。

「設定」コマンドを使用して、それぞれのパスを参照し、それに応じて変更してください。

以上

BricsCADの詳しい情報は下記を!

ACAD-DENKI 立ち上がり動作が遅くなったら

ACAD-DENKIの立ち上がりが遅くなったら、以下の項目をチェックしてみてください。

1.差分パッチを最新にする

ACAD-DENKIでは、修正プログラムがアップされている場合があります。
図研アルファテックのサポートページを確認していただき、ご使用中のバージョンの差分パッチをダウンロードしてインストールしてみてください。
差分パッチのダウンロード先は以下のURLです。

https://www.alfatech.jp/support/update/

2.メニューファイルを初期化してみる

稀にMENUファイルが壊れてしまう場合があるようです。以下のURLより「メニュー初期化ツール」をダウンロードして、メニューを初期化してみてください。
※メニューの位置など変更している場合は、初期値に戻りますので、ご注意ください。

https://www.alfatech.jp/support/update/tools.html

3.プロファイルの初期化

※この処理もMENUなどカスタマイズしている場合は、初期化されてしまいますので、ご注意ください。

1)menuの[ツール]-[プロファイル管理]を起動します。

2)「ユーザープロファイル管理」ウィンドウが表示されますので、この中のチェックが付いているプロファイルを確認します。このプロファイルを削除します。

3)一旦、別のプロファイルを選択し、[カレントにセット]ボタンを押して、一旦、別のプロファイルを選択状態にしておきます。(※カレントのプロファイルは削除できない為)

4)最初に選択されていた削除するプロファイルを選択し、[削除]ボタンをクリックして削除を実行します。

5)削除確認メッセージが表示されるので、[はい]をクリックして実行します。

6)プロファイルが削除されましたので、[X]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じ、ACAD-DENKIを再起動します。

7)再度プロファイル管理を立ち上げると、削除したプロファイルが新しく作成されていますので、これで、初期化されました。ウィンドウは閉じてACAD-DENKIをご使用ください。

以上

BricsCAD 図形スナップに「基点設定」を追加する

現在(V23にも)、図形スナップには「基点設定」が標準では追加されていません。この「基点設定」は「カスタマイズ」コマンドから追加できます。「基点設定」とは基点を設定し、オフセットした位置から作図することができる図形スナップです。

【操作方法】

1.「リボン」menuや「ツールバー」に配置されている場所にてマウス右ボタンをクリックしてショートカットmenuを表示し「カスタマイズ」コマンドをクリックします。

2.「カスタマイズ」ウィンドウが表示されます。

3.ツールバーの「図形スナップ」に「基点設定」を追加したい場合、「ツールバー」タブを選択し、右の窓の「図形スナップ」の中の「基点設定」を選択しドラッグしながら、左側ウィンドウの「図形スナップ」ツールバーの中にペーストします。選択した位置の上側にコピーされます。

4.下図のように「基点設定」が選択した項目の上側に追加されます。

5.図形スナップに「基点設定」アイコンが追加されます。

以上

BricsCADの詳細は、以下のURLをご覧ください。

BricsCAD 外れ図形検知(FINDOUTLIERS)

※V23でのコマンド説明となります。

作図有効領域の外に大きく離れた場所にゴミ図形がある場合の検知方法の説明です。
簡単には、マウスの中ボタンをダブルクリックすると、図形範囲が全て表示されるので、図形全選択で、離れたばしょの選択図形を調べるか、「FINDOUTLIERS」コマンドを実行することで、おかしな場所の図形位置が表示されます。

【操作方法】

1.コマンドラインに「FINDOUTLIERS」と打ち込みます。「外れ図形検索」コマンドパネルが開かれます。

2.異常の図形がある場合は、右下の青いボタンにいくつの異常図形があるか表示されるので、クリックすることにより、場所が表示されます。

3.異常のある項目が表示されるので、その項目を選択すると実際の図形が選択されます。

以上

BricsCAD 図形スナップの設定に関して

※以下の操作画面はV23での画面となります。

図形スナップができない場合、[設定]の[図面]-[2D作図]-[座標入力]-[図形スナップ]の設定が選択されていない場合もあります。確認ください。

すべての項目にチェックが無い場合、図形スナップをONにしていてもマーカーが表示されません。このような場合、上記設定箇所を確認してください。

【各項目の説明】

1.■スナップマーカー

下図のような図形スナップのマーカーのみ表示されます。

2.■スナップツールチップ(DISPLAYTOOLTIPS)

チェックをすることにより、図形スナップの名称も表示されます。
「DISPLAYTOOLTIPS」 : 1:ON  0:OFF

3.■スナップ吸着

動作不明? チェックがある無しに関係なく、吸着する。

4.■極トラッキング

指定した角度の補助線が下図のように表示されます。表示される角度は、極角度、極追加角度となります。極角度の設定は、指定した角度毎に補助線が表示されます。
例)極角度:90  ・・・ 0°、90°、180°、270°(90°)
※補助線は、設定されたUCSのX座標、Y座標の色で表示されます。X座標は赤、Y座標は緑

極トラッキングは、1点目から表示されます。

極トラック指定の表示角度指定は、下図の場所になります。

極角度を45°に変更した場合、90°毎の補助線に加え、45°毎に補助線が表示されます。
45°の補助線は紫色で表示されます。

例)極角度45  ・・・ (半時計回り)0°、45°、90°、135°、180°
             ( 時計回り)45°、90°、135°

・下図のように「極追加角度」に設定した場合、「■極トラッキング追加角度を使用」にチェックを入れることが必要です。

「極追加角度」に「15;30」と追加した場合、「極角度」プラス「極追加角度」で補助線が発生します。「極追加角度」に設定した角度の時のみ表示されます。
「極追加角度」には最大10個の角度を;(セミコロン)を付けて追加できます。

「極モード」の「■相対」にチェックがある場合、作図を始めるスナップした図形をもとに角度が指定されます。「□相対」のチェックが無い場合は、絶対座標をもとに、スナップした図形にかかわらず設定された角度で補助線が表示されます。

「■相対」にチェックがある場合、垂直の図形にスナップして作図を開始すると、15°、30°の補助線の表示場所が変わってきます。

5.図形スナップのトラッキング

図形スナップの延長と極トラックの交わった場所にスナップしたい場合などに便利に使えます。
「■図形スナップのトラッキング」にチェックを入れてください。

下図のように図形中心スナップの延長と極座標45°の極トラックの交点にスナップさせることができます。

6.極トラックと図形スナップトラックのツールチップ

極トラック、図形スナップトラックの切替

以上

BricsCADの詳しい情報は下記サイトより

BricsCAD リアルタイムモーションの設定(3D作業)

リアルタイムにマウスの中ボタンで、画面を回転させる方法です。「Shift+中ボタン」「Ctrl+中ボタン」等、画面を回転させ作業できます

【操作方法】

1.マウス中ボタンをクリックしたまま、「Shift」+マウス中ボタンにて画面を動かすことができない場合、[設定]-[設定]ウィンドウから検索窓で「マウスショートカット」で検索してください。それか、「プログラムオプション」-「システム」から下方向に「マウスショートカット」へ移動し、「[1]マウスショートカットを有効」を選択します。設定できたらウィンドウは閉じます。

2.以下のキーで動作することが可能となります。

「Shift」+中ボタン   ・・・・ リアルタイム球回転
「Ctrl」+中ボタン    ・・・・ 固定Z軸回転
「Ctrl」+「Shift」+中ボタン  ・・・・ 球回転

※上記はそれぞれ、マウスボタンをクリックした位置を中心に画面が移動されます。

最初は思う方向に図形を回転できないかもしれませんが、操作していれば、コツがつかめるかと思います。

以上

BricsCADの詳細は以下URLからご覧ください。

BricsCAD 体験版などでライセンスを簡単選択起動

BricsCADで購入を検討する場合、体験版では、全ての機能が使用できます。しかし、購入する場合、Liteにするか、Proにするか、Mechanical、BIM等、ライセンスを決めて運用し、機能を確認することが簡単にできるようになりました。
※体験版モードで実行した場合にのみ表示されます。

【操作方法】

1.リボンmenuの[管理]タブを選択し、「ライセンス」の「体験版ライセンス」メニューで▼をクリックしてメニューを広げ、確認したいライセンスを選択します。
※体験版モードで実行した場合にのみ表示されます。

通常製品にて変更したい場合「SETLICENSELEVEL」コマンドを実行することにより変更できます。

2.BricsCADを再起動します。選択したライセンスで起動されます。
※ライセンスを変更する場合は、必ず再起動してください。選択しただけでは変更されません。

以上

BricsCADの詳しい内容は以下をクリック!

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