組図からの部品作成方法(Pro)V23

ワークスペースをモデリングにて組図を作成し、その組図から部品をそれぞれ個別部品として保存し、外部参照とする方法を説明します。

【操作方法】
1.組図面を作成します。メニューの[ツール]-[ブロック作成]を選択します。
「メカニカルブラウザ」パネルが開きます。

2.組図から1つ1つ部品を登録します。メニューの「メカニカル」-「アセンブリ」-「コンポーネント形成」を選択します。

3.登録したい部品を選択し、「Enter」で決定します。

4.部品登録時の挿入基点を指示します。

5.「メカニカルコンポートネントを保存」ウィンドウが開くので、部品名を入力し部品を登録します。

6.部品が外部参照で登録されます。

7.同じ形状のソリッドを自動的にブロック化することができます。メニューの「ツール」-「ブロック化」を選択します。

8.登録した「部品A」を選択します。オプションとしては「等しいソリッドと一致(E)」を選択しておきます。選択し「Enter」で決定します。

9.検索範囲として「図面全体(E)」を選択します。

10.同じソリッドが図面全体からチェックされ選択され、同じ部品として登録されます。

同じようにしてその他の部品を登録していきます。

●外部参照の部品の色を変更したい場合

【操作方法】

1.メカニカルブラウザにて色を変更したい部品を選択し、マウスの右ボタンをクリックしてショートカットメニューから「開く」を選択します。

2.外部参照の部品が開くので、プロパティパネルにて色を変更します。

3.組図に移動し、メカニカルブラウザから部品組図を選択して、マウス右ボタンのショートカットメニューから「更新」を選択します。

4.外部参照部品の色が変わります。

以上

BricsCAD レイアウトを挿入する方法(BIM V23)

レイアウト空間にレイアウト図形を挿入する方法を説明します。この機能は、V23からBIMのコマンドとなります。

【操作方法】

1.他の図面のレイアウト図形を挿入したい図面のレイアウト(ペーパー空間)を開きます。
この時、挿入したい図面も読み込みLAYOUT図面も表示しておきます。
例)A図面のレイアウトに、B図のレイアウト図形を挿入したい場合

2.コマンドラインに「INSERTLAYOUT」と入力し、実行します。「図面を選択」ダイアログが開きます。レイアウト図形を挿入したい図面を選択します。

3.次に、レイアウトタブが複数ある場合、挿入したいレイアウト図形のあるレイアウトタブ名を入力し、「ENETR」で決定します。

4.レイアウト図形が表示されるので、挿入基点を指示して図形を挿入します。
ブロックとして挿入されます。

以上

BricsCAD 3D図形に重さ(質量)を割付る方法(Mechanical)

図形の質量を調べるには、図形にマテリアルを割り付ける必要があります。図形にマテリアルを割り付ける方法を説明します。

【操作方法】

1.メカニカルブラウザを表示させ、図形をコンポーネントとして登録します。図形を選択してリボンMENUの[アセンブリ]タブの[修正]-[形成]コマンドを実行します。

2.ローカルコンポーネントの基準点を指定します。図形上で指定するか、現在の座標で問題なければ、そのまま「ENTER」を押して決定します。

3.新しいメカニカルコンポーネント名を指定します。

4.メカニカル側に追加されたコンポーネントを選択し、マウスの右ボタンをクリックして表示されるメニューの「コンポーネントにマテリアルを設定…」を選択します。

5.マテリアルを選択します。プロパティから密度をクリックして変更することもできます。
[OK]ボタンをクリックし設定を決定します。

6.マテリアルは「鉄」と表示され、プロパティパネルには、重さが表示されます。

以上

BricsCAD 3D作図の為のテンプレート(面設定)

BricsCADにて3D図面を作成するにあたり、スケッチ作図用の3つの面を作成しておくことにより、正面、平面、右側面の図形を作図しやすくします。

【作成方法】

1.リボンMENUの「スケッチ」タブの「長方形」コマンドを選択します。

2.コマンドラインに「-100、-100」と入力し、「Enter」を押し、ダイナミック入力で対角線側のXの長さとYの長さを「200」で入力し、一辺 200 の矩形を作図します。
(※作図する矩形の大きさは好みにより変更ください。0,0原点を中心に左右上下に均等に作図しておきます。)

3.「サーフェス」タブの「リージョン」コマンドを選択します。

4.矩形を選択し、「Enter」をクリックします。表示が変わらない場合、プロパティパネルの「表示スタイル」が「2Dワイヤフレーム」になっていますので、「モデリング」に変更しておきます。矩形範囲にリージョンが作成されます。

5.リージョン面を選択し、メニューの「サーフェス」タブ、編集の中の「ステッチ」コマンドを選択します。「リージョン」が「サーフェス面」に変更されます。

6.次に、正面から見た場合の矩形のサーフェス面を作成します。コマンドラインに「UCS」と入力し「Enter」を押します。「UCS原点を指定...」と表示されるので、オプションの「X」を選択します。コマンドラインに「X軸回りの回転角度を入力 <90>:」と表示されるので、そのまま、「Enter」を押します。

7.UCS座標が下図のように表示されますので、表示方向を「正面」をクリックして変更します。

8.正面からの表示方向が、XY座標辺面となるので、1~5の操作を行い同じように矩形のサーフェス面を作成してください。

9.コマンドラインに「UCS」と入力し、実行します。今度は、オプションで「Y」を選択します。「Y軸回りの回転角度入力」で再度90°回転させます。

10.UCS座標が下図のように表示されますので、表示方向を「右」をクリックして変更します。

11.今度は、右からの表示方向が、XY座標辺面となるので、1~5の操作を行い同じように矩形のサーフェス面を作成してください。

12.これで、3面のサーフェス面が作成できたので、UCS座標は、UCSコマンドを入力し、ワールド座標にもどしておきます。

13.新しく画層を作成し、その画層に3面を移動させます。

14.3D拘束時に面が誤って移動しないように、固定の拘束をかけておきます。各面を選択し、「パラメトリック化」の「固定」コマンドを実行します。

15.メカニカルブラウザを表示し、上部の各「固定_1~3」を選択し、下部の「名前」部分を選択して「平面」「正面」「右側面」と名称を分かり易く変更しておきます。

16.「ボディー1~3」に関しても「平面」「正面」「右側面」に変更します。

17.作成した画層の設定は、以下のように設定しておきます。
ロック画層をロック、色を141、透過性を40、印刷は非印刷 とします。

18.最後にテンプレートとして名前を付けて保存しておきます。

以上

【使用方法】

1.表示方向で作図したい面の方向を選択します。

2.DUCS(ダイナミックUCS)がONになっていることを確認します。

3.長方形コマンドを実行すると、作図する面が自動的にXY座標となり、作図できます。

4.押し出しコマンドを起動して、両側に押し出します。

5.作図が完了し、面が不要になった場合、フリーズして面を非表示にしておきます。

6.面を非表示にして処理を完了していきます。

以上

BricsCAD エッジを抽出(XEDGES)(Pro以上)

3D図形のエッジを選択し、図形を作成するコマンドです。円弧や線分に変換します。
新規に作成された図形は、元のエッジと同じ場所に現在画層で作成されます。

【操作方法】

1.3D図形のエッジを「繋がったエッジ抽出」コマンドで抽出します。コマンドは、「メカニカル」ワークスペースの[選択]-[フィーチャー]-[繋がったエッジ]コマンドを選択するか。

エッジを選択してクワッドメニューの[選択]-[エッジネットワーク(繋がったエッジ)]コマンドを選択します。すると、繋がっているエッジが全て選択できます。

2.コマンドラインに「XEDGES」と入力し、「ENTER」で実行します。

3.3Dソリッドを消すと2Dラインが作成されていることがわかります。

以上

BricsCAD パイプとパイプの接続した図形の加工

パイプにパイプが接続されたモデルの内部を、内面に沿った部分ではみ出した図形を削除し、パイプと繋がった箇所に穴を開ける操作を説明します。

【操作方法】
1.左図のような赤丸部分を削除したい場合の操作方法を説明します。
まず、パイプの内側のエッジ部分を選択します。

2.エッジを選択した状態で、押し出しコマンドを選択します。

3.押し出しコマンドを実行し、オプションの「差」を選択し、直角に交わるパイプに交わるまで押し出します。

4.押し出し形状の形に沿って、余分なオブジェクトが削除されます。

5.同じように、小さなパイプにおいても、パイプ内側のエッジから、押し出しコマンドの差分にて穴を開けます。

以上

BricsCAD BIMの分類(BIMCLASSIFY)に関して

図形を建物要素として分類し、名前と内部GUIDを付与します。
BIMの分類が変更されても、付与されたGUIDはそのまま維持されます。
任意のDWG図形に分類を付与することができます。

【使用方法】

1.「BIMのワークスペース」にて。リボンmenuの[データ]タブの[分類]-[その他]コマンドを使用し手動で分類を割付できます。

2.BIM要素として分類したい項目を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

3.図形を選択しまし、「ENTER」で決定します。

4.図形を選択し、プロパティを確認すると、BIMの種類が「梁」になっているのがわかります。

分類名

・壁・・・・・・選択したものを壁として分類します。
・柱・・・・・・選択したものを柱として分類します。
・スラブ・・・・選択したものをスラブとして分類します。
・梁・・・・・・選択したものを梁として分類します。
・窓・・・・・・選択したものを窓として分類します。
・ドア・・・・・選択したものをドアとして分類します。
・スペース・・・2D図形と3D図形を空間として分類します。(IFC空間構成要素)
        BIM部屋をBIM空間に変換します。
・建物・・・・・3D図形を建物として分類します。(IFC空間構成要素)
・階・・・・・・3D図形を階として分類します。(IFC空間構成要素)
 等


以上

BricsCAD 板金展開 (3D形状はそのままで)

BricsCADの板金展開の処理で、ルーバーやエンボス等の成形工具により板金部品を変形させるものですが、自動展開時に3D形状のまま展開することができます。
この時、V18から設定にてあらかじめ、保持を指定しておく必要があります。

【操作設定】

1.V18からデフォルトでは、エンボス等の形状は、3Dのままでは、展開できなくなっていますので、あらかじめ、オブジェクトを作図する前にメニューの[設定]-[設定]-[板金]-[初期パラメータ]-[板金展開]の「フォームフィーチャーの展開モード」を 「[0]保持」にします。

※この設定は、モデルを作成する前に設定しておきます。途中からの変更では有効になりません。

2.板金メニューの「ボディを展開」コマンドを選択し、モデルを選択します。

3.ルーバー形状がそのまま3D形状で展開できます。

以上

BricsCAD オブジェクト分断して表示する方法(BIM)

オブジェクトを平面で分断したり、垂直面で分断する方法を説明します。

【操作方法】

1.BIMワークスペースのリボンMenuの[ホーム]-[断面]タブの[断面]コマンドを選択します。
※この時、「ダイナミックUCS(DUCS)」は、ONにしておきます。

2.「断面を配置するポイントを選択...」と、表示されるので、切る方向の面をカーソルで選択します。

3.マウスカーソルを動かしながら断面を切るための距離を指定することができますので、指定の位置でマウスの左ボタンをクリックし決定するか、距離を入力し決定します。

4.断面が固定され、中のオブジェクトを選択し修正できます。

5.オブジェクトの表示を元に戻すには、断面記号を削除すれば全体表示に戻ります。

6.もとの状態表示に戻ります。

以上

BricsCAD エッジの連続を自動選択する

3Dソリッドのエッジの連続した繋がりを、1カ所選択することにより自動で選択することができます。

下記図の上面のエッジに半径3のフィレットを作成したい場合の操作方法、コマンドを説明します。

コマンド名:繋がったエッジ

【操作内容】
1.ソリッドの上面のエッジの一カ所を選択し、リボンMENUの[ソリッド]タブの[選択]-[繋がったエッジ]コマンドを選択します。

2.選択しているエッジに繋がっているエッジが全て選択されます。

3.リボンMENUの[ソリッド]タブ[編集]-[フィレット]コマンドを選択します。

4.半径3にするか、3を入力し実行します。

入力値がフィレットの有効値以上の場合、ソリッド全体が赤色に変わり警告されます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-7-1024x573.png

5.上面のエッジ部分に簡単にフィレット処理できます。

以上

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