BricsCAD V25にてテスト段階の機能を使用できる設定にしてから使用できます。
テスト段階ですが、2D図面にて使用できるようになりました。
【操作方法】
1.コマンドラインに「CAEANALYZE2D」を入力します。
Select a closed boundary or 3d planar face to analyze
(解析する閉じた境界または3次元平面の面を選択します。)と表示されるので、解析した図形の内部を選択します。
2.解析したい図形の内側(赤丸部分)を指示します。
3.「静的解析2D」パネルが表示されるので、板の厚さ、ヤング率、降伏値、ボアソン比を入力します。
※ヤング率とは、材料が引っ張られたり圧縮されたりする際の剛性を表す物理的な定数です。
木材の杉は、約10GPa、松は、12GPa、檜は、15GPaとなります。
金属では、アルミが約69GPa、銅が約110Ga、銅(スチール)約200GPa、鉄は210GPaとなりますので、この値を調べて入力します。
※降伏値とは、材料が永久変形(塑性変形)を始めるときの応力(ストレス)のことを指します。この値を超えると変形します。
鋼は約250MPa、アルミニウム合金は約200MPa、銅は約70MPaとなります。
木材の場合は、一般的に降伏値は定義されていないことが多いです。ですが、杉などは圧縮強度は約20MPaから40MPa程度で計算されるようです。木材の種類、含水率、繊維方向などで変わります。
※ボアソン比とは、料が引張や圧縮を受けた際に生じる横方向変形の割合を表す材料定数です。この値は通常0から0.5の範囲にあるようです。
銅は約0.3、アルミニウムは約0.33、木材(繊維方向)で約0.4くらいとなります。
4.支持と荷重を指定します
点で指示をするか、線形で指示するか、点で荷重するか、線形で荷重するか指示します。
複数個所を指示するには線形指示を、荷重も点で荷重するか複数個所で荷重することができます。
5.支持を三角形の図の位置に1点、2点で指示します。荷重を矢印の位置に1点、2点で指示します。指示した後に線形圧力の大きさを「N/mm」で指定します。
6.20kgは「196 N/mm]で指示します。
7.メッシュのサイズを指示し、メッシュ計算します。
メッシュのサイズを具体的にいくらにするかは、解析の目的とモデルの特性に依存します。
・一般的な構造解析の場合:モデルの寸法の10~20%程度のメッシュサイズ
・詳細解析が必要な領域の場合:応用集中が予想される部分や微細な形状を持つ部分では、より細かいメッシュが必要。代表寸法の1~5%程度。
・メッシュ独立性の確認:最初は適当なサイズを選択し、さらに細かなサイズで解析し、双方の変化を確認する方法。
10mm程度で確認してみます。メッシュサイズを10mmにしてメッシュ計算を選択します。
8.メッシュが作成できたら「次」へボタンをクリックします。
解析結果が表示されます。ミーゼス応力のスライダーボタンで、図形を変形させることができます。
それぞれの値は調べて入力してください。
以上
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