通常の文字であれば、平面に文字を作図することはできるのですが、曲面に作図するには文字を分解して貼り付ける方法があります。
【操作方法】
1.円柱の曲面に文字を作図します。文字を入力します。
2.UCSを曲面に移動します。コマンドラインに「UCS」と入力し、「Enter」で決定しオプションの移動の「M」で決定。曲面に移動します。
※UCSがソリッド表面にうまく移動しない場合は、3D図形スナップをONにして移動させます。
3.MENUの「修正」-「テキスト分解」を選択します。この時、すでに文字を選択している場合、すぐにテキストが分解されます。選択していなかった場合は、ここでテキスト分解する文字を選択して、「Enter」で決定します。
4.文字が分解されます。分解した文字も分かりやすいように、赤色に変更しておきます。
5.移動コマンドにて、円柱の曲面に文字を移動します。移動する時には、最初に文字の基点を選択し、移動先は座標を数値で指示して「0、0、10」とZ座標を少し上に浮かせておきます。
6.文字が曲面から少し浮いた位置に移動されます。
7.menuの「作成」-「形状を投影」コマンドを選択します。
8.投影したい文字を選択します。「投影される2D図形を選択、または、指定[…]」と表示されるので「Enter」で決定します。
9.次に「投影対象のリージョン、サーフェス、3Dソリッドを選択・・・」と、表示されるので、投影したい面を選択します。
10.次に「方向を指定[ビュー(V)/UCS/点(P)・・・」と、表示されるので、方向としてオプション「UCS」を選択します。
11.文字が曲面に転写されます。
12.転写した場合、ソリッドなどでは、反対側にも転写されますので、反対面の文字や転写元の文字は削除しておきます。
13.不要な文字を選択して削除しておきます。
14.文字が曲面にそって転写できます。
以上
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