BricsCAD 面積の調べ方(図形で囲まれた範囲の面積)

図面の範囲の面積の表示方法です。

「モード選択」ツールバーを表示させることにより、境界の選択ができます。
ツールバーが表示されている場所でマウスの右ボタンをクリックして、表示メニューから「ツールバー」-「BRICSCAD」を選択します。

その後に下図のように、表示できるツールバー一覧が表示されるので、「モード選択」を選択します。

モード選択ツールバーが表示されるので、「境界検出」アイコンを選択しておきます。

●それ以外の選択方法

BricsCAD V16から図形にカーソルを当てると、ロールオーバーにて図形の情報を知ることが出来るようになりました。
図形の場合は、色、画層、線分の長さ
図形に囲まれた範囲は、周長、面積が表示されます。

ただし、マウスのカーソルを境界内に移動した場合でも、境界の認識ができない場合、一旦、「ワークススペース」を「モデリング」に変更します。

「モード選択」ツールバーが表示されるので、「境界検出」アイコンをクリックして「ON」にしておきます。これで、境界が検出できます。

境界検出が不要な場合は、再度アイコンをクリックして「OFF」にしておいてください。ワークスペースを変更しても「ON」になったままとなります。

ロールオーバーを非表示にしている場合は、表示させてください。
メニューの[設定]-[設定]を選択し、検索欄に「ROLL」と入力し検索すると表示できます。
この時、「クワッドのタイトルバーにプロパティーを表示」を選択しておくと、ステータスバーの「クワッド」の表示、非表示で簡単に切替えが出来るので便利です。

この設定の場合、クワッドに表示されたタイトル項目を選択すると、情報が表示されます。それ以外は、通常のクワッドメニューが表示されます。

●V16より下位バージョンで面積を知りたい場合は、次の操作でわかります。

【操作方法】

1.メニューの[ツール]-[問い合わせ]-[面積]を選択

2.図形の範囲の選択方法にはいくつかあります。
 ・ポリラインで囲まれている場合コマンドラインに「図形(E)/追加(A)/除外(S)/<1点目>:」
  と表示されるので、「E」を入力し「ENTER」で「面積計算する図形を選択:」と表示されるので、ポリライン図形を選択します。

  面積と周長がコマンドラインに表示されます。

 ・通常の線分で囲まれている図形の場合、コマンドラインに「図形(E)/追加(A)/除外(S)/<1点目>:」と表示されるので、図形を1点、2点、3点・・・・と囲んでいきます。

全て囲めたら、「ENTER」で終了です。

面積と周長がコマンドラインに表示されます。

BricsCAD 連続印刷の方法(パブリッシュ)

V19 にて連続印刷する方法(複数レイアウト空間印刷)

まず、印刷のページ設定登録を行います。
登録方法は、以下のブログでご確認ください。
印刷のページ設定登録

●V23ーV24での設定

●【操作方法】

1.図面ファイルのテンプレートにあらかじめ「印刷のページ設定」を登録しておきます。
または、メニューの「ファイル」-「印刷」を選択し、「印刷」ダイアログで「印刷」ダイアログを表示して、ページ設定の項目で、赤丸の下矢印を選択し、「印刷のページ設定登録」で設定した印刷スタイルを選択して、「適用」ボタンをクリックし印刷スタイルを割付てファイルを保存しておきます。

●V19-V22での設定

●【操作方法】

1.図面ファイルのレイアウトに印刷のページ設定登録で登録した設定を保存します。
もしくは、メニューの「ファイル」-「印刷」を選択し、「印刷」ダイアログで印刷設定を完了し、最後に「ページ設定名登録」アイコンをクリックします。
「ページ設定を作成」ウィンドウが開くので、設定名を入力し「OK」をクリックします。

2.印刷ダイアログは、「適用」ボタンで閉じて、一旦、図面を保存します。
次に、メニューの「ファイル」-「パブリッシュ」を選択します。
すると、「パブリッシュ」のダイアログが開くので、シートを全て選択し、
「ページ設定」の項目をクリックして登録した印刷設定を選択します。

3.すると、全てのシートに選択した印刷設定が割付られますので、最後に「パブリッシュ」ボタンをクリックし、連続印刷設定を保存する場合は、「シート一覧を保存」で「はい」を選択し、保存名を入力して保存しておきます。保存しない場合は、「いいえ」を選択してそのまま印刷します。

保存した設定はパブリッシュで簡単に読み込み印刷できます

●V16 にて連続印刷する方法

まず、1ファイルごとに印刷設定を行います。
そのファイルをパブリッシャーで読み込み、印刷する流れとなります。

●【操作方法】

1.各シートで印刷設定を行います。
 メニューの[ファイル]-[印刷]を選択
 印刷ダイアログが表示されるので、各項目を設定します。
 ・プリンタの設定   ・印刷スタイルテーブル
 ・用紙サイズ     ・用紙の向き
 ・印刷範囲      ・印刷オプション
 ・印刷尺度

最後に[適用]ボタンをクリックして印刷ダイアログは閉じ、図面は保存しておきます

2.連続印刷設定を行います。
 メニュー[ファイル]-[パブリッシュ]を選択します。

●通常の印刷を行う場合(モデル空間図面)

  (1)パブリッシュダイアログの上の真ん中あたりにある、[含む]の項目を
   モデルにします。項目をクリックすると選択できます。ここを変えることにより、
   ペーパー空間のみや、混在も設定できます。

  (2)右上の「パブリッシュ:]の項目で、「ページ設定でのプリンタ名」を選択します。
   PDF出力することもできます。

  (3)印刷する図面を選択します。
   パブリッシュを起動したとき、「Drawing1」が開かれている場合、シート名に
   含まれています。また、初期の起動で、[含む]の項目がレイアウトも表示されて
   いた場合は、レイアウトの名称も含まれている場合は、不要なファイルは[X]の
   ボタンでシートを選択し、削除してください。
   シートを追加する場合は、削除ボタンの左側の[シートを追加]ボタンをクリックして
   必要なシートを複数選択します。
   既に複数ページ開いている場合は、そのシート名が表示されています。
   印刷する順番は、削除ボタンの右側にある、↑↓でシートを選択してから移動して
   ください。

    (4)印刷します。
    ダイアログの右下にある[パブリッシュ]ボタンをクリックすると、印刷します。
    この時、印刷レイアウトを表示したくなければ、
    □バックグランド パブリッシュ
    上記にチェックを付けて印刷してください。

    印刷実行前に[シート一覧を保存]ダイアログが表示されますが、シートの一覧を
    保存したい場合は、「はい」をクリックし保存しておきます。次から同じ様に印刷
    したい場合、シート一覧で、保存したファイルを読み込めば、同じ様に印刷する
    ことが出来ます。

●PDF出力を行う場合(モデル空間図面)

  (1)パブリッシュダイアログの上の真ん中あたりにある、[含む]の項目を
   モデルにします。項目をクリックすると選択できます。ここを変えることにより、
   ペーパー空間のみや、混在も設定できます。

  (2)右上の「パブリッシュ:]の項目で、「PDF」を選択します。

  (3)印刷する図面を選択します。
   パブリッシュを起動したとき、「Drawing1」が開かれている場合、シート名に
   含まれています。また、初期の起動で、[含む]の項目がレイアウトも表示されて
   いた場合は、レイアウトの名称も含まれている場合は、不要なファイルは[X]の
   ボタンでシートを選択し、削除してください。
   シートを追加する場合は、削除ボタンの左側の[シートを追加]ボタンをクリックして
   必要なシートを複数選択します。
   既に複数ページ開いている場合は、そのシート名が表示されています。
   印刷する順番は、削除ボタンの右側にある、↑↓でシートを選択してから移動して
   ください。

  (4)パブリッシュオプションを設定
   [位置を出力:] ここでは、PDFファイルを出力する場所を設定します[…]ボタン
   でフォルダの選択ができます。
   [ファイル:] ここでは、1枚づつ出力するか、1ファイルに複数ページ出力するか
   選択できます。「1つの複数シートファイル」を選択すると、1ファイル複数ページ
   となります。
   [名前を指定]を選択した場合、下の欄に出力ファイル名を入力してそのまま出力できます。
   [名前のプロンプト]を選択した場合は、実行時に出力先とファイル名を指定できます。

    この時、印刷レイアウトを表示したくなければ、
    □バックグランド パブリッシュ
    上記にチェックを付けて印刷してください。 

BricsCAD 背景色を黒にする設定

BricsCADの背景色を黒にする設定です。
基本的には、V19までは同じ場所にて設定できます。
V20からは、画面周りのメニューの色も、暗い(ダークインターフェース)と明るい白色のメニューで選択できるようになりました。背景色もデフォルトで黒となっています。

●KBCTOOL2をお持ちの場合

「KBCTOOL2」をお持ちの場合、KBCTOOL2ツールバーから下の赤枠のアイコンをクリックしてください。

クリックする度に、背景色が 黒 → 白 → 黒 と切り替わります。

●V17、V18、V19のバージョンをお持ちの場合

1.メニューの[設定]-[設定]-[プログラムオプション]-[表示]を選択し[背景色]を黒にする。
または、検索欄に「背景色」と入力して下矢印↓で検索すると4回目くらいのクリックで表示されます。

●V15、V16のバージョンをお持ちの場合

1.メニューの[設定]-[設定]-[プログラムオプション]-[表示]
「背景色」を黒にする。
または、検索欄に「背景色」と入力して下矢印↓で検索すると1から2回目くらいのクリックで表示されます。

●V14のバージョンをお持ちの場合

1.メニューの[設定]-[設定]-[プログラムオプション]-[表示]
 「背景色」を黒にする。
 または、検索欄に「背景色」と入力して検索すると2回目くらいで表示されます。

BricsCAD 旧バージョンのダウンロード方法

Bricsysのホームページにて、BricsCADソフトのダウンロードを実行する場合、そのままでは、現在の最新版がダウンロードされます。
古い旧バージョンのソフトをダウンロードしたい場合は、下図のように[古いリリースを見る]をクリックして、ダウンロードします。

下にあるバージョン項目をクリックして、希望するバージョンを選択し、[Download]ボタンをクリックしてダウンロードしてください。

BricsCAD 自動保存の保存先と保存時間の設定

BricsCADの自動保存の保存設定を説明します。

●自動保存時間の設定方法


【操作】
1.メニューの[設定]-[設定]を選択します。「設定」ダイアログが表示されますので、検索ウィンドウに「自動保存の時間」と入力し、検索します。

2.自動保存の時間間隔欄に時間を入力します。デフォルトは60分となっていますが、この欄の単位は「分」となっていますので、変更したい数値を入力してください。

●自動保存されたファイルを確認する方法

【操作】
1.デフォルトの保存先は以下となっていますので、
C:\Users\[ログイン名]\AppData\Local\Temp\

エクスプローラを起動し、「%tmp%」を入力し検索するとフォルダが表示されます。

2.保存先に「ファイル名_*.SV$」として保存されます。
使用する場合は、ファイルを移動し、拡張子を「SV$」から「dwg」に変更し読み込みます。

BricsCAD 図形の拡大(尺度変更)

図形全体の大きさを変更する操作を説明します。

●図形の大きさを変更する(尺度変更)尺度を指定する場合

図形の大きさを拡大・縮小する方法です。倍率をかけて拡大縮小します。

1.右端にあるツールバーアイコンの「尺度変更」を選択するか、メニューの「修正」-「尺度変更」を選択します。リボンメニューでは、「ホーム」-「修正」-「尺度変更」を選択します。

2.大きさを変更したい図形を選択します。右から左の選択窓で選択すると選択モレが少なくなります。選択できたら「ENTER」で決定します。

3.図形スナップを使用して固定しておきたい基点を決定します。

4.拡大する倍率を入力します。

5.図形が基点を中心に2倍に拡大しコマンドが終了します。

●参照オプションを使用しての尺度変更

正確でないPDFデータを用意し、全体の大きさを、ほぼ正確な大きさに尺度変更する方法の説明です。

【操作方法】

1.長さの正確でないPDFデータと正確な大きさの枠を描いておきます。

2.PDFデータの基点を決めて、正確な枠の基点に合わせます。移動コマンドにて、PDFの基点を正確な枠の基点に移動させます。

3.リボンmenu「ホーム」-「修正」-「尺度変更」を選択します。図形を選択して決定し、基点を指示します。

4.コマンドラインに「尺度係数 または [参照(R)/コピー(C)・・」と表示されるので、[参照]オプションを選択します。

5.PDF図形の1点目と2点目の長さを参照します。1点目、2点目の長さを指示してください。

6.次に、「新規尺度係数・・」と、表示されるので、新し尺度にするポイントをクリックします。

7.図形全体が新しい尺度になります。

以上

BricsCADの公式テキストが発売
Amazonにて発売されました。V23対応公式テキストです。以下のURLよりご確認ください。

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BricsCAD マウス右ボタンのショートカットメニューに関して

マウスの右ボタンの動作設定に関して説明します。

マウスの右ボタンのクリックでメニューを表示するか、「決定」コマンドにするかは、「設定」のショートカットで変更できます。

●設定

設定箇所は、メニューの「設定」-「設定」を選択し、「ショートカット」で検索します。
その「ショートカット メニュー」の項目で設定します。

●図計無選択時、選択時、ともにマウス右ボタンでショートカットメニューを表示せず、「決定」ボタンとする。

(ENTERキーと同じ動作)

すべての項目のチェックを外します。

動作内容

図形選択有無動作内容処理結果
1無選択右ボタンクリック直前のコマンド再起動
選択右ボタンクリック選択は解除され直前のコマンドを再起動
図形選択、グリップ選択時右ボタンクリック編集メニュー表示
4図形選択、グリップ選択、ダイナミック入力時右ボタンクリック入力値決定
Lineコマンド実行時(初めて)右ボタンクリック最後のポイントが始点に(まったくの新規の場合はキャンセル)
6Lineコマンド2点目以降右ボタンクリックキャンセル

3の動作

4の動作

●図計無選択時、マウス右ボタンでショートカットメニューを表示します。

図形の選択時は、メニューを表示せず、「決定」ボタンとする。

■ショートカットメニューのデフォルトモードを有効

動作内容

図形選択有無動作内容処理結果
1無選択右ボタンクリックデフォルトのメニューを表示
選択右ボタンクリック選択は解除され直前のコマンドを再起動
図形選択、グリップ選択時右ボタンクリック編集メニュー表示
4図形選択、グリップ選択、ダイナミック入力時右ボタンクリック入力値決定
Lineコマンド実行時(初めて)右ボタンクリック最後のポイントが始点に(まったくの新規の場合はキャンセル)
6Lineコマンド2点目以降右ボタンクリックキャンセル

1の動作

3の動作

4の動作

●図計選択時、マウス右ボタンでショートカットメニューを表示します。

図形の無選択時は、メニューを表示せず、「決定」ボタンとする。

■ショートカットメニューの編集モードを有効

動作内容

図形選択有無動作内容処理結果
1無選択右ボタンクリック選択は解除され直前のコマンドを再起動
選択右ボタンクリックデフォルトのメニューを表示
図形選択、グリップ選択時右ボタンクリック編集メニュー表示
4図形選択、グリップ選択、ダイナミック入力時右ボタンクリック入力値決定
Lineコマンド実行時(初めて)右ボタンクリック最後のポイントが始点に(まったくの新規の場合はキャンセル)
6Lineコマンド2点目以降右ボタンクリックキャンセル

2の動作

3の動作

4の動作

●図計選択時、無選択時マウス右ボタンでショートカットメニューを表示します。

コマンド実行時、メニューを表示せず、「決定」ボタンとする。

■ショートカットメニューのデフォルトモードを有効
■ショートカットメニューの編集モードを有効

動作内容

図形選択有無動作内容処理結果
1無選択右ボタンクリックデフォルトのメニューを表示
選択右ボタンクリックデフォルトのメニューを表示
図形選択、グリップ選択時右ボタンクリック編集メニュー表示
4図形選択、グリップ選択、ダイナミック入力時右ボタンクリック入力値決定
Lineコマンド実行時(初めて)右ボタンクリック最後のポイントが始点に(まったくの新規の場合はキャンセル)
6Lineコマンド2点目以降右ボタンクリックキャンセル

1の動作

2の動作

3の動作

4の動作

●図計選択時、無選択時マウス右ボタンをクリックで「決定」とします。

ボタンを長押しすることによりショートカットメニューを表示します。
コマンド実行時、メニューを表示せず、「決定」ボタンとする。

■ショートカットメニューのデフォルトモードを有効
■ショートカットメニューの編集モードを有効
■ポインティングデバイスの右ボタンを長く押しているときショートカットメニューの表示を可とする

動作内容

図形選択有無動作内容処理結果
1無選択右ボタンクリック選択は解除され直前のコマンドを再起動
1-1無選択右ボタン長押しデフォルトのメニューを表示
選択右ボタンクリックデフォルトのメニューを表示
図形選択、グリップ選択時右ボタンクリック編集メニュー表示
4図形選択、グリップ選択、ダイナミック入力時右ボタンクリック入力値決定
Lineコマンド実行時(初めて)右ボタンクリック最後のポイントが始点に(まったくの新規の場合はキャンセル)
6Lineコマンド2点目以降右ボタンクリックキャンセル

1-1の動作

2の動作

3の動作

4の動作

●図計無選択時、選択時、ともにマウス右ボタンでショートカットメニューを表示せず、「決定」ボタンとし、コマンド実行時には常に表示する。

(ENTERキーと同じ動作)

■ショートカットメニューを表示(コマンド実行時には常に表示)のみチェックを入れた場合

動作内容

図形選択有無動作内容処理結果
1無選択右ボタンクリック直前のコマンド再起動
選択右ボタンクリック選択は解除され直前のコマンドを再起動
図形選択、グリップ選択時右ボタンクリック編集メニュー表示
4図形選択、グリップ選択、ダイナミック入力時右ボタンクリック入力値決定
Lineコマンド実行時(初めて)右ボタンクリックメニュー表示
6Lineコマンド2点目以降右ボタンクリックメニュー表示

3の動作

4の動作

5の動作

6の動作

BricsCAD V20~ 全体をダークカラーからライトカラーに変更したい

BricsCAD V20からデフォルトのダーク調を明るい色に変更する方法です。

【操作】

1.ツールバーまたは、リボンメニューのある位置にて、マウスの右ボタンをクリックします。
メニューが表示されるので、「ダークインターフェイス」のチェックを外します。

ライトカラーに変更されます。

【その他】
または、コマンドラインに

COLORTHEME

と、入力し「ENTER」をクリックします。
値が 0の場合、ダークカラーテーマとなっていますので、「1」を入力し「ENTER」をクリックします。

COLORTHEME = 1 は、ライトカラーテーマとなります。

BricsCAD ByLayerとByBlockの違い

ブロック図形を作図する場合、図形をByBlockにするか、ByLayerにするかにより、違いがあります。ByLayerとした場合、ブロックを作図した時の、Layer情報を保持します。ByBlockにした場合、図形固有の情報は持ちません。ブロックの挿入時のLayer情報に色、線種が変更されます。

上のブロックは、円と矩形がByBlockで作成し、線分は、ByLayerとなっています。
矩形と円は、ブロック挿入時の画層の情報に変更されますが、線分に関しては、ブロック作成時のLayerの情報のまま、保持され、挿入時に、そのLayerが無い場合は、作成され追加されます。

常に、Layer情報を変更したくない場合は、ByLayerで、変更したい場合は、ByBlockで作成します。

同じLayer名がある場合は、その情報が反映されます。Layer名だけは変わりません。

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