BricsCAD 線種を変更する方法は

BricsCADにて線種を変更するには、プロパティパネルを開いておくと便利です。プロパティパネルの開き方は、こちら(プロパティ管理)をご覧ください。

【操作説明】

1.プロパティパネルは先に表示させます。

2.変更したい線分を選択します。プロパティパネルでは、「線分」となり「線種」の項目が「実線」になっていることを確認します。

3.プロパティパネルの「線種」の項目を選択すると、[∨]ボタンが表示されるので、クリックすると現在ロードされている線種が表示されます。この中から変更したい線種を選択するか、無い場合は、ロードボタンから線種をロードします。線種の詳しいロード方法はこちら(線種設定)をご覧ください。

4.線種一覧から「SENTER2(一点鎖線)」を選択します。線分が一点鎖線に変更されます。

5.線分が変更されます。

以上

BricsCADの詳し説明は下記をご覧ください。

ACAD-DENKI シンボル種別に関して

ACAD-DENKIで使用されるシンボルには、シンボル種別が設定されています。
このシンボル種別(IDENT属性値)によりシンボルを分類していますので、シンボルを登録する場合は注意が必要です。

IDENT属性の種類に関して

IDENT属性値分類IDENT属性値分類
SQ一般電気シンボルELロッジク図シンボル
EQ盤図配置シンボルPNL機構図シンボル
TBO外部端子シンボルTBI中継端子シンボル
TBCコネクタ端子シンボルNXFR,NXFRP,NXTO配線FromToシンボル
IOIO端子シンボルGND接地シンボル
SHIELDシールド

部品情報抽出時の優先順位

・同一器具番号の部品に関して

コイル>接点>電気図>ロジック>盤図>機構図>外部端子>中継端子>コネクタ端子>ユニット>盤図(端子)

※部品コードが入力されていない場合は、優先順位が低くなります。

以上

BricsCAD ユーザープロファイルの保存先

BricsCADで、ユーザーごとにそれぞれの図面環境に適した設定をカスタマイズし、ユーザープロファイルに保存することが可能です。ユーザープロファイルは複数作成することが可能です。
ユーザープロファイルは、ファイルでの保存ではなく、レジストリに記録されます。

ユーザープロファイルの内容は以下となります。

  • メインCUIファイル
  • カレントのワークスペース
  • 構成設定:レジストリとユーザー設定に保存されているすべてのシステム変数
  • デフォルトの印刷設定
  • ダイアログウィンドウの設定(例:設定ダイアログの検索オプション)
  • プロジェクト設定
  • 最新のパス
  • ステータスバー設定
  • プロパティパネルの設定
  • ツールバーとメニュー構成
  • ワークセット

ユーザープロファイルは、「ユーザープロファイルメネージャー」を起動して管理することができます。BricsCAD実行中は「PROFILEMANAGER」コマンドを起動します。

レジストリエディター

「HKEY_CURRENT_USER」-「SOFTWARE」-「Bricsys」-「BricsCAD」-「Bricsバージョン」-「ja_JP」-「Profiles」

上記に記載されます。

以上

BricsCAD 垂直線作図コマンド KBCTool2

KBCTool2に要望にて、垂直線を作図するコマンドを追加しました。
斜めになっている線に対して、簡単に垂直線を作図するコマンドです。
BricsCADの便利コマンドツールです。

【操作方法】

1.コマンドを起動します。

2.作成したい線分を選択します。

3.始点を指示します。

4.始点から90°の線が伸びますので、終点を指示します。

5.コマンドは終了します。

関心のある方は、KBCTOOL2のサイトをご覧ください。その他にも便利コマンドが多数用意されています。

KBCTOOL2紹介ページ

BricsCAD マニピュレータ(2D)

マニピュレートコマンドは、V18から付いた新しコマンドです。
図形を移動させるのみ便利に使用できます。

移動、複写、回転、ミラー反転、尺度変更ができます。

●設定方法


・マニピュレータの設定により、起動方法が変わります。
(「設定」コマンドを起動して使いやすい設定にしてください。)

0.マニピュレータは非表示
起動する場合はクワッドメニューから起動できます。

1.図形選択のたびにマニピュレータを表示
図形を選択すると自動的にコマンドが起動する設定です。

2.マウスの左ボタンをMANIPULATORRDURATYION値より長く押すと、マニピュレータを表示します。
マウスの左ボタンを図形選択時に、「マニピュレータ表示必要時間」で設定した値以上押していると表示します。
図形選択は単体選択時です。複数選択したい場合は、表示の後で他の図形を選択します。
「マニピュレータ表示必要時間」はミリ秒設定なので、「1000」の設定で1秒となります。

●マニピュレータの名称

①アンカーハンドル ・・・ マニピュレータの位置を移動させる
②軸ハンドル    ・・・ マニピュレータ自体を回転させる
③軸        ・・・ 選択した軸方向に移動させる
④矢頭       ・・・ ミラー反転させる
⑤平面見本     ・・・ 平面方向に自由に移動させる
⑥回転円弧     ・・・ 回転させる

※[Ctrl]キーを押しながら操作することにより、複写することができます。

●各使用方法

①アンカーハンドル

 アンカーハンドルを選択することにより、アンカーハンドルが青色に塗りつぶされ、カーソルにくっついて移動します。

 マニピュレータの位置を移動したい場合に変更できます。

②軸ハンドル

 軸ハンドルを選択することにより、マニピュレータの配置角度を変えることができます。図形を45°方向に移動したい場合、マニピュレータを45°の角度に傾けることができます。

 マニピュレータを45°傾ける

③軸

 移動させたい方向の軸を選択することにより、縦方向のみ、横方向のみに移動させることができます。

 Y軸方向に移動させます。

 X軸の軸を選択してX軸方向に移動させます。

④矢頭

 矢頭を選択することにより、選択した軸とは違う軸を中心にミラー反転させます。

 X軸を中心に反転移動します。

 X軸側の矢頭を選択すると、Y軸を中心としてミラー反転できます。

⑤平面見本

 平面見本を選択することにより、XY自由に移動できます。

 縦横自由に移動できます。

⑥回転円弧

 回転円弧を選択することにより、図形を回転させることができます。

 回転させることができます。

※上記移動に関しては、「ctrl」キーを押しながら実行することにより、複写モードになります。
 
 
以上

Windows関連 デュアルディスプレイの4K表示に関して

最近はパソコンのモニタをデュアル以上で使用されておられる方が多いかと思われますが、デュアルディスプレイで使用される場合の注意点があります。

4K表示とフルハイビジョンの両方で表示されている場合、4K表示は正常に表示されていないかもしれません。サイズ的には問題ないのですが、精細さがいまいちの場合、メインモニタがフルハイビジョンになっている場合、完全な4K表示にはなっていない場合があります。

メインモニタを4Kに切り替えてください。また、接続は4K対応のポートにて接続してください。画像のきれいさが変わります。

以上

Excel マクロ 上のセルの値を下セルにコピー

※内容 : 処理する範囲を選択する。
      上のセルの値を、下のセルの値が空の場合のみ下のセルに値をコピーする

Sub CopyCell()
Dim selectedRange As Range
Set selectedRange = Selection ‘ 選択した範囲を取得
Dim cell As Range
For Each cell In selectedRange.Cells ‘ 選択範囲内のセルを1つずつ処理
If cell.Offset(1, 0).Value = “” Then ‘ 下のセルが空の場合のみコピー
cell.Offset(1, 0).Value = cell.Value ‘ 下のセルに上のセルの値をコピー
End If
Next cell
End Sub

実行結果

以上

BricsCAD 2Dパラメトリックブロックの作成(V20以降)

BricsCAD V20で追加されたパラメトリックブロック機能を使用して作成する方法を説明します。

【操作方法】

1.枠図形をパラメトリックで大きさを変更するブロックを作成します。
まず、図形を作成し図形の相互間に2D拘束を作成します。幅、高さを指定して図形を変更できるようにします。

2.2D幾何拘束コマンドで、一部図形の長さを変更することにより他の図形も追従して大きさが変わるようにしますが、基点は固定しておき、そこを中心として大きさが変えられるようにしておきます。リボンmenuの「2Dパラメトリック」タブを選択し、「2D幾何拘束」の「固定」コマンドを選択し、コマンドラインでオプションの「図形(E)」を選択し、基点となる縦の図形を選択し固定とします。

3.次に、上部幅を変更した場合に縦の図形のラインが斜めにならないように、高さを変更した時に上部と下部のラインが斜めにならないように「平行」拘束を図形に指定します。
「2D幾何拘束」の「平行」コマンドを選択し、左右のライン、上下のラインを指示します。

4.次に、幅、高さを変更した時に、図形が外れないようにする為に「一致」コマンドにて縦と横のラインを一致させておきます。「一致」拘束は図形と点での指示となりますので、最初に縦のライン、次に横の端点を指定します。これを4か所指示します。
「一致」コマンドを選択し、最初に楕円の部分の図形を選択し、そこに繋がっている赤丸部分の点を指示します。

5.次に、「2D寸法拘束」を指定します。斜めの平行にならないように、一部、角度寸法にて90°の指定をしておきます。「2D寸法拘束」の[角度寸法]コマンドを選択します。

6.コマンドラインに「線分」を選択とでるので、左側の縦ラインと底辺の水平ラインを選択し、角度を90°に設定します。

7.幅と高さのユーザープロパティを、WとTで作成しておきます。リボンmenuの「管理」-「ユーザーパラメータ」をクリックします。クリックするとメカニカルブラウザにパラメータが追加されます。

8.メカニカルブラウザに追加されたパラメータをクリックし、名前を「W」、値を「900」に変更しておきます。上の枠からでも、下の枠からでも修正できます。

9.同じような操作でパラメータを「T」値を「1000」として作成しておきます。

10.次に枠の幅と高さにパラメータを指定します。リボンmenuの「2Dパラメトリック」-「2D寸法拘束」の「水平寸法」コマンドを選択します。ポイントは1点、2点と図のように指示します。

2点を指示した後に寸法値の指示となりますが、ここで、先程作成した、ユーザーパラメータの「W」を指定しておきます。

11.同じ「水平寸法」コマンドで両脇にも長さを指定しておきます。

12.次に「垂直寸法」コマンドにて下図の〇の位置を指定します。

2点を指示した後に寸法値の指示となりますが、ここで、先程作成した、ユーザーパラメータの「T」を指定しておきます。

13.同じ「垂直寸法」コマンドにて下図のような反対側の高さも指定しておきます。これで、設定が完了です。

14.最後にブロックとして登録しておきます。作図した図形を全て選択し、「基点コピー」コマンドで基点を指定してコピーしておきます。

15.リボンmenuの「挿入」タブの「ブロック編集」コマンドを選択します。

16.「ブロック定義の作成または編集」ダイアログが開くので、登録したいブロック名を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

17.ブロック編集画面に変わり、図形が消えるので、この状態で登録したい図形を作図するか、コピーしておいた図形を貼り付けます。

18.「0,0」原点に貼り付けます。

19.図形の設定に問題なければ、このままブロックとして保存します。修正、追加があれば、編集しておきます。問題なければ、menuの「ブロックを保存」アイコンをクリックし、ブロック編集モードを終了します。

20.これで、パラメタブロックの登録は終了となりますので、ブロックを挿入して動作を確認してみてください。ただし、内部ブロックでの登録となりますので、作成したファイル内のみブロックが存在します。他の図面でも使用したい場合は、外部ブロックとして登録してください。

21.プロパティパネルにて寸法を変更することができます。

以上

BricsCAD V23の詳しい説明は以下のURLをご覧ください。

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