BricsCAD CAD標準仕様のDWGファイルを図面DWGファイルに関連付けるコマンド(standards)

図面の標準化を遂行する為に、図面の標準を決める画層、線種、寸法スタイル、文字スタイルを統一するための標準図面 DWS ファイルを作成し、比較チェックするCAD標準コマンドのツールの紹介となります。

C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD V25 ja_JP に以下のプログラムを実行します。

standards_app.exe

【標準図の作成方法】

1.標準にする図面を開きます。

2.[ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

3.ファイルの種類は「標準ファイル(*.DWS)」を選択します。

4.名前を付けて保存します。

これで、CAD標準図として登録できます。

●標準図チェックコマンドに関して

標準図チェックコマンドは、スタンドアロンの独立したプログラムとBricsCAD内で実行するコマンドの2つがあります。

・STANDARDSコマンドは、CAD内で実行するコマンド、個別の図面の即時チェックで使用できます。

・Standards_appプログラムは、BricsCADが起動していない状態でも使用できます。プロジェクト全体の企画管理を行えます。

 

 

 

 

 

BricsCAD ある点を基点にしてX,Y座標に作図する方法

ある基点からX座標、Y座標の位置に円を作図する方法を説明します。

【操作方法】

1.円コマンドを選択し、コマンドを実行します。

2.「Shift+マウス右ボタン」をクリックしショートカットmenuから「基本設定」を選択します。

3.コマンドラインに「基点:」と表示されるので、図形の基点となる点を選択します。

4.コマンドラインに「オフセット値または基点位置を指定:」と表示されるので、
@50、50
と、入力します。
※この時 @ を付けることにより、相対座標での入力が可能となります。

5.基点からX50、Y50の位置に円を作図します。

以上

BricsCADの詳しい情報は下記URLよりご確認ください

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

 

BricsCAD ナッジ作図補助機能(キーボードを使用して少しずつ移動させる)

ナッジ作図補助機能を使用すると。キーボードを使用して選択した図形をX、Y、Z軸に沿って少しずつ移動できる機能です。

【使用方法】

1.1つまたは複数の図形を選択します。

2.移動方法は以下となります。

・現在の座標系のX軸に沿って移動:[Ctrl+左右の矢印キー]

・現在の座標系のY軸に沿って移動:[Ctrl+上下の矢印キー]

・現在の座標系のZ軸に沿って移動:[Shift+上下矢印キー]

※移動するスナップサイズは、アダプティブグリッドスナップ解像度に基づいています。画面のズームイン、ズームアウトにより、スナップサイズは拡大/縮小します。

以上

BricsCADの詳しい説明は以下のURLより

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

 

 

 

 

BricsCAD 図面の情報の確認方法(dwgprops)

図面、図形の情報の確認方法を説明します。

コマンド名 内容 確認項目
DWGPROPS 図面プロパティダイアログボックスが開きます。 図面名
種類
バージョン
保存先
サイズ
作成日
更新日
アクセス日
タイトル
主題
著者
キーワード
トータル編集時間
SETVAR システム変数の値を表示します 全てのシステム変数の値
LISP等カスタマイズプログラムで使用できます
STATUS 図面の状態を表示します 図面名
図面範囲
図面幅
図面高さ
挿入基点
スナップ間隔
グリッド間隔
TIME 図面に関する各時間を表示します カレントの時刻
作成日
最終更新日
総編集時間
経過時間

などで図面の情報が確認できます。

BricsCADの詳しい内容は下記より

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

BricsCAD コンポーネントと外部参照の違い

BricsCADの「コンポーネント」と「外部参照(XREF)」はどちらも.dwgファイルや図形を図面に取り込む仕組みですが、動作や用途にいくつかの違いがあります。

コンポーネント

  • コンポーネントは「部品」や「アセンブリ」として管理され、図形やサブコンポーネントをまとめた名前付きグループです。
  • 挿入はBMINSERTコマンドで行われ、パラメトリック(寸法や形状の変更が可能)なものも作成できます。
  • 任意の.dwgファイルをコンポーネントとして利用可能。同じコンポーネントを複数回、他のコンポーネントや図面に挿入できます。
  • ローカルコンポーネント(無名ブロックとして保存される)か外部コンポーネント(.dwgファイルにリンクされる)として管理できます。
  • 外部コンポーネントの場合、元の.dwgファイルが変更されるとBMUPDATEコマンドなどで挿入された図形も自動的に更新されます。
  • 部品単体も、図形とサブコンポーネントからなるアセンブリも表現できる。
  • 外部コンポーネントは外部参照のように挿入されますが、よりアセンブリ設計に適した仕組みで、パラメータの管理や階層的な挿入ができます。

外部参照(XREF)

  • 外部参照は、図面全体を元のファイルへのポインタとしてカレント(現在の)図面にリンクします。
  • 挿入はXREF/XATTACHコマンドで行い、元ファイルの図形はカレント図面に取り込まれず、参照のみされます。
  • 外部参照をアタッチすると、カレント図面のサイズが大きくなりにくく、元のファイル変更も自動反映されます。
  • 他ユーザーとファイル共有や図面分割設計に便利で、チームでの共同作業も適しています。
  • クリッピング(XCLIPコマンド)など独自機能も使用でき、ブロック挿入とは異なる特徴があります。

●主な違いまとめ(表)

項目 コンポーネント 外部参照
用途 アセンブリ設計、階層部品管理など 図面の分割管理、共同設計、外部図面の取り込み
ファイル管理 ローカル(図面内)または外部(dwgリンク) 外部ファイルへのリンク
編集/更新 元ファイル変更時BMUPDATEで反映可能 元ファイル変更時自動または手動で反映
パラメータ管理 パラメトリックな属性を持てる 持てない
設計階層 部品・サブコンポーネントの階層構造が可能 主に図面を一括外部参照
コマンド BMINSERT、BMUPDATE、BMEXTERNALIZE等 XREF、XATTACH、XCLIPなど
図形保存 図面にブロック(無名/名前付き)で保存 元図面ファイル参照のみで保存されない

補足

  • コンポーネントはブロックや外部参照をベースにしつつ、より発展的でアセンブリや属性の管理が可能な機能です。
  • 両者は変換や切り替えも可能(BMEXTERNALIZEでローカル→外部、BMLOCALIZEで外部→ローカル)。設計用途や管理方法、プロジェクトの構成によって使い分けることが推奨されます。

以上

BRICSCADの詳し説明は以下より

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

 

BricsCAD 式で使用できる演算子と関数に関して

寸法拘束で使用できる式の演算子と関数を記載します。

●式で使用する演算子

演算子 説明
加法、プラス
減法、マイナス
乗法、掛け算
/ 除法、割り算
^ 累乗法(同じ数を繰り返し掛け算する)
モジュロまたは乗除演算子
(割り算をした時の「余り」を求める計算

※括弧内の式は最も内側のセットが最初となります。
※標準的な演算順序: 1 指数、2 乗法と除法、3 加法と減法

●式で使用できる関数

関数 構文
サイン(正弦) sin(式)
コサイン(余弦) cos(式)
タンジェント(正接) tan(式)
逆正弦 asin(式)
逆余弦 acos(式)
逆正接 atan(式)
双曲線正弦 sinh(式)
双曲線余弦 cosh(式)
双曲線正接 tanh(式)
逆双曲線正弦 asinh(式)
逆双曲線余弦 acosh(式)
逆双曲線正接 atanh(式)
平方根 sqrt(式)
符号関数(-1,0,1) sign(式)
整数に四捨五入 round(式)
小数点以下を切り捨て trunc(式)
切り捨て floor(式)
切り上げ ceil(式)
絶対値 ads(式)
最大値を持つ配列要素 MAX(式1、式2)
最小値を持つ配列要素 MIN(式1、式2)
度数をラジアンに変換 d2r(式)
ラジアンを度数に変換 r2d(式)
対数、ベースe ln(式)
10を底とする対数 log(数式)
指数、ベースe exp(式)
指数、底10 exp10(式)
べき関数 pow(数式1;数式2)
0と1の間のランダム小数 ランダム

※区切り文字には、ご使用のシステム規定されているカンマ(,)やセミコン(;)を使用してください。

以上

詳しいBricsCADの説明は以下のURLから

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

 

 

 

 

 

 

BricsCAD 2画面モニターで片方のモニターに残像が残ってしまう現象に関して

枠線表示の位置のずれや残像については、異なる表示スケールで複数のモニターを
使用している場合に、 Windows GDIスケーリングバグが原因で発生することがあります。

Windowsスケーリングは基本的にはメインモニターの表示スケールが基準となります。
可能であれば、複数のモニタで表示スケールを同一にしていただき、CADを再起動して
挙動が改善するかご確認ください。

あるいは、高DPIスケールの動作の上書き設定の変更で改善する可能性がありますので、
お試しください。
参考:
https://win11lab.info/win11-high-dpi/

改善しない場合について、残念ながら他の回避策に関する情報は見つかりませんでした。
よろしくお願いいたします。

Windows11でアプリやメニューが小さい時に行う高DPI設定 – Win11ラボ

Windows11 で画面の大きさに対してアプリやソフトのメニューが小さすぎる時の対処法について解説します。 原因は高い解像度のディスプレイを使用している事になります。

 

以上

 

BricsCAD ドラッグ&ドロップで図面を開く

BricsCADアプリケーションウィンドウにDWGファイルをドラッグしてドロップすると図面を開くことができます。この時マウスの右ボタンでドラッグするか、左ボタンでドラッグするかにより、図面を開く動作に違いがあります。

●マウス左ボタンでドラッグする場合

マウスの左ボタンを押しながらBricsCADアプリケーションウィンドウにカーソルを移動させ、マウスの左ボタンを離すと図⾯が読み込まれます。

●マウス右ボタンでドラッグする場合

マウスの右ボタンを押しながらファイルをドラッグすると、コンテキストメニューが表⽰されます。

・図面ファイルを選択した場合下図のmenuが表示されます。

・図面以外のファイルを選択した場合

「ファイル拡張子によるデフォルト」を選択した場合
・図面ファイルを開く
・PDFをアタッチ
・ラスターイメージファイルをアタッチ
・ファイルをOLEオブジェクト(Excelスプレッドシートなど)として挿入

「ここへ挿入」を選択した場合
・図面ファイルをカレント図面のブロッグとして挿入
・PDFをアタッチ
・ラスターイメージファイルをアタッチ
・OLEオブジェクトとしてファイルを挿入

「開く」を選択した場合
・図面を開きます

「読み取り専用として開く」を選択した場合
・保存する場合は、別名でのみ保存できます

「外部参照アタッチを作成」を選択した場合
・現在の図⾯が外部参照として別の図⾯にアタッチされている場合、アタッチメントはネストされた外部参照になります。

「外部参照オーバーレイを作成」を選択した場合
・オーバーレイがアタッチされている図⾯が外部参照として別の図⾯にアタッチされる場合、オーバーレイは無視されます。

「読み込み」を選択した場合
・現在の図面にジオメトリを読み込みます。

「ここへハイパーリンクを作成」を選択した場合
・選択したファイルにハイパーリンクを作成することができます。

注:
図面ファイルとは拡張子が、.dwg、.dxf、.dwt となります。
複数のファイルを選択した場合、ファイルは1つずつ処理されます。

以上

BricsCADの詳しい情報を確認するには以下より

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

 

 

 

 

BricsCAD 「欠落したフォント」通知を非表示にする方法

BricsCAD V24より、使用されているフォントが見つからなかった場合、CADの作図エリアの右下に通知メッセージが表示されるよになりました。ビッグフォントが使用されている場合に表示されます。

このメッセージは置換表示しているメッセージです。置き換えていますというメッセージとなります。このメッセージは、[トレイ通知(TRAYNOTIFY)設定を[オフ]にすることで、このメッセージを非表示にすることができます。

※但し、外部参照が参照できなかった場合や、パブリッシュ印刷などの通知も表示されなくなりますのでご注意ください。

【操作方法】

1.メニューの[設定]-[設定]を選択します。

2.「設定」ダイアログが表示されます。
[プログラムオプション]-[操作法の設定]-[トレイ通知]項目の「通知を表示」のチェックを外します。

以上

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

 

 

 

 

 

 

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