BricsCAD 画層管理の各項目について

図面エクスプローラの「画層管理」に関して各項目の説明です。

1.カレント

カレント画層(現在作図選択されている画層)がどこか示します。カレント画層の項目に下記マークが表示されます。作図する場合、このマーク付いている画層に作図されます。

2.画層名

画層に分かり易く名前を付けます。その画層にはどのような図形が作図されているか、一目でわかるように付けておきます。項目をダブルクリックすることにより編集できます。

3.説明

画層の内容や目的を入力しておきます。項目をダブルクリックすることにより編集できます。
この時、複数の画層を選択しておくと、一つの項目説明を入力すると、選択した全ての項目に内容が反映されます。

4.オン/オフ

画層の表示/非表示を制御します。ランプアイコンが黄色の場合その画層は表示され、グレーの場合は、非表示となります。図面に表示されません。しかし、図面の再作図が必要な場合などは処理されます。作図作業で少し非表示にしておきたい場合などに使用すると便利です。
作図中の画層コントロール画面では、オン/オフアイコン(電球アイコン)は黒色で濃い黒色がオン状態、薄い灰色がオフ状態となります。

図面エクスプローラ
での表示(ON)
図面エクスプローラ
での表示(OFF)
画層コントロール
での表示(ON)
画層コントロール
での表示(OFF)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-19.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-20.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-21.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-22.png
ONOFFONOFF

5.フリーズ

画層のフリーズ/フリーズ解除を指定します。フリーズ状態の場合は、非表示となり、図形も再作図の対象外となります。多くの図形を作図して表示に時間がかかってしまう場合などに、フリーズしておくと処理時間が短縮されます。

図面エクスプローラ
での表示(ON)
図面エクスプローラ
での表示(OFF)
画層コントロール
での表示(ON)
画層コントロール
での表示(OFF)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-23.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-24.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-25.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-26.png
ONOFFONOFF

6.ロック

指定画層をロックします。ロック画層の図形は編集できません。表示していても選択できなくなります。「LAYLOCKFADECTL」システム変数によりロック画層の明暗を指定できます。デフォルトでは、暗い表示となっております。
ロック画層を選択すると、ロックされている旨のメッセージが表示されます。

図面エクスプローラ
での表示(ON)
図面エクスプローラ
での表示(OFF)
画層コントロール
での表示(ON)
画層コントロール
での表示(OFF)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-30.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-29.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-27.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-28.png
ONOFFONOFF

7.色

画層に作図されている図形の色を指定します。一つの画層または、複数の画層を選択しクリックすることにより変更することができます。図形に色指定している場合は変更されません。画層の色に変更したい場合は、図形の色の指定を「BYLAYER」で作図してください。

8.線種

画層に作図されている図形の線種を指定します。一つの画層または、複数の画層を選択しクリックすることにより変更することができます。図形に線種定している場合は変更されません。画層の線種に変更したい場合は、図形の線種の指定を「BYLAYER」で作図してください。

9.線の太さ

画層に作図されている図形の線の太さを指定します。

10.透過性

画層に作図されている図形の透過性を指定します。

11.印刷スタイル

印刷スタイルが表示されます。色を変えると自動的に変わります。通常は変更できません。

12.印刷

画層に作図されている図形を印刷する/しないを指定します。

図面エクスプローラ
での表示(ON)
図面エクスプローラ
での表示(OFF)
画層コントロール
での表示(ON)
画層コントロール
での表示(OFF)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-31.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-32.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-33.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-34.png
ONOFFONOFF

13.新規VP

レイアウトにあるビューポートに作図する/しないを指定します。OFFの場合、レイアウト空間のビューポート内にOFF画層では作図できなくなります。
通常この項目はONになっています。

14.マテリアル

画層に作図されている図形のマテリアルを指定します。

以上

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BricsCAD 線種尺度(LTSCALE)に関して

線種尺度という機能を使用して、線種の表示スケールを調整することができます。
破線や1点鎖線などの線種が実線に見えてしまう場合など、線種尺度を調節することにより表示を変えることができます。

プロパティパネルの項目の線種尺度とは違い、1つ1つのオブジェクトに設定するのではなく、図面全体の線種尺度が変更されます。

上図のように、LATSCALEを変更することにより、図面全体の線種尺度が変わります。プロパティパネルの線種尺度は、選択したオブジェクトのみに有効となります。ここで、個別に線種尺度を変更していた場合、下図のように、LTSCALを設定すると、個別線種尺度と合わさって大きなピッチとなりますので、個別に特別な変更がない場合、全体の線種尺度を変更する「LTSCALE」を使用して変更してください。

線種はそれぞれ、いくつかピッチが違うものがありますので、線の種類、図面の尺度によって線種尺度を大きくしてください。ピッチが拡大されきれいに印刷できます。

以上

BricsCAD プロパティ管理に関して

BricsCADのプロパティ管理とは、BricsCADソフトウェア内でオブジェクトやエンティティに関連するプロパティ(属性や情報)を管理する機能を指します。

BricsCADのプロパティ管理では、図面、ビューポート、および図形のプロパティにアクセスできます。

  • プロパティパネルを使って、図面、ビューポート、及び図形のプロパティにアクセスできます。
  • プロパティパネルから、色、画層、線種尺度、座標、長さ、角度などのプロパティを直接編集できます。
  • マッチプロパティコマンドを使って、ある図形から別の図形にプロパティをコピーできます。
  • プロパティバーを使って、プロパティパネルに表示するプロパティの項目をカスタマイズできます。

●オブジェクトの種類

下図のようにプロパティパネルの上部の赤枠の部分は、選択されたオブジェクトの種類が表示されます。1種類のオブジェクトの場合は、そのままオブジェクト名が表示されます。

複数のオブジェクトが選択された場合、すべて(数値)

●オブジェクトの色

オブジェクトの色を変える場合、いくつか方法があります。
ひとつは、オブジェクトの画層を変更し、その画層の色に変更する方法、または、個別にそのオブジェクトの色を変更する方法です。プロパティパネルで色の項目が「ByLayer」になっている場合は、画層の色が適用されます。

中心線や寸法線など色を変えたい場合は、画層変更し画層の色にすると便利です。図形色は画層色にも優先されるので、図形色を変えた場合は、画層色には影響されません。

・画層変更による色変更

図形を選択します。

画層の項目を選択し、「∨」のアイコンをクリックし、設定画層を表示し選択します。画層が無い場合はあらかじめ画層は作成しておきます。「寸法線」画層を選択します。

選択を解除しても画層色に変更されています。

画層色ではなく、個別に色を変更したい場合は、「色」の項目が「ByLayer」となっているので、その項目を選択します。

「色」の項目を選択して変更したい色を選びます。

画層色ではなく、図形色で表示されます。

●オブジェクトの画層

オブジェクトを選択することにより、プロパティパネルに現在のオブジェクトの画層が表示されます。

画層欄をクリックすることにより、作成されている画層が一覧で表示されるので、変更したい画層を選択し変更します。

●オブジェクトの線種

オブジェクトを選択してプロパティパネルの線種の項目を確認すると、通常は「ByLayer」となっています。ここでも、画層に設定された線種か、または、個別に設定した線種を設定することができます。設定は、色の設定と同じように変更できます。

個別に設定するには、線種の項目にて、変更したい線種を選択してください。線種が足りない場合は、ロードして選択してください。もう少し詳しい操作方法は下記URLをご覧ください。
ロードに関して

●オブジェクトの線種尺度

線種尺度は、線種のピッチを決める尺度となります。初期値は「1」となっています。数値を大きくすればピッチは粗くなり、小さくすればピッチは細かくなります。
しかし、個別に線種尺度を変更するのは特別な場合だと思います。通常は「1」でお使いください。

以上

便利ツール「KBCTOOL2」は下記URLをご覧ください。

BricsCAD 線種を変更する方法は

BricsCADにて線種を変更するには、プロパティパネルを開いておくと便利です。プロパティパネルの開き方は、こちら(プロパティ管理)をご覧ください。

【操作説明】

1.プロパティパネルは先に表示させます。

2.変更したい線分を選択します。プロパティパネルでは、「線分」となり「線種」の項目が「実線」になっていることを確認します。

3.プロパティパネルの「線種」の項目を選択すると、[∨]ボタンが表示されるので、クリックすると現在ロードされている線種が表示されます。この中から変更したい線種を選択するか、無い場合は、ロードボタンから線種をロードします。線種の詳しいロード方法はこちら(線種設定)をご覧ください。

4.線種一覧から「SENTER2(一点鎖線)」を選択します。線分が一点鎖線に変更されます。

5.線分が変更されます。

以上

BricsCADの詳し説明は下記をご覧ください。

BricsCAD ユーザープロファイルの保存先

BricsCADで、ユーザーごとにそれぞれの図面環境に適した設定をカスタマイズし、ユーザープロファイルに保存することが可能です。ユーザープロファイルは複数作成することが可能です。
ユーザープロファイルは、ファイルでの保存ではなく、レジストリに記録されます。

ユーザープロファイルの内容は以下となります。

  • メインCUIファイル
  • カレントのワークスペース
  • 構成設定:レジストリとユーザー設定に保存されているすべてのシステム変数
  • デフォルトの印刷設定
  • ダイアログウィンドウの設定(例:設定ダイアログの検索オプション)
  • プロジェクト設定
  • 最新のパス
  • ステータスバー設定
  • プロパティパネルの設定
  • ツールバーとメニュー構成
  • ワークセット

ユーザープロファイルは、「ユーザープロファイルメネージャー」を起動して管理することができます。BricsCAD実行中は「PROFILEMANAGER」コマンドを起動します。

レジストリエディター

「HKEY_CURRENT_USER」-「SOFTWARE」-「Bricsys」-「BricsCAD」-「Bricsバージョン」-「ja_JP」-「Profiles」

上記に記載されます。

以上

BricsCAD マニピュレータ(2D)

マニピュレートコマンドは、V18から付いた新しコマンドです。
図形を移動させるのみ便利に使用できます。

移動、複写、回転、ミラー反転、尺度変更ができます。

●設定方法


・マニピュレータの設定により、起動方法が変わります。
(「設定」コマンドを起動して使いやすい設定にしてください。)

0.マニピュレータは非表示
起動する場合はクワッドメニューから起動できます。

1.図形選択のたびにマニピュレータを表示
図形を選択すると自動的にコマンドが起動する設定です。

2.マウスの左ボタンをMANIPULATORRDURATYION値より長く押すと、マニピュレータを表示します。
マウスの左ボタンを図形選択時に、「マニピュレータ表示必要時間」で設定した値以上押していると表示します。
図形選択は単体選択時です。複数選択したい場合は、表示の後で他の図形を選択します。
「マニピュレータ表示必要時間」はミリ秒設定なので、「1000」の設定で1秒となります。

●マニピュレータの名称

①アンカーハンドル ・・・ マニピュレータの位置を移動させる
②軸ハンドル    ・・・ マニピュレータ自体を回転させる
③軸        ・・・ 選択した軸方向に移動させる
④矢頭       ・・・ ミラー反転させる
⑤平面見本     ・・・ 平面方向に自由に移動させる
⑥回転円弧     ・・・ 回転させる

※[Ctrl]キーを押しながら操作することにより、複写することができます。

●各使用方法

①アンカーハンドル

 アンカーハンドルを選択することにより、アンカーハンドルが青色に塗りつぶされ、カーソルにくっついて移動します。

 マニピュレータの位置を移動したい場合に変更できます。

②軸ハンドル

 軸ハンドルを選択することにより、マニピュレータの配置角度を変えることができます。図形を45°方向に移動したい場合、マニピュレータを45°の角度に傾けることができます。

 マニピュレータを45°傾ける

③軸

 移動させたい方向の軸を選択することにより、縦方向のみ、横方向のみに移動させることができます。

 Y軸方向に移動させます。

 X軸の軸を選択してX軸方向に移動させます。

④矢頭

 矢頭を選択することにより、選択した軸とは違う軸を中心にミラー反転させます。

 X軸を中心に反転移動します。

 X軸側の矢頭を選択すると、Y軸を中心としてミラー反転できます。

⑤平面見本

 平面見本を選択することにより、XY自由に移動できます。

 縦横自由に移動できます。

⑥回転円弧

 回転円弧を選択することにより、図形を回転させることができます。

 回転させることができます。

※上記移動に関しては、「ctrl」キーを押しながら実行することにより、複写モードになります。
 
 
以上

BricsCAD 2Dパラメトリックブロックの作成(V20以降)

BricsCAD V20で追加されたパラメトリックブロック機能を使用して作成する方法を説明します。

【操作方法】

1.枠図形をパラメトリックで大きさを変更するブロックを作成します。
まず、図形を作成し図形の相互間に2D拘束を作成します。幅、高さを指定して図形を変更できるようにします。

2.2D幾何拘束コマンドで、一部図形の長さを変更することにより他の図形も追従して大きさが変わるようにしますが、基点は固定しておき、そこを中心として大きさが変えられるようにしておきます。リボンmenuの「2Dパラメトリック」タブを選択し、「2D幾何拘束」の「固定」コマンドを選択し、コマンドラインでオプションの「図形(E)」を選択し、基点となる縦の図形を選択し固定とします。

3.次に、上部幅を変更した場合に縦の図形のラインが斜めにならないように、高さを変更した時に上部と下部のラインが斜めにならないように「平行」拘束を図形に指定します。
「2D幾何拘束」の「平行」コマンドを選択し、左右のライン、上下のラインを指示します。

4.次に、幅、高さを変更した時に、図形が外れないようにする為に「一致」コマンドにて縦と横のラインを一致させておきます。「一致」拘束は図形と点での指示となりますので、最初に縦のライン、次に横の端点を指定します。これを4か所指示します。
「一致」コマンドを選択し、最初に楕円の部分の図形を選択し、そこに繋がっている赤丸部分の点を指示します。

5.次に、「2D寸法拘束」を指定します。斜めの平行にならないように、一部、角度寸法にて90°の指定をしておきます。「2D寸法拘束」の[角度寸法]コマンドを選択します。

6.コマンドラインに「線分」を選択とでるので、左側の縦ラインと底辺の水平ラインを選択し、角度を90°に設定します。

7.幅と高さのユーザープロパティを、WとTで作成しておきます。リボンmenuの「管理」-「ユーザーパラメータ」をクリックします。クリックするとメカニカルブラウザにパラメータが追加されます。

8.メカニカルブラウザに追加されたパラメータをクリックし、名前を「W」、値を「900」に変更しておきます。上の枠からでも、下の枠からでも修正できます。

9.同じような操作でパラメータを「T」値を「1000」として作成しておきます。

10.次に枠の幅と高さにパラメータを指定します。リボンmenuの「2Dパラメトリック」-「2D寸法拘束」の「水平寸法」コマンドを選択します。ポイントは1点、2点と図のように指示します。

2点を指示した後に寸法値の指示となりますが、ここで、先程作成した、ユーザーパラメータの「W」を指定しておきます。

11.同じ「水平寸法」コマンドで両脇にも長さを指定しておきます。

12.次に「垂直寸法」コマンドにて下図の〇の位置を指定します。

2点を指示した後に寸法値の指示となりますが、ここで、先程作成した、ユーザーパラメータの「T」を指定しておきます。

13.同じ「垂直寸法」コマンドにて下図のような反対側の高さも指定しておきます。これで、設定が完了です。

14.最後にブロックとして登録しておきます。作図した図形を全て選択し、「基点コピー」コマンドで基点を指定してコピーしておきます。

15.リボンmenuの「挿入」タブの「ブロック編集」コマンドを選択します。

16.「ブロック定義の作成または編集」ダイアログが開くので、登録したいブロック名を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

17.ブロック編集画面に変わり、図形が消えるので、この状態で登録したい図形を作図するか、コピーしておいた図形を貼り付けます。

18.「0,0」原点に貼り付けます。

19.図形の設定に問題なければ、このままブロックとして保存します。修正、追加があれば、編集しておきます。問題なければ、menuの「ブロックを保存」アイコンをクリックし、ブロック編集モードを終了します。

20.これで、パラメタブロックの登録は終了となりますので、ブロックを挿入して動作を確認してみてください。ただし、内部ブロックでの登録となりますので、作成したファイル内のみブロックが存在します。他の図面でも使用したい場合は、外部ブロックとして登録してください。

21.プロパティパネルにて寸法を変更することができます。

以上

BricsCAD V23の詳しい説明は以下のURLをご覧ください。

BricsCAD 可視状態パラメトリックブロックの作成(V21 以上) VISIBILITYSTATES

可視状態パラメトリックブロックとは、いくつかの形状を登録し、その形状ごとに設定を指定して表示、非表示を制御して形状を簡単に変えることができるブロックです。

※BricsCADの可視状態は、AutoCADの可視状態とは互換性がありません。AutoCADでBricsCADの可視状態パラメトリックブロックを含む図面を開くと、BricsCADに保存されたとおり表示されますが、ことブロックをAutoCADで編集したり、別の図面にコピーしたりすると、ブロック内のすべての図形が表示されるようになりますので、ご注意ください。

【操作方法】

1.最初に「可視状態」パネルを開いておきます。リボンmenuの開いている場所にて、マウスの右ボタンをクリックし、ショートカットmenuから「パネル」-「可視状態」を選択します。

または、リボンmenuの「2Dパラメトリック」タブの「ブロック」-「可視性」を選択します。(※V25では、[操作]タブに[可視性]コマンドが移動してます。)

2.「可視状態」パネルが開きます。あらかじめ登録する図形を作図しておきます。

3.あらかじめ作図しておいた図形を「基点コピー」コマンドで基点を指示してコピーしておきます。

4.リボンmenuの「挿入」タブの「ブロック編集」コマンド選択します。

5.「ブロック定義の作成または編集」ダイアログが開くので、登録したいブロック名を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

6.ブロック編集画面に変わり、図形が消えるので、この状態で登録したい図形を作図するか、作図しておいた図形をコピーして貼り付けます。

7.「0,0」原点に貼り付けます。

8.「可視状態」パネルの右下にある赤丸の中の水色の「+」ボタンをクリックすると、「パラメータ」が1つ追加されます。

9.パラメータ欄の「縦三点リーダー」ボタンをクリックし、menuから「名前変更」を選択します。

10.枠の個数を変更したいので、「個数」と入力しておきます。次に、その下の「状態を追加」項目を選択します。

11.「状態_1」と、項目が追加されるので、その項目を選択して、名称を「3枠」に変更しておきます。とりあえず、図形はこのままで登録しておきます。

12.次に、再度、「状態追加」項目をクリックして、「2枠」とし、「2枠」の前の「〇」をクリックして選択状態にし、その欄の「縦三点リーダー」ボタンをクリックしてmenuから「図形を非表示…」項目を選択します。
(※表示させたい図形が非表示いなっている場合は、「>」ボタンをクリックし、非表示ブロックを表示させてください。)

13.「2枠」で非表示にしたい図形を選択し、「Enter」で決定します。

薄い青い色表示に変わります。

14.再度、「1枠」を追加し、非表示にしたい図形を選択し、「Enter」で決定します。

14.再度「3枠」の項目を選択し、「図形を非表示」項目を選択して、1枠用と2枠用の余分な図形を「3枠」用では非表示にしておきます。

15.同じように2枠用の項目を選択し、1枠用の図形を非表示状態にしておきます。

16.図形をそれぞれ、設定できたら、最後にmenuの「ブロックを保存」アイコンをクリックし、ブロックの編集モードを終了します。

17.これで、この図面内に「枠」ブロックが登録されたので、ブロックを挿入し、動作を確認してみます。「ブロック挿入」アイコンをクリックし、「ブロック挿入」ダイアログが表示されるので登録した「枠」ブロックを選択し、「OK」をクリックします。

18.「プロパティ」パネルを表示しておき、配置したブロックを選択すると、プロパティパネルの下にある「パラメータ」に「個数」項目が表示され、「3枠」と表示されています。この項目を選択し、「2枠」「1枠」に変更できます。

2枠を選択した場合

1枠にした場合

 

※この状態では、ブロックは、内部ブロックとして、登録した作業をした図面にのみ登録されています。他の図面でも使用する場合は、ブロックを外部登録する必要があります。

以上

BricsCAD の詳しい情報は以下のURLをご覧ください。

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

BricsCAD 3Dのパラメトリック化(Pro以上)

3D図形をパラメトリック化する方法の説明です

【操作方法】

適当に図形を作成し、大きさを指示する方法の説明です。

1.最初に各ソリッドを一致、平行、角度拘束で指定しておきます。パラメータにてサイズを変更する場合、変更させたいソリッドは基本ソリッドに対して一致させておく必要があります。


2.まず、ユーザーパラメータを設定しておきます。ワークスペースを「モデリング」で起動します。リボンmenuの「パラメトリック」タブを選択します。[管理]-「ユーザーパラメータ」を選択しコマンドを起動します。

3.パラメータが1つ追加されます。通常は「v1=1」と追加されるので、パラメータ欄の「v1=1」を選択します。下に「名前   v1」と表示されるので、その欄をクリックして「v1」を高さのパラメータとしてわかりやすいように「H」に変更しておきます。ついでに数値も適当な値を入力しておきます。「表記」の箇所が数値となります。

4.パラメータを追加するには、「パラメータ」の項目を選択し、マウス右ボタンをクリックしショートカットメニューの「新しパラメータを追加」の項目を選択します。新しくパラメータが追加されますので、名前を「W」に変更し、数値も適当な値を入力しておきます。

5.それから、奥行き「D」、板厚「T」のパラメータを追加しておきます。

6.3D拘束する時には、思わぬ方向に図形が移動しないように、あらかじめ基準となる面は、固定しておきます。ここでは、底面を「固定」拘束で指定しておきます。

7.次に3D拘束の「距離拘束」にパラメータを使用して設定します。「距離」拘束を選択します。

8.高さ(H)、幅(W)、奥行き(D)、板厚(T)を距離拘束を使用して定義します。まず、高さを指定します。「距離」拘束コマンドを実行します。「最初の図形を選択、または指定・・・」とでますので、底面を指定します。「2番目の図形を選択、または指定・・・」と表示されるので、上面を指定します。

9.指定した2面の長さが表示されるので、パラメータの「H」をコマンドラインに指定しておきます。距離拘束項目がパネルに追加され、表記は「H」値はパラメータの「H」に指定されている値ご表示されます。

10.幅を指定します。「距離」拘束コマンドを選択し、側面2カ所を指定します。コマンドラインの距離の指定には、「W」を入力しておきます。

11.距離拘束がパネルに追加され、表記が「W」、値は「W」パラメータの値が表示されます。

12.後は、奥行き(D)と各板の厚さ(T)を同じように指定します。

13.最後に中板に関しては、2枚をそれぞれ1/3の位置に配置するように指定します。「距離」拘束コマンドを使用し、天板の板の面、上段の中板の上の面を指定します。

14.コマンドラインに次の式を入力します。これは、高さから4つの板の厚さを引き、残りの長さを3で割ります。「(H-T*4)/3」この式を入力します。下の中板にも同じく設定します。

15.これで、設定は完了です。

以上

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以上

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