BricsCAD マニピュレータ(2D)

マニピュレートコマンドは、V18から付いた新しコマンドです。
図形を移動させるのみ便利に使用できます。

移動、複写、回転、ミラー反転、尺度変更ができます。

●設定方法


・マニピュレータの設定により、起動方法が変わります。
(「設定」コマンドを起動して使いやすい設定にしてください。)

0.マニピュレータは非表示
起動する場合はクワッドメニューから起動できます。

1.図形選択のたびにマニピュレータを表示
図形を選択すると自動的にコマンドが起動する設定です。

2.マウスの左ボタンをMANIPULATORRDURATYION値より長く押すと、マニピュレータを表示します。
マウスの左ボタンを図形選択時に、「マニピュレータ表示必要時間」で設定した値以上押していると表示します。
図形選択は単体選択時です。複数選択したい場合は、表示の後で他の図形を選択します。
「マニピュレータ表示必要時間」はミリ秒設定なので、「1000」の設定で1秒となります。

●マニピュレータの名称

①アンカーハンドル ・・・ マニピュレータの位置を移動させる
②軸ハンドル    ・・・ マニピュレータ自体を回転させる
③軸        ・・・ 選択した軸方向に移動させる
④矢頭       ・・・ ミラー反転させる
⑤平面見本     ・・・ 平面方向に自由に移動させる
⑥回転円弧     ・・・ 回転させる

※[Ctrl]キーを押しながら操作することにより、複写することができます。

●各使用方法

①アンカーハンドル

 アンカーハンドルを選択することにより、アンカーハンドルが青色に塗りつぶされ、カーソルにくっついて移動します。

 マニピュレータの位置を移動したい場合に変更できます。

②軸ハンドル

 軸ハンドルを選択することにより、マニピュレータの配置角度を変えることができます。図形を45°方向に移動したい場合、マニピュレータを45°の角度に傾けることができます。

 マニピュレータを45°傾ける

③軸

 移動させたい方向の軸を選択することにより、縦方向のみ、横方向のみに移動させることができます。

 Y軸方向に移動させます。

 X軸の軸を選択してX軸方向に移動させます。

④矢頭

 矢頭を選択することにより、選択した軸とは違う軸を中心にミラー反転させます。

 X軸を中心に反転移動します。

 X軸側の矢頭を選択すると、Y軸を中心としてミラー反転できます。

⑤平面見本

 平面見本を選択することにより、XY自由に移動できます。

 縦横自由に移動できます。

⑥回転円弧

 回転円弧を選択することにより、図形を回転させることができます。

 回転させることができます。

※上記移動に関しては、「ctrl」キーを押しながら実行することにより、複写モードになります。
 
 
以上

BricsCAD 2Dパラメトリックブロックの作成(V20以降)

BricsCAD V20で追加されたパラメトリックブロック機能を使用して作成する方法を説明します。

【操作方法】

1.枠図形をパラメトリックで大きさを変更するブロックを作成します。
まず、図形を作成し図形の相互間に2D拘束を作成します。幅、高さを指定して図形を変更できるようにします。

2.2D幾何拘束コマンドで、一部図形の長さを変更することにより他の図形も追従して大きさが変わるようにしますが、基点は固定しておき、そこを中心として大きさが変えられるようにしておきます。リボンmenuの「2Dパラメトリック」タブを選択し、「2D幾何拘束」の「固定」コマンドを選択し、コマンドラインでオプションの「図形(E)」を選択し、基点となる縦の図形を選択し固定とします。

3.次に、上部幅を変更した場合に縦の図形のラインが斜めにならないように、高さを変更した時に上部と下部のラインが斜めにならないように「平行」拘束を図形に指定します。
「2D幾何拘束」の「平行」コマンドを選択し、左右のライン、上下のラインを指示します。

4.次に、幅、高さを変更した時に、図形が外れないようにする為に「一致」コマンドにて縦と横のラインを一致させておきます。「一致」拘束は図形と点での指示となりますので、最初に縦のライン、次に横の端点を指定します。これを4か所指示します。
「一致」コマンドを選択し、最初に楕円の部分の図形を選択し、そこに繋がっている赤丸部分の点を指示します。

5.次に、「2D寸法拘束」を指定します。斜めの平行にならないように、一部、角度寸法にて90°の指定をしておきます。「2D寸法拘束」の[角度寸法]コマンドを選択します。

6.コマンドラインに「線分」を選択とでるので、左側の縦ラインと底辺の水平ラインを選択し、角度を90°に設定します。

7.幅と高さのユーザープロパティを、WとTで作成しておきます。リボンmenuの「管理」-「ユーザーパラメータ」をクリックします。クリックするとメカニカルブラウザにパラメータが追加されます。

8.メカニカルブラウザに追加されたパラメータをクリックし、名前を「W」、値を「900」に変更しておきます。上の枠からでも、下の枠からでも修正できます。

9.同じような操作でパラメータを「T」値を「1000」として作成しておきます。

10.次に枠の幅と高さにパラメータを指定します。リボンmenuの「2Dパラメトリック」-「2D寸法拘束」の「水平寸法」コマンドを選択します。ポイントは1点、2点と図のように指示します。

2点を指示した後に寸法値の指示となりますが、ここで、先程作成した、ユーザーパラメータの「W」を指定しておきます。

11.同じ「水平寸法」コマンドで両脇にも長さを指定しておきます。

12.次に「垂直寸法」コマンドにて下図の〇の位置を指定します。

2点を指示した後に寸法値の指示となりますが、ここで、先程作成した、ユーザーパラメータの「T」を指定しておきます。

13.同じ「垂直寸法」コマンドにて下図のような反対側の高さも指定しておきます。これで、設定が完了です。

14.最後にブロックとして登録しておきます。作図した図形を全て選択し、「基点コピー」コマンドで基点を指定してコピーしておきます。

15.リボンmenuの「挿入」タブの「ブロック編集」コマンドを選択します。

16.「ブロック定義の作成または編集」ダイアログが開くので、登録したいブロック名を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

17.ブロック編集画面に変わり、図形が消えるので、この状態で登録したい図形を作図するか、コピーしておいた図形を貼り付けます。

18.「0,0」原点に貼り付けます。

19.図形の設定に問題なければ、このままブロックとして保存します。修正、追加があれば、編集しておきます。問題なければ、menuの「ブロックを保存」アイコンをクリックし、ブロック編集モードを終了します。

20.これで、パラメタブロックの登録は終了となりますので、ブロックを挿入して動作を確認してみてください。ただし、内部ブロックでの登録となりますので、作成したファイル内のみブロックが存在します。他の図面でも使用したい場合は、外部ブロックとして登録してください。

21.プロパティパネルにて寸法を変更することができます。

以上

BricsCAD V23の詳しい説明は以下のURLをご覧ください。

BricsCAD 可視状態パラメトリックブロックの作成(V21 以上) VISIBILITYSTATES

可視状態パラメトリックブロックとは、いくつかの形状を登録し、その形状ごとに設定を指定して表示、非表示を制御して形状を簡単に変えることができるブロックです。

※BricsCADの可視状態は、AutoCADの可視状態とは互換性がありません。AutoCADでBricsCADの可視状態パラメトリックブロックを含む図面を開くと、BricsCADに保存されたとおり表示されますが、ことブロックをAutoCADで編集したり、別の図面にコピーしたりすると、ブロック内のすべての図形が表示されるようになりますので、ご注意ください。

【操作方法】

1.最初に「可視状態」パネルを開いておきます。リボンmenuの開いている場所にて、マウスの右ボタンをクリックし、ショートカットmenuから「パネル」-「可視状態」を選択します。

または、リボンmenuの「2Dパラメトリック」タブの「ブロック」-「可視性」を選択します。

2.「可視状態」パネルが開きます。あらかじめ登録する図形を作図しておきます。

3.あらかじめ作図しておいた図形を「基点コピー」コマンドで基点を指示してコピーしておきます。

4.リボンmenuの「挿入」タブの「ブロック編集」コマンド選択します。

5.「ブロック定義の作成または編集」ダイアログが開くので、登録したいブロック名を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

6.ブロック編集画面に変わり、図形が消えるので、この状態で登録したい図形を作図するか、作図しておいた図形をコピーして貼り付けます。

7.「0,0」原点に貼り付けます。

8.「可視状態」パネルの右下にある赤丸の中の水色の「+」ボタンをクリックすると、「パラメータ」が1つ追加されます。

9.パラメータ欄の「縦三点リーダー」ボタンをクリックし、menuから「名前変更」を選択します。

10.枠の個数を変更したいので、「個数」と入力しておきます。次に、その下の「状態を追加」項目を選択します。

11.「状態_1」と、項目が追加されるので、その項目を選択して、名称を「3枠」に変更しておきます。とりあえず、図形はこのままで登録しておきます。

12.次に、再度、「状態追加」項目をクリックして、「2枠」とし、「2枠」の前の「〇」をクリックして選択状態にし、その欄の「縦三点リーダー」ボタンをクリックしてmenuから「図形を非表示…」項目を選択します。

13.「2枠」で非表示にしたい図形を選択し、「Enter」で決定します。

薄い青い色表示に変わります。

14.再度、「1枠」を追加し、非表示にしたい図形を選択し、「Enter」で決定します。

14.再度「3枠」の項目を選択し、「図形を非表示」項目を選択して、1枠用と2枠用の余分な図形を「3枠」用では非表示にしておきます。

15.同じように2枠用の項目を選択し、1枠用の図形を非表示状態にしておきます。

16.図形をそれぞれ、設定できたら、最後にmenuの「ブロックを保存」アイコンをクリックし、ブロックの編集モードを終了します。

17.これで、この図面内に「枠」ブロックが登録されたので、ブロックを挿入し、動作を確認してみます。「ブロック挿入」アイコンをクリックし、「ブロック挿入」ダイアログが表示されるので登録した「枠」ブロックを選択し、「OK」をクリックします。

18.「プロパティ」パネルを表示しておき、配置したブロックを選択すると、プロパティパネルの下にある「パラメータ」に「個数」項目が表示され、「3枠」と表示されています。この項目を選択し、「2枠」「1枠」に変更できます。

2枠を選択した場合

1枠にした場合

※この状態では、ブロックは、内部ブロックとして、登録した作業をした図面にのみ登録されています。他の図面でも使用する場合は、ブロックを外部登録する必要があります。

以上

BricsCAD V23の詳しい情報は以下のURLをご覧ください。

BricsCAD 3Dのパラメトリック化(Pro以上)

3D図形をパラメトリック化する方法の説明です

【操作方法】

適当に図形を作成し、大きさを指示する方法の説明です。

1.最初に各ソリッドを一致、平行、角度拘束で指定しておきます。パラメータにてサイズを変更する場合、変更させたいソリッドは基本ソリッドに対して一致させておく必要があります。


2.まず、ユーザーパラメータを設定しておきます。ワークスペースを「モデリング」で起動します。リボンmenuの「パラメトリック」タブを選択します。[管理]-「ユーザーパラメータ」を選択しコマンドを起動します。

3.パラメータが1つ追加されます。通常は「v1=1」と追加されるので、パラメータ欄の「v1=1」を選択します。下に「名前   v1」と表示されるので、その欄をクリックして「v1」を高さのパラメータとしてわかりやすいように「H」に変更しておきます。ついでに数値も適当な値を入力しておきます。「表記」の箇所が数値となります。

4.パラメータを追加するには、「パラメータ」の項目を選択し、マウス右ボタンをクリックしショートカットメニューの「新しパラメータを追加」の項目を選択します。新しくパラメータが追加されますので、名前を「W」に変更し、数値も適当な値を入力しておきます。

5.それから、奥行き「D」、板厚「T」のパラメータを追加しておきます。

6.3D拘束する時には、思わぬ方向に図形が移動しないように、あらかじめ基準となる面は、固定しておきます。ここでは、底面を「固定」拘束で指定しておきます。

7.次に3D拘束の「距離拘束」にパラメータを使用して設定します。「距離」拘束を選択します。

8.高さ(H)、幅(W)、奥行き(D)、板厚(T)を距離拘束を使用して定義します。まず、高さを指定します。「距離」拘束コマンドを実行します。「最初の図形を選択、または指定・・・」とでますので、底面を指定します。「2番目の図形を選択、または指定・・・」と表示されるので、上面を指定します。

9.指定した2面の長さが表示されるので、パラメータの「H」をコマンドラインに指定しておきます。距離拘束項目がパネルに追加され、表記は「H」値はパラメータの「H」に指定されている値ご表示されます。

10.幅を指定します。「距離」拘束コマンドを選択し、側面2カ所を指定します。コマンドラインの距離の指定には、「W」を入力しておきます。

11.距離拘束がパネルに追加され、表記が「W」、値は「W」パラメータの値が表示されます。

12.後は、奥行き(D)と各板の厚さ(T)を同じように指定します。

13.最後に中板に関しては、2枚をそれぞれ1/3の位置に配置するように指定します。「距離」拘束コマンドを使用し、天板の板の面、上段の中板の上の面を指定します。

14.コマンドラインに次の式を入力します。これは、高さから4つの板の厚さを引き、残りの長さを3で割ります。「(H-T*4)/3」この式を入力します。下の中板にも同じく設定します。

15.これで、設定は完了です。

以上

BricsCAD説明本発売中!下記サイトよりご覧ください。

以上

BricsCAD AutoCADからの移行に関して

AutoCADからBricsCADへ移行する場合、いくつかのファイルを移行することができます。その移行手順をご説明します。

1.AutoCADとBricsCADを並行して実行しながら移行する

  • ネットワークフォルダの確立
  • カスタマイズの移行
  • 周辺機器の複製
  • 不要なファイルは削除し最小限の移行を実施
  • AutoCADを実行しながらBricsCADをテストして移行する

2.移行するツールを特定する

  • カスタムCUI(標準の ACAD.CUIx を含む)、ACAD.pgp
  • ツールパレット、LSP/ARX ファイルを含む
    -標準の ACAD.LSP および ACADDOC.LSP
    -VB および .NET ルーチン
    -DST ファイル(シート セット)
    -DWG/DWT テンプレートとブロック
    -PC3 ファイル、PMP、プロッター
  • プロット スタイル、カスタム ハッチング パターン
  • フォント(.shx ファイル)

3.移行時にクリーンアップ

  • バックアップ ファイルを削除する
  • 古いプログラムを削除する
  • フォルダ構造を簡素化する
  • ブロック/パレットをきれいにする
  • 移行は最小限に限定する

4.基本的なサポートファイル

  • ACAD,PGP は BricsCADでは DEFAULT.PGP となります。
  • ACAD.LSP は BricsCADでは ON_START.LSP となります。
  • ACAD.CUIx は BricsCADでは DEFAULT.CUI となります。
  • ACADDOC.LSP は BricsCADでは ON_DOC_LOAD.LSP となります。

5.PGP File(コマンドエイリアス)の移行

コマンドエイリアスは、 *.pgp ファイル に保存されます。デオルトでは下記フォルダにある「DEFAULT.pgp」ファイルが使用されています。

c:\ユーザー(USER)¥[ユーザー名]¥AppData¥Roaming¥Bricsys¥BricsCAD¥[バージョンNo]¥ja_JP¥Support¥default.pgp

※上記フォルダの記載の [ ***] の中の名称はそれぞれの環境、BricsCADのバージョンにより異なります。また、AppData は隠しフォルダとなっておりますので、エクスプローラの[表示]タブの「■隠しファイル」のチェックをonにしてください。「■ファイル名拡張子」にもチェックを入れておくと、ファイルの拡張子が表示されます。

・AutoCADの場所から「ACAD.pgp」ファイルをコピーします。BricsCADの上記 「support」フォルダに貼り付け 「DEFAULT.pgp」の名前に変更してください。

6.LISP File (.lsp)の移行

BricsCADが起動すると、ON_START.LSPというAutoLISPファイルが自動的に検索され、サポートパスの通ったファイル内で見つかったコードが実行されるため、そのファイルが存在し、BricsCADがそれを見つけられることを確認する必要があります。ON_START を配置するだけです。BricsCADのサポートディレクトリの設定は、「設定」コマンドを使用して「プログラムオプション」-「ファイル」の下でこれを管理できます。

  • AutoCAD の場所から「ACAD.LSP」をコピーします。BricsCADサポート フォルダに貼り付けし、ファイル名を「On_Start.LSP に変更します。
  • キーファイルの名前を変更します
  • ハードコーティングされたパスとAutoCAD固有のフォルダに注意してください。

7.Tool パレットの移行

ツールパレットは、ユーザーの効率を向上させます。通常、ツールパレットは「ベストプラクティス」の一部であり、既存のCADプラットフォームからインポートできます。

ツールパレットのエクスポート(AutoCAD側)

  • 任意の図面で「CUSTOMIZE」と入力して、「カスタマイズ」ウィンドウを開きます。
  • ツールパレットを右クリックし、「エクスポート」を選択します。
  • .xtp ファイルを保存する場所を選択します。
  • ターゲットシステム(またはターゲットプログラム)で、CUSTOMIZE コマンドを入力します。
  • 任意のパレット名を右クリックし、[インポート]を選択します。
  • 目的のフォルダを参照します。
  • [閉じる]をクリックします。

ツールパレットをインポート(BricsCAD側)

  • ツールパレットパネルを開きます。
  • 「ツールパレット」パネル右端の「縦三点リーダー」アイコンをクリックして、「パレットをカスタマイズ」を選択します。「カスタマイズ」ダイアログボックスが開きます。
  • 「カスタマイズ」ダイアログボックスの「パレット」パネル内で右クリックし、コンテキストメニューから「読み込み」を選択します。
  • 「パレットの読み込み」ダイアログで、フォルダーを選択し、パレットファイル(*.xtp)を選択します。
  • 「開く」ボタンをクリックするか、ダブルクリックしてパレットをインポートします。パレットがパレットリストに追加されます。
  • 「閉じる」ボタンをクリックして、「カスタマイズ」ダイアログボックスを閉じます。

8.プロッタファイル(pc3、pmp files)の移行

BricsCADは現在のプロッタ、PC3ファイル、およびPMPを使用します。

  • 現在の場所から現在のプロッタファイルを見つけ、BricsCADサポートフォルダーにコピーして貼り付けします。
  • PC3ファイルは、下記フォルダに保存されます。
    c:\ユーザー(USER)¥[ユーザー名]¥AppData¥Roaming¥Bricsys¥BricsCAD¥[バージョンNo]¥ja_JP¥PlotConfig¥*.pc3

※上記フォルダの記載の [ ***] の中の名称はそれぞれの環境、BricsCADのバージョンにより異なります。また、AppData は隠しフォルダとなっておりますので、エクスプローラの[表示]タブの「■隠しファイル」のチェックをonにしてください。「■ファイル名拡張子」にもチェックを入れておくと、ファイルの拡張子が表示されます。

9.CUIコンポーネントの移行

BricsCADの外観やユーザーインターフェース要素はプロファイルやCUIにより設定できます。

CUIコンポーネントの移行

  • カスタム要素のみでクリーンは CUx を作成します
  • AutoCADでCUIを開きます。カスタムCUIをエクスポートします。

    AutoCAD CUI 転送タブを使用する要素
  • 部分CUIを保存します。
  • 部分的なCUI をBricsCAD CUI に読み込みます。
  • リボンメニューまたは、ツールバーのある場所で、マウス右ボタンをクリックして、メニューの「カスタマイズ」を選択します。
  • 「カスタマイズ」ウィンドウを開き、メニュータブの「BricsCAD」を選択し、マウス右ボタンメニューの「部分CUIファイルをロード…」を選択し、CUIファイルを選択しロードします。

BricsCADの環境が問題ないと確認できるまで、AutoCADは削除せず、残しておいてください。

10.シートセット(.dst)、図面テンプレート、ブロックの移行

シートセットファイル(.dst)、図面テンプレート(.dwt)、およびブロックは、現在のローカルの場所に置いておくことができます。

「設定」コマンドを使用して、それぞれのパスを参照し、それに応じて変更してください。

以上

BricsCADの詳しい情報は下記を!

BricsCAD 図形スナップに「基点設定」を追加する

現在(V23にも)、図形スナップには「基点設定」が標準では追加されていません。この「基点設定」は「カスタマイズ」コマンドから追加できます。「基点設定」とは基点を設定し、オフセットした位置から作図することができる図形スナップです。

【操作方法】

1.「リボン」menuや「ツールバー」に配置されている場所にてマウス右ボタンをクリックしてショートカットmenuを表示し「カスタマイズ」コマンドをクリックします。

2.「カスタマイズ」ウィンドウが表示されます。

3.ツールバーの「図形スナップ」に「基点設定」を追加したい場合、「ツールバー」タブを選択し、右の窓の「図形スナップ」の中の「基点設定」を選択しドラッグしながら、左側ウィンドウの「図形スナップ」ツールバーの中にペーストします。選択した位置の上側にコピーされます。

4.下図のように「基点設定」が選択した項目の上側に追加されます。

5.図形スナップに「基点設定」アイコンが追加されます。

以上

BricsCADの詳細は、以下のURLをご覧ください。

BricsCAD 外れ図形検知(FINDOUTLIERS)

※V23でのコマンド説明となります。

作図有効領域の外に大きく離れた場所にゴミ図形がある場合の検知方法の説明です。
簡単には、マウスの中ボタンをダブルクリックすると、図形範囲が全て表示されるので、図形全選択で、離れたばしょの選択図形を調べるか、「FINDOUTLIERS」コマンドを実行することで、おかしな場所の図形位置が表示されます。

【操作方法】

1.コマンドラインに「FINDOUTLIERS」と打ち込みます。「外れ図形検索」コマンドパネルが開かれます。

2.異常の図形がある場合は、右下の青いボタンにいくつの異常図形があるか表示されるので、クリックすることにより、場所が表示されます。

3.異常のある項目が表示されるので、その項目を選択すると実際の図形が選択されます。

以上

BricsCAD 図形スナップの設定に関して

※以下の操作画面はV23での画面となります。

図形スナップができない場合、[設定]の[図面]-[2D作図]-[座標入力]-[図形スナップ]の設定が選択されていない場合もあります。確認ください。

すべての項目にチェックが無い場合、図形スナップをONにしていてもマーカーが表示されません。このような場合、上記設定箇所を確認してください。

【各項目の説明】

1.■スナップマーカー

下図のような図形スナップのマーカーのみ表示されます。

2.■スナップツールチップ(DISPLAYTOOLTIPS)

チェックをすることにより、図形スナップの名称も表示されます。
「DISPLAYTOOLTIPS」 : 1:ON  0:OFF

3.■スナップ吸着

動作不明? チェックがある無しに関係なく、吸着する。

4.■極トラッキング

指定した角度の補助線が下図のように表示されます。表示される角度は、極角度、極追加角度となります。極角度の設定は、指定した角度毎に補助線が表示されます。
例)極角度:90  ・・・ 0°、90°、180°、270°(90°)
※補助線は、設定されたUCSのX座標、Y座標の色で表示されます。X座標は赤、Y座標は緑

極トラッキングは、1点目から表示されます。

極トラック指定の表示角度指定は、下図の場所になります。

極角度を45°に変更した場合、90°毎の補助線に加え、45°毎に補助線が表示されます。
45°の補助線は紫色で表示されます。

例)極角度45  ・・・ (半時計回り)0°、45°、90°、135°、180°
             ( 時計回り)45°、90°、135°

・下図のように「極追加角度」に設定した場合、「■極トラッキング追加角度を使用」にチェックを入れることが必要です。

「極追加角度」に「15;30」と追加した場合、「極角度」プラス「極追加角度」で補助線が発生します。「極追加角度」に設定した角度の時のみ表示されます。
「極追加角度」には最大10個の角度を;(セミコロン)を付けて追加できます。

「極モード」の「■相対」にチェックがある場合、作図を始めるスナップした図形をもとに角度が指定されます。「□相対」のチェックが無い場合は、絶対座標をもとに、スナップした図形にかかわらず設定された角度で補助線が表示されます。

「■相対」にチェックがある場合、垂直の図形にスナップして作図を開始すると、15°、30°の補助線の表示場所が変わってきます。

5.図形スナップのトラッキング

図形スナップの延長と極トラックの交わった場所にスナップしたい場合などに便利に使えます。
「■図形スナップのトラッキング」にチェックを入れてください。

下図のように図形中心スナップの延長と極座標45°の極トラックの交点にスナップさせることができます。

6.極トラックと図形スナップトラックのツールチップ

極トラック、図形スナップトラックの切替

以上

BricsCADの詳しい情報は下記サイトより

BricsCAD リアルタイムモーションの設定(3D作業)

リアルタイムにマウスの中ボタンで、画面を回転させる方法です。「Shift+中ボタン」「Ctrl+中ボタン」等、画面を回転させ作業できます

【操作方法】

1.マウス中ボタンをクリックしたまま、「Shift」+マウス中ボタンにて画面を動かすことができない場合、[設定]-[設定]ウィンドウから検索窓で「マウスショートカット」で検索してください。それか、「プログラムオプション」-「システム」から下方向に「マウスショートカット」へ移動し、「[1]マウスショートカットを有効」を選択します。設定できたらウィンドウは閉じます。

2.以下のキーで動作することが可能となります。

「Shift」+中ボタン   ・・・・ リアルタイム球回転
「Ctrl」+中ボタン    ・・・・ 固定Z軸回転
「Ctrl」+「Shift」+中ボタン  ・・・・ 球回転

※上記はそれぞれ、マウスボタンをクリックした位置を中心に画面が移動されます。

最初は思う方向に図形を回転できないかもしれませんが、操作していれば、コツがつかめるかと思います。

以上

BricsCADの詳細は以下URLからご覧ください。

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