BricsCADの「コンポーネント」と「外部参照(XREF)」はどちらも.dwgファイルや図形を図面に取り込む仕組みですが、動作や用途にいくつかの違いがあります。
●コンポーネント
- コンポーネントは「部品」や「アセンブリ」として管理され、図形やサブコンポーネントをまとめた名前付きグループです。
- 挿入はBMINSERTコマンドで行われ、パラメトリック(寸法や形状の変更が可能)なものも作成できます。
- 任意の.dwgファイルをコンポーネントとして利用可能。同じコンポーネントを複数回、他のコンポーネントや図面に挿入できます。
- ローカルコンポーネント(無名ブロックとして保存される)か外部コンポーネント(.dwgファイルにリンクされる)として管理できます。
- 外部コンポーネントの場合、元の.dwgファイルが変更されるとBMUPDATEコマンドなどで挿入された図形も自動的に更新されます。
- 部品単体も、図形とサブコンポーネントからなるアセンブリも表現できる。
- 外部コンポーネントは外部参照のように挿入されますが、よりアセンブリ設計に適した仕組みで、パラメータの管理や階層的な挿入ができます。
●外部参照(XREF)
- 外部参照は、図面全体を元のファイルへのポインタとしてカレント(現在の)図面にリンクします。
- 挿入はXREF/XATTACHコマンドで行い、元ファイルの図形はカレント図面に取り込まれず、参照のみされます。
- 外部参照をアタッチすると、カレント図面のサイズが大きくなりにくく、元のファイル変更も自動反映されます。
- 他ユーザーとファイル共有や図面分割設計に便利で、チームでの共同作業も適しています。
- クリッピング(XCLIPコマンド)など独自機能も使用でき、ブロック挿入とは異なる特徴があります。
●主な違いまとめ(表)
| 項目 | コンポーネント | 外部参照 |
| 用途 | アセンブリ設計、階層部品管理など | 図面の分割管理、共同設計、外部図面の取り込み |
| ファイル管理 | ローカル(図面内)または外部(dwgリンク) | 外部ファイルへのリンク |
| 編集/更新 | 元ファイル変更時BMUPDATEで反映可能 | 元ファイル変更時自動または手動で反映 |
| パラメータ管理 | パラメトリックな属性を持てる | 持てない |
| 設計階層 | 部品・サブコンポーネントの階層構造が可能 | 主に図面を一括外部参照 |
| コマンド | BMINSERT、BMUPDATE、BMEXTERNALIZE等 | XREF、XATTACH、XCLIPなど |
| 図形保存 | 図面にブロック(無名/名前付き)で保存 | 元図面ファイル参照のみで保存されない |
補足
- コンポーネントはブロックや外部参照をベースにしつつ、より発展的でアセンブリや属性の管理が可能な機能です。
- 両者は変換や切り替えも可能(BMEXTERNALIZEでローカル→外部、BMLOCALIZEで外部→ローカル)。設計用途や管理方法、プロジェクトの構成によって使い分けることが推奨されます。
以上
BRICSCADの詳し説明は以下より
