BricsCAD ブロックとは

・ブロックとは

BricsCADのブロックは、複数の図形を一つのオブジェクトとしてまとめる機能です。
これにより、図面内で繰り返し使用する図形を効率的に管理できます。
ブロックを使用すると、図面のサイズを小さくし、編集作業を簡単にすることができます。

・ブロックとグループの違い

ブロックとグループはどちらも複数の図形をまとめて扱いための機能ですが、いくつかの重要な違いがあります。

ブロック

定義と複製:ブロックは一度定義されると、その定義を基に複数の複製を作成できます。これにより、同じブロックを図面内で何度も使用できます。

編集の一貫性:ブロックの定義を変更すると、そのブロックのすべての複製が自動的に更新されます。

ファイルサイズの削減:ブロックを使用することで、図面のファイルサイズを小さくすることができます。

属性:ブロックには属性を追加でき、これにより追加情報を持たせることができます。

グループ

簡易なまとめ:グループは選択した図形を一時的にまとめるための機能です。ブロックほどの複雑な定義はできません。

個別編集:グループ内の図形は個別に編集できます。グループ全体を選択して移動やコピーができますが、個々の図形も独立して操作できます。

一時的な性質:グループは一時的なまとめとして使われることが多く、ブロックのように定義を保存して再利用することはありません。

どちらを使うかは、用途や必要な機能によって選ぶと良いでしょう。ブロックは繰り返し使用する図形や一貫性が重要な場合に適しており、グループは一時的なまとめや簡単な操作に便利です。

ブロックの種類

BricsCADにはいくつかの異なる種類のブロックがあります。それぞれのブロックは異なる用途や機能を持っています。

1.標準ブロック:

・定義とインスタンス:一度定義されたブロックを図面内で何度も使用できます。
・編集の一貫性:ブロック定義を変更すると、すべての複製が更新されます。

2.パラメトリックブロック(AutoCADではダイナミックブロック)

・パラメトリック機能:ブロックの形状やサイズを変更できるパラメータを持つブロックです。
・柔軟な編集:1つのブロック定義で多様な形状やサイズに変更できます。

3.外部参照ブロック:

・外部ファイルの参照:他の図面ファイルを参照するブロックです。
・一貫性の維持:元のファイルが更新されると、参照している図面も自動的に更新されます。

これらのブロックを適切に使い分けることで、図面の管理や編集がより効率的になります。

 

BricsCADの詳し説明は以下を

BricsCAD(ブリックスキャド) DWG互換CAD

 

 

 

 

 

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