BricsCAD 角丸め(フィレット)

BricsCADにて角丸めする方法です。

コマンド起動方法

メニューの[修正]-[フィレット]
アイコンの修正ツールバーの[フィレット]
コマンドラインに「fillet」と入力します。

フィレットコマンド

最初に「半径(R)」を設定します。

1.コマンドラインに角丸めの半径を入力するので、コマンドラインに「R」と入力して「Enter」キーを押します。
もしくは、プロンプトメニューの「半径」を選択します。


2.半径を入力します。(半径10mmであれば、10と入力)

3.最初の図形を選択します。次に2番目の図形を選択します。完了です。

フィレット2

連続で角丸めしたい場合は、図形を選択する前に、コマンドラインに「M」を入力し、「Enter」を押してください。

連続で指定できます。

また、エッジを残したい場合は、

フィレット3

図形を選択する前にコマンドラインに「s」を入力。

フィレットの設定

「面取り/フィレット」の「トリムモード」のチェックを外してください。

右上の[x]で終了し、図形を選択して指示するとエッジが残ったかたちで角丸めできます。

以上

BricsCAD 寸法線に記号を追加する方法

BricsCADの寸法線に記号を追加する方法をご紹介します。

●BricsCAD V19

まず、寸法線を作図し、寸法値をダブルクリック
([設定]-[プログラムオプション]-[操作方法の設定]-[ダブルクリック編集]で□ダブルクリック編集を可能にするにチェックがある場合)、

もしくは、コマンドラインに「DDEDIT」と入力し[Enter]、編集したい寸法値をクリックしてください。

「文字フォーマッティング」ダイアログが表示されるので、赤丸の「@」をクリックします。

画像の説明

記号一覧が表示されるので、その中から入力したい記号を選択します。

画像の説明

デルタの記号を選択してみます。キーボードから直接他の文字を入力することもできます。

画像の説明

V19はV14よりも記号部分がわかりやすくなっています。

●BricsCAD V14

まず、寸法線を作図し、寸法値をダブルクリック
([設定]-[プログラムオプション]-[操作方法の設定]-[ダブルクリック編集]で□ダブルクリック編集を可能にするにチェックがある場合)、

もしくは、コマンドラインに「DDEDIT」と入力し[Enter]、編集したい寸法値をクリックしてください。

寸法値編集(記号入力)

図の「文字フォーマッティング」ウィンドウが表示されたら、図の赤四角枠の@をクリックすると、

寸法修正(記号)2

度、プラスマイナス、直径、ほとんど同じ、三角、識別、同じではない、オーム、オメガ、2乗、3乗の入力ができます。







寸法修正(記号)3



以上

BricsCAD 高解像度モニターで使用する場合のアイコンの設定

BricsCADを4Kなどの高解像度モニターで使用する場合のアイコンの大きさを変更したい

画像の説明

【操作方法】

1.ツールバーアイコンが表示されているエリアにマウスカーソルを移動し、
マウスの右ボタンをクリックします。

2.表示されたメニューの[ツールバーサイズ]-[非常に大きなアイコン]を選択します。

3.アイコン全体が大きなサイズに変更されます。

以上

BricsCAD 図形スナップがONにならない

ステータスバーにある[図形スナップ]をマウスの左クリックしても、設定画面が開きONにならない。
「F3」をクリックしても「設定」画面が開き図形スナップがONにならない。

これは、図形スナップのモードがどれも選択されていない場合に起こります。

画像の説明

端点や中点、交点などどれか選択して設定してください。

図形スナップする設定がされていない為、ONになりません。

その為、設定ダイアログが開かれます。

以上

BricsCAD 雲マークが使いやすくなりました

●V19

BricsCAD V19になり、雲マークの作図、編集が簡単になりました。
V18までは、図形とフリーハンドだけでしたが、
V19では、図形、フリーハンド、矩形状、ポリゴンが追加されました。

ただし、現在2018年12月06日現在、V19.1.07-1に関しては、スタイルの適用できるのは
図形とフリーハンドのみ、それ以外は全て、ノーマルの作図となります。
また、一度、スタイルを「カリグラフィ」に設定しても記憶されません。
メーカーに報告済みです。修正された場合、また、記載します。

画像の説明

●V18以前と大きな違い

1.矩形やポリゴンを使用することにより、きれいに雲マークが作図できます。
 矩形は、矩形を作図する要領で雲マークが作図でき。
 ポリゴンは、輪を広げる間隔で、ポイント、ポイントを決定して、複雑にきれいに囲むことができます。

2.修正が容易にできるようになりました。以前は、選択しグリッド1つ1つ動かす為、円弧が無茶苦茶になっていましたが、
 V19より、グリッドを動かすと、そのラインの全体がきれいに動く感じです。選択するとグリッドもコーナー等に表示される感じです。

●矩形の操作

1.コマンドは、メニューの「作成」-「雲マーク」を選択します。

2.コマンドが起動したら、オプションの「矩形状(R)」の r をコマンドラインに入力。
  ※最初に円弧長を決めておきます。デフォルトは、0.38mmと円弧長が小さいです。

3.1点目を指定し、2点目は対角線上に指定します。対角線の方向により、縦長、横長の矩形形状の雲マークが作図できます。

画像の説明

4.編集は、V18よりも断然楽になりました。コーナーと辺の中央あたりに表示され、全体を動かす感じで編集できます。

画像の説明

●ポリゴンの操作

1.コマンドは、メニューの「作成」-「雲マーク」を選択します。

2.コマンドが起動したら、オプションの「ポリゴン(P)」の p をコマンドラインに入力。
  ※最初に円弧長を決めておきます。デフォルトは、0.38mmと円弧長が小さいです。

3.1点目を指定し、2点目、3点目、4点目・・・と、雲マークを付けたい箇所に右側から輪で囲むようにポイントを
  指示し雲マークを作図することができます。

画像の説明

4.編集時もコーナーにグリッドが表示される形で操作が楽になっています。

画像の説明

以上

BricsCAD 作図補助(グリッド、スナップ)

作図するにあたり、作図を補助してくれるグリッドとスナップの設定をします。

グリッドは作図の目安となります。方眼紙に作図するイメージです。
スナップは、カーソルに動きに制御をかけることができます。

グリッドの表示、非表示、スナップのオン、オフは簡単に設定できます。
必要な時に設定してお使いください。

画像の説明

デフォルトでグリッド表示をオンにすると、同じ色で格子の表示となり非常に見ずらい設定となっています。
グリッドの表示には、格子または、点を設定できます。

・グリッド設定

設定するには、メニューの[設定]から行うか、下のステータスバーにある、グリッド、スナップアイコンから
設定することができます。設定する場所は、どちらも一緒です。
ここでは、ステータスバーにあるグリッド、スナップボタンからの設定を説明します。

画像の説明

上図のようにステータスバーのグリッド、もしくは、スナップボタンにマウスを移動し、
マウスの右ボタンをクリックします。メニューが表示されるので、[設定]を選択します。

画像の説明

●グリッド間隔設定

[設定]ダイアログが表示されます。
グリッドの間隔は、上図の「グリッド単位」の設定にて決定されます。
標準では、xが10、yが10 となっているので、10mm間隔となっています。
この、xの値とyの値を変更することにより、間隔を変更することができます。
作業しやすい間隔に設定してご使用ください。

●グリッドスタイル設定

グリッドの表示を点にしたい場合に
□2Dモデル空間の点グリッド
に、チェックを入れます。

画像の説明

グリッドを格子で使用する場合、主グリッドの色を「水色」に変更すると、見やすくなります。(背景色が黒の場合)
副グリッドの色は 254

画像の説明

主グリッドの項目欄の 5 の数値は、主グリッドの間隔となります。
主グリッドの間を副グリッドで 5分割する。

背景色を白で使用する場合は、
主グリッド  : 253
副グリッド  : 254
の値で見やすくなるかと思います。

●スナップ設定

カーソルの動作範囲を設定します。
スナップ間隔がグリッド間隔と同じ場合、スナップを有効にした時に
グリッド上にしかカーソルが移動できなくなります。

画像の説明

効率的に作業できるように、設定してください。
いつでも、この設定から変更できます。

以上

BricsCAD 3D 直方体の作図と表示

BricsCAD にて3D作図を行います。
※BricsCAD V17にて作業しております。

【操作方法】
1.ワークスペースが、「2D作図」になっている場合は、「3Dモデリング」に変更します。

画像の説明

2.XY座標系に、適当に矩形を作図します。

画像の説明

3.まず、右下のステータスバーにある、(1)「クワッド」アイコンをオンにします。
(2)右上にある、「モード選択」ツールバーの「エッジ」、「面」、「境界検出」アイコンを選択しておきます。
(3)ルックフロムコントロールにて「左上正面」を選択し、画面を図のように変更します。
(4)矩形の中にカールを移動すると、図形の境界を自動認識するので、クワッドメニューの「押出し」を選択します。

画像の説明

4.Z方向に適当に図形を押出します。

画像の説明

5.マウスのホイルボタンを回転して、画面を少し縮小表示します。

画像の説明

6.3Dソリッド図形をわかり易くするには、メニューの[表示]-[レンダリング]-[モデリング]を選択します。
図形に色が付き隠線が隠れるので、図形の向きなどもわかりやすく表示されます。

画像の説明

背景色が黒の場合は、図形の色は灰色で表示されます。このように背景色が白の場合は、図形色は黒となります。
これで、立方体の作図が完了です。

以上

BricsCAD 図形の一部の長さ変更(ストレッチ)

図形の一部の長さを変更する方法を説明します。

画像の説明

図形全体を一方向に一定の長さ伸縮させることができます。

1.右端にあるツールバーアイコンの「ストレッチ」を選択するか、メニューの「修正」-「ストレッチ」を選択します。

2.長さを変えたい図形全体を選択します。
右から左の選択窓で選択すると選択モレが少なくなります。
選択できたら「ENTER」で決定します。(※選択されていない図形は伸縮及び、移動されません。)

3.引き伸ばしたい図形の基点を決定します。

4.伸縮したい長さを入力、または、マウスで指定します。

5.図形全体を伸ばすことができます。

以上

BricsCAD 少数点以下の0を非表示にする

画像の説明

図のように小数点以下の0を付けたい場合、もしくは消したい場合の設定です。

【操作方法】

1.メニューの[設定]-[設定]を選択します。

2.設定ダイアログが表示されるので、
[寸法]-[基本の単位]-[小数点のゼロを省略]
 ■十進数法の末尾のゼロを省略
にチェックを入れます。
※少数点以下の0を表示させたい場合は、反対にチェックを外します。

画像の説明

・精度の変更は、精度の項目で桁数を入れます。

・小数点の区切り符号を変更したい場合は、小数点区切り符号の項目に
 変更したい記号を入力します。デフォルトはカンマになっています。

画像の説明

※既に入力された値は変更されません。再度、作図してください。

以上

BricsCAD 画層の管理(新規作成・変更)

画層とは、レイヤーとも呼ばれ、同じものです。画層を複数用意してそれぞれの画層に作図することにより、画層を表示、非表示、線種、色、非印刷、ロック等、細かな設定が可能となります。
図形は1つの画層に全て作図するのではなく、画層を分けて作図することをお勧めします。

●画層設定に関して

一般的に、画層やレイヤなどと呼ばれますが、BricsCADでは画層と呼びます。
画層は透明なフィルムのようなものとイメージしてください。

どのような作図をするか、画層を何枚使用するかなど決めて、各画層に作図していきます。

<上から見た状態>


<横からみた状態>


画層には、自由に名称をつけることができ、作成、削除が自由に行えます。

また、画層ごとに、非表示、保護、非印刷、色付けなどが行えます。

ただし、BricsCADでは、0画層、Defpoints画層は必ず存在し、名前変更や削除することはできません。
画層を作成しない場合、全て0画層に作図されます。
一枚の画層で、図形の一部を非印刷にしたり、非表示にすることはできません。

●基本的な画層(参考)

画層名線種線の太さ備考
極太線濃い灰色(8)CONTINUOUS0.7切断位置指定等
外形線黒(white)CONTINUOUS0.5オブジェクトの見える部分の形状
寸法線黄(yellow)CONTINUOUS0.18寸法値含む
かくれ線濃い灰色(8)HIDDEN20.18見えない部分の形状
中心線青(blue)CENTER20.18図形の中心を表す
想像線濃い灰色(8)PHANTOM20.18隣接部分を参考に表す
文字黒(white)CONTINUOUS0.35文字



●画層新規作成

画層を作成する場合は、名前を付けておきます。また、画層にはそれぞれ、色や線種を割り付けることができます。

【手順】

1.プロパティバーの「画層」アイコンをクリックするか、メニューの「設定」-「画層管理」-「画層管理」をクリックします。

画像の説明

2.図面エクスプローラ画層ダイアログが表示されます。
デフォルトでは、「0画層」があるだけです。
※この画層の名称を変更することはできません。
「新規」アイコンをクリックします。

画像の説明

3.新しく「新規画層1」として画層名が入力できる状態で画層が作成されますので、
ここでは、「寸法線」と名前を変更して「ENTER」キーを押して画層を作成しておきます。

画像の説明

4.色を変更します。色項目をクリックすると、「色を選択」ダイアログが表示されるので、
指定したい色を選択して、「OK」をクリックします。

画像の説明

5.再度、「新規」アイコンをクリックして、今度は画層名を「図枠」とします。
この時、寸法線を選択したまま、新規作成すると、選択された画層の属性を引き継ぎます。色が黄色となるので、紺色に変えておきます。
次に、「線の太さ」の項目を選択し、下矢印をクリックして「0.25mm」を選択します。

画像の説明

6.画層を削除したい場合は、削除したい画層を選択して、削除アイコンをクリックしてください。
削除できます。

画像の説明

7.画層が2つ作成できたので、図面エクスプローラ-画層ダイアログの右上の[x]ボタンをクリックして終了します。

●画層を変更する

画層を変更して、作図する方法を説明します。

【手順】

1.一旦、現在の0画層に矩形を作図します。「スナップ」をONにして、200×100の矩形を作図します。

画像の説明

2.次に、左上の「画層コントロール」の下矢印をクリックして、「寸法線」画層を選択します。
この時、画層の中に、「Defpoints」という画層が出来ていますが、こちらは、自動的に作成される画層です。
削除、リネームは出来ませんので、そのままにしておいてください。

画像の説明

3.画層が「寸法線」に変わりますので、そのまま、矩形に「寸法線」コマンドで寸法を入力します。
寸法線の色が黄色になって作図できます。

画像の説明

4.そのままの画層で、図枠用の矩形を0,0原点から横420、縦297で作図します。
黄色の線で矩形が作図されますが、その矩形を選択し、画層を「図枠」に変更します。

画像の説明

5.図枠を簡単に変更することができます。
先に画層を変更して作図していけば、図形を選択する手間は、省けます。
間違えて、違う画層に作図してしまった場合、今のように簡単に変更できます。

画像の説明

以上

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