PDFファイルの扱いには以下のような複数のコマンドがあります。その違いに関して説明します。
・PDFアタッチ(PDF Attach)
PDFアタッチは、BricsCADにおけるPDFファイルを図面に関連付ける機能です。PDFファイルは図面上に表示され、位置や表示設定が可能です。図面とは独立しており、参照や共有に使用されます。
・PDFアンダーレイ(PDF Underlay)
PDFアンダーレイは、BricsCADにおけるPDFファイルを図面の一部として追加する機能です。PDFファイルを表示し、その上に線や図形を描画することができます。図面の変更に応じて自動的に更新されます。
・PDF読み込み(PDF Import)
PDFアンダーレイは、BricsCADにおけるPDFファイルを図面の一部として追加する機能です。PDFファイルを表示し、その上に線や図形を描画することができます。図面の変更に応じて自動的に更新されます。
・PDFクリップ(PDF Clip)
PDFクリップは、BricsCADにおけるPDFファイルの特定の範囲を表示する機能です。選択した範囲のみを表示し、レイヤーコントロールも可能です。図面とPDFファイルの関連性があり、図面の変更に応じて自動的に更新されます。作業効率を向上させるための有用な機能です。
●PDFアタッチ(PDF Attach)
【操作方法】
1.menu[挿入]-[PDFアタッチ]コマンドを選択します。
2.「PDFアンダーレイファイルを選択」ダイアログが開くので、読み込みたいPDFファイルを選択し、「開く」ボタンでファイルを読み込みます。
3.「PDFアンダーレイをアタッチ」ダイアログが開きます。ここで、配置位置、尺度、回転を設定し、「OK」ボタンをクリックします。画面で位置を指定できる場合は、そのまま「OK」で決定します。
4.配置位置を決定します。
※この時、挿入するPDFと図面はリンクされますので、PDFファイルの入っているフォルダ名やファイル名を変更すると、画像が表示されず、下図のような、フォルダ名、ファイル名が表示されます。
●PDFクリップ(pdfclip)
5.PDFを挿入した後は、PDFの不要な画像のみ削除することができます。
コマンドラインに「PDFCLIP」と入力します。
6.「PDFアンダーレイ選択」と、表示されるので、PDFファイルの画像枠を選択します。
7.「PDFクリッピングオプションを入力」と、表示されるので、「新規(N)」を選択します。
8.「PDFクリッピング種類を入力・・・」と表示されるので、図形のに選択方法を選択します。
ポリゴン:多角形での選択、矩形状:矩形での選択が可能です。
9.「ポリゴン(P)」を選択し、必要な画像をポリゴンラインで、多角形に囲みます。
10.必要な画像を全て囲むことができたら、「ENTER」で決定します。囲んだ画像のみクリップして残ります。
必よな画像のみクリップすることができます。
以上
BricsCADの詳細説明は下記で