BricsCAD ネストを複写(ExpressTools)

外部参照およびその図面のブロック内にネストされた図形を、分解やバインドせずにコピーすることができます。

【操作方法】

1.menuの[ExpressTools]-[ブロック]-[ネストを複写]コマンドを選択します。

2.「コピー対象の入れ子図形を選択:」と、表示されるので、外部参照図形の一部のみでも選択できます。全て選択したら「Enter」で決定します。

3.「基点を指示・・・」と表示されるので、選択した図形の指示します。

4.移動先を指示します。

5.コピーできます。

以上

BricsCAD いろいろなファイルに関して

DGN、ACIS、FBX、IFCファイルに関して説明します。

●DGNファイル

DGNファイルは、建築、土木工学、電気工学、機械工学などの分野の設計やプロジェクトに関連する情報を保存するために利用されます。これらのファイルは、2D図面や3Dモデル、設計図などの確実な情報を保持できるため、大規模プロジェクトの設計の共有に適しています。

.dgnファイルは、他の一般的なファイル形式とは異なる独自のフォーマットを使用しているため、特定のソフトウェアで開くことが一般的です。MicroStationやAutoCAD、BricsCADなどの専用のソフトウェアを使用してください。ファイルを編集したり閲覧したりすることができます。

●ACISファイル

ACISファイルは、3Dモデリングやコンピュータ支援設計(CAD)のためのデータ形式です。ACIS(Geometric Modeling Kernel)は、3Dオブジェクトの幾何学的モデリングと操作を行うためのカーネル技術です。ACISファイルは、このカーネルを使用して作成された3Dモデルの情報を保存するためのファイル形式です。

ACIS ファイルは、幅広い CAD ソフトウェアで使用されており、異なる CAD プログラム間で 3D モデルを共有し、保存する際に利用されます。ACIS ファイルの形式は、複雑な幾何学的形状や曲面を正確にに表現できるために、工業製品の設計やエンジニアリングプロジェクトなど、高度な3Dモデリングが必要な分野で特に重要です。

ACISファイルは通常、「.sat」という拡張子を持っています。これは、Spatial Corporationによって開発されたACISテクノロジーに基づいています。ACISファイルは、ソリッドモデルや曲面、ボリュームなどの3Dデータを保存するために使用され、対応するソフトウェア(BricsCAD)やツールを使用して開くことができます。

●FBXファイル

FBX ファイルは、主に 3D モデリング アニメーションのために使用されるファイル形式です。FBX は、Autodesk によって開発されたファイル形式であり、異なる 3D アプリケーション間で 3D モデル、アニメーション、テクスチャ、カメラなどの情報を交換するために広く使用されています。

FBXファイルは、多くの3Dデザインやアニメーションソフトウェアでサポートされており、異なるソフトウェア間でプロジェクトを共有したり、データを移動したりする際に便利です。FBXファイル形式は、ゲーム開発、映画制作、アニメーション制作、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)プロジェクトなど、広範囲な分野で利用されています。

FBXファイルは、3Dモデルのジオメトリやテクスチャ、アニメーションキーフレーム、ボーン構造、カメラ設定など、様々な情報を保存することができます。このため、異なるソフトウェア間でモデルやアニメーションをあらかじめ共有する際に、FBXファイルが便利です。

FBXファイルは通常、「.fbx」という拡張子を持ち、多くの3Dデザインソフトウェア(Autodesk Maya、Autodesk 3ds Max、Blenderなど)で開くことができます。BricsCADでは書き出すことができます。

●IFCファイル

IFC(Industry Foundation Classes)ファイルは、建築、土木工学、施設管理などの建築関連の情報を共有するための国際的なオープン標準ファイル形式です。そのため、さまざまなCADソフトウェアやBIM(Building Information Modeling)ツール間で情報を交換しやすくするために使用されます。

IFCファイルは、建築の幾何学的形状、構造、素材、設備などの情報を含めて記述できるため、プロジェクトの異なる段階で情報の共有と連携を容易にします。 、施工、保守などの段階的に情報を継続して管理できるようになります。

IFCファイルは、建築プロジェクトの情報モデリングをサポートするために使用されるBIMソフトウェアで一般的に使用されます。建築設計者、建設業者、施設管理者など、異なる関係者が同じ情報を共有し、連携するための標準的な形式として、IFCファイルは非常に重要です。

IFCファイルは、通常「.ifc」や「.ifcxml」という拡張子を持ち、さまざまなBIMソフトウェアやCADツールで使用されています。BricsCADで読み込み、書き込みができます。

以上

BricsCAD レイアウト(ExpressTools)

指定したレイアウトの図形を目的のレイアウトに合成します。

【操作方法】

1.menuの[ExpressTools]-[寸法記入]-[寸法再自動調整]コマンドを選択します。

2.レイアウト2にレイアウト1の図形を合成します。

3.「LAYOUTMERGE」ダイアログが表示されるので、合成したいレイアウトを選択し「OK」をクリックします。

4.次に合成ベースにしたいレイアウトを選択し、「OK」をクリックします。

5.「空のレイアウトを削除しますか?...」と、表示されるので空のレイアウトタブを削除する場合は、「はい」を、残す場合は、「いいえ」を選択します。削除する場合そのまま「Enter」キーで決定します。

6.空となったレイアウト1タブが削除され、レイアウト2に合成されました。

以上

BricsCAD ブロック属性を表示(ExpressTools)

外部参照およびブロック内の図形のプロパティを表示します。オブジェクトのタイプ、ブロック名、画層名、色、および線種を一覧表示します。

【操作方法】

1.menuの[ExpressTools]-[ブロック]-[ブロック属性を表示]コマンドを選択します。

2.外部参照またはブロック図形を選択します。

3.ブロックの「オブジェクト」、「画層」、「色」、「線種」を表示します。「OK」でコマンドが終了します。

以上

BricsCAD VP尺度表示(ExpressTools)

選択したビューポートの尺度を表示します。
※このコマンドはLAYOUTタブ(ペーパー空間)でのみ使用できます。

【操作方法】

1.先に「Layout」タブ(ペーパー空間)を開いておきます。次にmenuの[ExpressTools]-[レイアウトツール]-[VP尺度表示]コマンドを選択します。
※空間調整はレイアウトタブで使用するコマンドです。モデル空間では使用できません。

2.尺度をしりたいビューポートを選択します。

3.コマンドプロンプトに選択したビューポートの尺度が表示され、コマンドが終了します。

以上

BricsCAD VP同期(ExpressTools)

メインのビューポート枠のカスタム尺度を他のビューポート枠に反映させるコマンドです。

【操作方法】

1.先にLayoutタブを開いておきます。次にmenuの[ExpressTools]-[レイアウトツール]-[空間調整]コマンドを選択します。
※空間調整はレイアウトタブで使用するコマンドです。モデル空間では使用できません。

2.「参照ビューポートを選択:」と、表示されるので表示尺度を合わせたいビューポート枠を選択します。

3.反映させたいビューポート枠を選択します。良ければ[Enter」で決定します。

4.両方のビューポート枠を選択することにより、それぞれのビューポート枠のカスタム尺度がほぼ同じになります。

以上

BricsCAD 空間調整(ExpressTools)

モデル空間で指定された長さポイントを、ペーパー空間で同じ距離位置に合わせるコマンドです。

【操作方法】

1.先にLayoutタブを開いておきます。次にmenuの[ExpressTools]-[レイアウトツール]-[空間調整]コマンドを選択します。
※空間調整はレイアウトタブで使用するコマンドです。モデル空間では使用できません。

2.レイアウト空間のビューポートがアクティブになりますので、モデル空間の範囲を指定します。

3.ビューポート内のモデル空間にて、1点、2点と指定します。

4.次にペーパー空間にて、1点、2点と指示します。

5.「Enter」キーで決定します。

6.指定した位置に表示されます。

以上

BricsCAD 寸法再自動調整(ExpressTools)

図形や図形上の端点に寸法を連携させます。確認したい寸法線を選択し、コマンドを実行することにより、選択セット内の寸法図形が1つずつハイライトされ、現在ハイライトされている寸法図形の関連付けポイントが表示され関連付けが切れている場合、関連付け指示コメントが表示されます。

【操作方法】

1.menuの[ExpressTools]-[寸法記入]-[寸法再自動調整]コマンドを選択します。

2.「図形を選択、または...」と、表示されるので、確認したい寸法線を選択します。「Enter」キーで決定します。

3.寸法線が1つ1つハイライトされ、寸法線の端点の関連付けが無くなった場合、下図のような青×のようなマークが表示されるので、関連付けする図形ポイントを指示します。

4.指示が終わり、マウスをクリックすることにより、次の寸法線のチェックとなり、関連付けされている寸法線に関しては、下図のように青×に□のマークが表示されますので、そのままマウスをクリックして全ての寸法線を確認します。

5.関連付けが外れている箇所は、再度、関連付けされ全ての寸法線が表示され、コマンドが終了します。

以上

BricsCAD 寸法スタイル書き出し(ExpressTools)

寸法線スタイルの設定をファイルに書き出しできます。

【操作方法】

1.menuの[ExpressTools]-[寸法記入]-[寸法スタイル書き出し]コマンドを選択します。

2.「寸法スタイルの書き出し」ダイアログが表示されるので、「ファイル…」ボタンをクリックし保存先フォルダをとファイル名を指定します。

3.「書き出しファイルを選択」ダイアログが開くので、保存先フォルダとファイル名を指定し保存します。

4.「書き出し」ボタンをクリックし、ファイルに書き出します。

5.正常に書き出された時のメッセージが表示されます。[OK]をクリックして処理を完了します。

ダイアログは閉じてコマンド終了します。

●寸法スタイル読み込み…

寸法スタイルの書き出しファイルを読み込みます。

【操作方法】

1.menuの[ExpressTools]-[寸法記入]-[寸法スタイル読み込み]コマンドを選択します。

2.「寸法スタイルの読み込み」ダイアログが開きますので、「ファイル」ボタンをクリックします。

3.書き出された寸法スタイルファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。

4.読み込みたい寸法スタイルを選択し、「読み込み」ボタンをクリックし読み込みます。

5.「読み込みが正常に完了しました。」と、表示されたらOKボタンを押して完了です。

ダイアログを閉じて完了です。

以上

BricsCAD 引出線アタッチ(ExpressTools)

引出線を、マルチ テキスト、幾何公差、またはブロック図形に関連付けします。


※マルチテキストや幾何公差図形に関しては、矢印図形が伸びて関連付けされますが、ブロック図形に対しては矢印図形は伸びないので、ブロック図形を矢印図形に重ねて関連付けしてください。

【操作方法】

1.あらかじめ、「LEADER」コマンドにて矢印を引いておきます。

2.マルチテキスト、幾何公差記号、ブロック図形を作図しておきます。

3.menuの[ExpressTools]-[寸法記入]-[引出線ツール]-[引出線アタッチ]コマンドを選択します。

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4.「引出線図形を選択:」と、表示されるので引出線を選択します。

5.次に関連付けるマルチテキストを選択します。

6.矢印がマルチテキストに関連付けされます。

7.幾何公差も同じように関連付けされます。

8.ブロック図形に関しては、矢印図形とブロックが離れている場合、そのままの位置での関連付けとなるので、移動して矢印図形に引っ付けてからアタッチしてください。

9.これで、それぞれの図形を移動させても矢印図形がくっついて伸縮されます。

以上

●引出線アタッチ解除

「引出線アタッチ」の解除を行います

【操作方法】

1.menuの[ExpressTools]-[寸法記入]-[引出線ツール]-[引出線アタッチ解除]コマンドを選択します。

2.解除したい引出線を選択します。「Enter」キーで決定です。

3.解除された引出線の数が表示されます。

4.引出線との関係が解除されます。引出線はそのまま残ります。

以上

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