BricsCAD 直線の作図(ダイナミック入力、相対座標入力)

正確な図形を描くには、長さと角度の指定が必要です。
BricsCADでは正確な図形を描くために、ダイナミック入力、絶対座標、相対座標、極座標入力の4通りの方法があります。

画像の説明

●ダイナミック入力作図

まず、ダイナミック入力の場合、設定を確認します。LINEコマンドを実行し、始点を指示してから直線の伸ばしたとき、長さを入力する枠と角度が表示されている場合、ダイナミック入力がONとなっているので、そのまま、次の作業を行ってください。
直線だけで、何も表示されない場合は、ダイナミック入力がOFFとなっているので、画面右下にあるステイタスバーの「ダイナミック」の項目をクリックし、ONにしてください。

画像の説明

45°の角度の100の長さの線を作図してみます。

1.コマンド選択「線分」ボタンを選択します。

2.直線を引くための始点を指示します。

3.長さ入力の欄が青色になるので、直接その枠に長さ 100 を入力します。ここで「ENTER」キーをクリックすると決定してしてしまうので、「TAB」キーを押してください。

4.長さが100に固定され、角度入力の欄が青に変わり角度が入力できます。45と入力し「ENTER」で決定します。

5.間違って決定してしまった場合は、キーボードから「U」を入力することにより1つ前の状態に戻ります。(入力は半角文字です)

6.終了するには、再度「ENTER」キーをクリックしコマンドを終了します。

●相対座標で線を作図

指定した位置から作図したいポイントまでの線の作図方法を説明します。キーボードからの数値入力となります。LINEコマンドを実行し、始点を指示してから直線の伸ばした位置までのx座標、y座標をキーボードから入力し、実行します。
単純に X座標 100 Y座標 200 の位置へ作図したい場合、100,200 と入力すると絶対座標に作図されます。
相対座標で入力したい場合、@100,200 と先頭に @ を付けると相対座標となります。

1.コマンド選択「線分」ボタンを選択します。

2.直線を引くための始点を指示します。

3.コマンドラインに @100,200 と入力し、「ENTER」キーをクリックすると決定します。

4.この時入力、x、yの数値は、始点からみて上方向、右方向はプラスの数値を、下方向、左方向はマイナスの数値を入力してください。例えば、左下に引きたい場合は、@-100,-200 となります。

5.終了するには、再度「ENTER」キーをクリックしコマンドを終了します。

以上

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