BricsCADの作図空間には、AutoCAD同様「モデル」タブと「レイアウト」タブが用意されています。これらは、タブをクリックすることにより切り替えることができます。
●レイアウトタブに関して
レイアウトには「モデル空間」と「ペーパー空間」の2つの空間があります。
・モデル空間とは・・・ベースとなる図面データの入力空間です。こちらの空間に図形を1/1で作図します。
・ペーパー空間とは・・・印刷するときのレイアウトを作成する空間です。モデル空間に作図した図形をビューポート枠をとおして表示させ、レイアウトを調整します。
レイアウトタブでは、下図のようにモデル空間の作図を表示する為に「ビューポート枠」を使用します。ビューポート枠を使用してモデル空間の作図の印刷したい範囲を表示しているイメージとなります。
●ビューポート枠内をダブルクリックすることにより、モデル空間が作業空間となります
※ビューポート枠が太く濃い表示となり、モデル空間の図形を拡大、縮小し操作できます。
●ビューポート枠は細い表示となりペーパー空間での作業となります
※モデル空間の図形にスナップすることはできますが、図形を選択や拡大、縮小することはできません。モデル空間の図形にスナップして、ペーパー空間上に寸法線を作図することができます。
レイアウトタブのペーパー空間に図枠を作成し、その図枠内にビューポート枠を指定して図枠内の配置を決めるように設定することができます。ビューポート枠内の図形の表示倍率を変えることにより、尺度変更することができます。
以上