BricaCAD 長さの調べ方(2点間の距離)

BricsCADにて2点間の長さを簡単に調べる方法

●BricsCAD V19にて2点間の最短距離を調べる方法

BricsCAD V19より2つの図形を選択することにより、簡単に2点の最短距離が表示され、編集することができるようになりました。
ただし、最短の距離となりますので、任意の位置での距離測定は、これまでと同じ操作方法となります。

【操作方法】

1.最短距離を調べたい1つの図形を選択します。

画像の説明

2.もうひとつの図形を選択します。
すると、2点間の最短の距離が表示されます。

画像の説明

3.距離を変更することにより、図形を移動することができます。
この時最初に選択した図形が固定され、2番目に選択した図形が移動されます。

画像の説明

●BricsCAD V19 以前のバージョンでの操作

【操作】
1.メニューの[ツール]-[問い合わせ]-[距離]を選択します。

画像の説明

2.コマンドラインに「距離を計測する始点:」と表示されるので、1点目の始点を選択します。

3.次に「終点」と表示されるので、2点目を選択します。
 すると、コマンドラインに距離、角度等が表示されます。

画像の説明

4.繰り返しとなりますので、「Esc」か「Enter」で終了です。

BricaCAD 新しいパソコンへのインストール方法

動作環境
・Windows7,8,10に対応しています。

旧パソコンから新しいパソコンへ環境等を移動する方法

まず、旧パソコンでBricsCADのアクティベートを解除します。次に、新しいパソコンにBricsCADをインストールしてアクティベートを実行してください。

旧PCのアクティベートを解除
  ・BricsCAD
●新PCのアクティベート
  ・BricsCAD

※プロファイルのバックアップは、旧パソコンのアクティベートを解除する前に行ってください。
 その後、新PCにてアクティベートした後、バックアップを取り込み下さい。

プロファイル

それぞれの移設方法を説明します。


●旧PCのアクティベート解除方法

●BricsCAD

 【操作方法】

■BricsCAD V19以前の場合

1.BricsCAD V19以前の場合
  BricsCAD V19 アイコンからBricsCADを起動します。

2.メニューの「ヘルプ」-「ライセンス管理」を実行します。

3.右上の「ライセンスを管理」をクリックし、ライセンス管理ダイアログが表示します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-16.png

4.左下の「アクティベート解除…」を実行します。
※インターネットに接続されている状態で行ってください。

■BricsCAD V20の場合

1.BricsCAD V20の場合

   BricsCAD V20 アイコンからBricsCADを起動します。

画像の説明

2.BricsCADを起動したら、[ヘルプ]-[ライセンス管理]をクリックします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-2.png

※V20は起動時のランチャーからもライセンス管理を起動できます

画像の説明

BricsCADランチャが起動せず、「ホーム」画面になる場合、右下に「□起動時にBricsCADランチャを表示する」に、チェックを入れて、一旦、BricsCADを終了し、再度、起動してください。次の起動から「BricsCADランチャ」が表示されます。

3.ヘルプからの[ライセンス管理]を起動すると、以下のようなライセンス管理ダイアログが表示するので、一番上の[ライセンス管理]を再度をクリックし実行します。
すると、次の画像の「Bricsysライセンス管理」ダイアログが表示されます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-3-1024x335.png

ランチャーからライセンス管理を起動した場合、以下のようなライセンス管理ダイアログが表示するので、左下の「アクティベート解除…」をクリックし実行します。

画像の説明

4.メッセージに従って解除してください。この時、インターネットに接続しておく必要があります。

■BricsCAD V23の場合


1.BricsCAD V23の場合

   BricsCAD V23 アイコンからBricsCADを起動します。

2.BricsCADを起動したら、[ヘルプ]-[ライセンス管理]をクリックします。

3.ヘルプからの[ライセンス管理]を起動すると、以下のようなライセンス管理ダイアログが表示するので、一番上の[ライセンス管理]を再度をクリックし実行します。

4.「Bricsysライセンス管理」ダイアログが表示されます。
左下の「アクティベート解除…」をクリックし実行します。


●BricsCADのアクティベート作業

■BricsCAD ソフトウェアのダウンロード
BricsCADはいつでも、最新ソフトウェアが、Bricsysのホームページよりダウンロードしていただけます。

ダウンロードサイトは以下です。
https://www.bricsys.com/ja-jp/

・ダウンロード手順

1.ホームページの「BricsCADを使い始める」をクリックします。(2023/12/27 現在)

  

2.「BricsCADをダウンロード」と表示されるので、ここから、「ログインはこちら」をクリックしてダウンロードします。


この時、まだ、「Bricsysアカウント」登録していない場合は、①の「アカウントの作成」欄の項目をクリックしてBricsysのアカウントを登録し、ソフトウェアをダウンロードしてください。
アカウント登録は既に、「Facebook」、「Google」、「Linkedln」等のアカウントをお持ちの場合、そちらでも登録できます。パスワードを忘れている場合は、②の「パスワードをお忘れですか?」をクリックして再登録してください。

3.登録が既に済んでいる場合は、メールアドレス、パスワードを入力しログインします。
 「BricsCADをダウンロード」のページに移動するので、「BricsCADをダウンロード(Ver)・・・」ボタンをクリックしてソフトウェアをダウンロードしてください。

この時、古いバージョンのソフトウェアをダウンロードしたい場合は、①の「VerNO」をクリックし、必要なバージョンのソフトウェアをダウンロードしてください。

 ●ライセンスNoの確認方法

次にライセンスNoの確認方法を説明します。BricsCAD V20よりライセンス情報は、メールで送信されなくなりましたので、
ご自身にて、Bricsysのホームページ上から、ログインし確認していただく必要があります。
ソフトウェアのダウンロードにてサイトにログインした状態より説明します。

1.サイトにログインした状態で、右上の人のマークと名前 ①をクリックします。

2.メニューが表示されますので、①の「ライセンスの管理」を選択します。

3.「私のライセンス」のページが表示されますので、ここでライセンスNoを確認できます。
※ライセンスNoは 数字と「ー」 も必要です。
    
     

最後はログアウトして閉じてください。
     

●アクティベート作業

インストール作業をした後に行います。

1.表示にそってインストール作業を行い、インストール作業が終了しますと、「・・完了しました。」
と、表示されるので、□BricsCADを起動します。にチェックを入れ、「完了」ボタンをクリックします。

画像の説明

2.「BricsCADランチャ」が表示されますので、「ライセンス管理」ボタンをクリックします。

画像の説明

3.「Bricsysライセンス管理」ダイアログが開くので、ライセンスキーの枠にライセンスNoをー付きで入力します。
ライセンスキーは 4文字-4文字-4文字-6文字-4文字 となっています。「OK」を押して完了です。

画像の説明

4.「ライセンスはアクティベートできました」と表示されたら、完了です。

画像の説明

●プロファイルのバックアップ作業

プロファイルには、設定した環境が保存されます。ツールバーなどを自分でカスタマイズなどしている場合、
プロファイルを書き出し、新しい環境に取り込むことができます。

1.プロファイルの管理を起動
メニューの[ツール]-[プロファイル管理]を選択します。

画像の説明

2.「ユーザープロファイル管理」ダイアログが表示されます。
 その中で、プロファイル名にチェックが付いているものが現在使用されている環境です。
 書き出ししたいプロファイルを選択し、[書き出し]ボタンをクリックします。

画像の説明

3.「プロファイルを書き出し」ウィンドウが表示されるので、これをわかるところにファイル名を入力し保存します。
ダイアログは閉じます。
   
   画像の説明

4.新しいパソコンで、保存したプロファイルをコピーします。BricsCADを起動し、[ツール]-[プロファイル管理]を起動し、
[読み込み]ボタンをクリックして、保存したプロファイルを選択し、[開く]ボタンで読込みます。   

画像の説明

5.「プロファイルを読込み」ダイアログが開いて、プロファイル名を変更することもできます。
そのままでよければ、[OK]をクリック。同じ名前がある場合は、上書き確認が表示されます。
もうすでに、なんらかのプロファイルがある場合は、読み込んがプロファイルを選択し、
[カレントにセット]ボタンをクリックします。

画像の説明

6.選択したプロファイルにチェックが付き、カレントの設定に変更されます。[OK]で閉じます。

画像の説明

以上    

BricaCAD マウス右ボタンクリック ショートカットメニューのカスタマイズ

マウス右ボタンクリックで表示されるメニューのカスタマイズに関して説明します。
※くれぐれも自己責任にて作業をお願いいたします。
※defaultのプロファイルのメニューをカスタマイズした場合、BricsCADのバージョンアップ時に上書きされる場合がありますので、ご注意ください。

画像の説明

マウス右ボタンで表示されるメニューに多くの種類が用意されています。
基本的によく使用するメニューは、
1.デフォルト(何も選択していない時にマウス右ボタンクリック)

2.編集(図形を選択している時にマウス右ボタンクリック、選択時のオブジェクトの種類で内容が変わります。)

3.コマンド(設定にて、コマンド実行時にメニューを表示にチェックがある場合、コマンド実行時にマウス右ボタンクリックで表示)

に、なるかと思いますが、それ以外に選択する図形によりメニューが変わります。
それぞれに、よく使用するコマンドを割り付けることにより効率がアップできるかと
思います。
例でいいますと、
1.文字の選択時

2.ブロックの選択時

3.ポリラインの選択時

それぞれの項目で追加、削除していけば、オリジナルメニューが作成できます。

では、カスタマイズの方法を説明します。

●ショートカットメニューのカスタマイズ

【操作】

1.メニューのツールバーからは、[ツール]-[カスタマイズ]を選択します。
  リボンメニューからは、[管理]-[カスタマイズ]-[カスタマイズ]です。
  マウスからは、ツールバーアイコンがある場所で、マウスの右ボタンをクリックし、表示されたメニューから[カスタマイズ]を選びます。

画像の説明
画像の説明
画像の説明

2.起動すると、「カスタマイズ」ダイアログが開きます。

画像の説明

3.カスタマイズダイアログの[メニュー]タブの[BRICSCAD]の[コンテキストメニュー]の項目がショートカットメニューの項目になります。
  
画像の説明 

4.[コンテキストメニュー]-[デフォルト]の項目が、デフォルトのショートカットメニューの内容となります。
 この、コンテキストメニューの中のそれぞれの項目を編集することにより、ショートカットメニューがカスタマイズできます。

画像の説明

5.コマンドを追加する場合は、右側の「利用可能なツール」のあるウィンドウから、ドラッグ&ドロップでもってきます。
 カスタマイズで独自にコマンドを作成する場合も、まず、右側の窓のツールを作成し、左側のメニューに移動して使用します。

画像の説明

6.具体的に、デフォルトのショートカットメニューに[線分]と[文字]コマンドを追加してみます。
[線分]と[文字]コマンドは右側の[作図]の項目の中にありますので、[作図]の項目の[+]の部分をクリックして項目を開きます。
[線分]は上の方に、[文字]は下の方にあります。

画像の説明

7.線分と文字を1つづつ選んで、ドラッグ&ドロップで左側のメニューの[デフォルト]の[繰り返し(R)]の下にもっていきます。
その時は、[——]の項目を選択すれば、上のコピーすることができます。ドラッグ&ドロップで持ってきても、元のツールの項目は
消えません。コピーとなります。左側にメニューの配置位置を間違えて場合も、ドラッグして移動することができます。

画像の説明

8.これで、完了となれば、カスタマイズダイアログを閉じます。閉じる時に「変更は保存するか」聞いてくるので、保存しておきます。
デフォルトのショートカットメニューを表示してみます。同じように、編集の時や、オブジェクトの種類による編集のメニューもカスタマイズできます。

画像の説明

9.不要な左側のウィンドウのコマンドは、選択して「delete」キーで削除すればOKです。
 左側のコマンドを削除しても、右側のコマンドは消えませんので、必要になった場合は、再度、追加できます。

画像の説明

以上

BricaCAD 寸法補助線の一部を削除する方法

寸法補助線の一部(図形に交わる部分)を削除する方法です。
※V17.2.04からの機能となります。

【操作方法】
1.メニューの[寸法記入]-[寸法分割]コマンドをクリックします。

画像の説明

2.寸法補助線の一部を削除したい寸法線を選択します。

画像の説明

3.次に削除したい部分の図形側を選択します。

画像の説明

4.寸法補助線と図形の交わる部分が削除されます。
連続で削除できるので、終了したい場合は、「ENTER」か「Esc」で終了します。

画像の説明

以上

BricaCAD 3D ソリッドに色を付ける

BircsCADで作成してソリッド図形に色を付ける方法です。

まず、図形表示がワーヤーになっている場合は、表示を変更します。
メニューの「表示」-「レンダリング」-「モデリング」を選択します。

画像の説明

色を変えたい図形を選択し、「色のコントロール」で変えたい色を選択します。

画像の説明

赤、黄、緑、水色、青、マゼンタ以外の色は、色選択を選択して選んでください。

画像の説明

図形の色が変更できます。

画像の説明

以上

BricaCAD 図形スナップの種類と使い方

●一時図形スナップ

図形スナップを一時的に選択した図形スナップのみにする方法です。

【操作方法】
1.キーボードの[SHIFT]キーを押しながら、マウスの右ボタンをクリックします。

2.「中心」を選択します。

3.図形スナップは一時的に「中心」のみとなり、中心にスナップされます。

4.スナップが終了すると、再び、元の図形スナップ設定状態に戻ります。

V23 の追加された図形スナップ

BricsCAD V23には標準では21種類の図形スナップが用意されています。

(21)寸法線への図形スナップ

「OSOPTIONS」システム変数の「寸法補助線の端点を無視」オプションを無効にして、寸法補助線の図形スナップを有効にします。寸法線にスナップさせることができます。

●V18 の図形スナップ

BricsCAD V18には20種類の図形スナップが用意されています。
それらの図形スナップの使い方を説明します。

画像の説明

(1)複数の一時的なトラッキングポイント

画像の説明

 ある基点からxいくら、Yいくらの座標値から図形を作図したい場合などに使用します。
※コマンドが実行中で無い場合にクリックしてもエラー表示となります。
作図コマンドを実行した後に選択し、実行してください。

(例)
・円をあるポイントから、x方向に50、Y方向に50の位置に作図したい場合。

【操作】
1.円コマンドを実行
2.図形スナップ「1時トラッキング点」を選択
3.基点となるポイントをクリック(この時、図形スナップが表示されない場合は、交点や端点など、基点となるポイントを選ぶことが出来る図形スナップを選択し、基点を選んでください。
その場合でも「一時トラッキング点」は有効です。
4.トラッキングラインが表示されるので、ダイナミック入力で、Y方向に50を入力し、「ENTER」をクリック。
5.Yの50の位置から再度トラッキングラインが表示されるので、X方向に50を入力し、「ENTER」をクリック。
6.連続で複数指示することができます。このポイントでよければ、「ENTER」をクリックし、完了します。
7.「一時トラッキング点」コマンドが終了し、最後の点が円の作図ポイントとなります。
8.最後のポイントに円を作図します。

(2)2点間の中点にスナップ

画像の説明

 ある2点を指示するとその中間点に図形を作図、移動させることができます。
※コマンドが実行中で無い場合にクリックしてもエラー表示となります。
作図コマンドを実行した後に選択し、実行してください。

(例)
・円をある2点の中間ポイントに作図したい場合。

【操作】
1.円コマンドを実行
2.図形スナップ「2点間の中点にスナップ」を選択
3.基点となる2つのポイントをクリック(この時、図形スナップが表示されない場合は、交点や端点、中心など、基点となるポイントを選ぶことが出来る図形スナップを選択し、基点を選んでください。
その場合でも「2点間の中点スナップ」は有効です。)します。
4.円の作図基点が、選択して2点の中間に決定されていますので、ここで円を作図します。

(3)端点

画像の説明
画像の説明

図形の端点にスナップします。

(4)中点

画像の説明
画像の説明

図形の中点にスナップします。

(5)近接点

画像の説明
画像の説明

図形上のもっとも近い点にスナップします。

(6)中心

画像の説明
画像の説明

円、円弧などの中心点にスナップします。

(7)図心

画像の説明
画像の説明

矩形などの閉じたポリラインの平面の重心にスナップします。

(8)垂線

画像の説明
画像の説明

他の図形の垂直点にスナップします。

(9)平行スナップ

画像の説明
画像の説明
画像の説明


線分の始点を指示し、平行に作図したい図形の上にカーソルを移動すると、平行スナップマークと赤のプラスマークが表示され、作図中のラインが平行位置に戻ると、ポイントした図形と平行にガイドラインが表示されます。

(10)接線

画像の説明
画像の説明

円、円弧、楕円、楕円弧に接する点にスナップすることができます。

(11)四半円点

画像の説明
画像の説明

円、円弧、及びポリライン円弧の四半円点へスナップします。

(12)挿入基点

画像の説明
画像の説明

テキストとブロックの挿入基点にスナップされます。

(13)点

画像の説明
画像の説明

点図形へスナップします。

(14)交点

画像の説明
画像の説明

図形の交点へスナップします。

(15)仮想交点

画像の説明
画像の説明

図形同士が延長線上で交わる点にスナップします。

(例)
・2つの線分の延長上の交わる交点に円を作図したい場合。

【操作】
1.円コマンドを起動します。
2.図形スナップ「仮想交点スナップ」を選択します。
3.片方の線分にカーソルを移動すると「延長仮想交点」のマークが表示されるので、表示された時点で
線分をクリックします。
4.そして、もう片方の線分にカーソルを移動すると、2つの線分の延長線上に「仮想交点」マークが表示
されるので、その時点でマウスをクリックします。
5.円の半径を入力して、円が作図できます。

(16)延長交点

画像の説明
画像の説明

2つの図形の延長した交わる交点にスナップします。「仮想交点」と同じような動作となります。

(例)
・2つの線分の延長上の交わる交点に円を作図したい場合。

【操作】
1.円コマンドを起動します。
2.図形スナップ「延長交点スナップ」を選択します。
3.片方の線分の延長したい方の端のカーソルを移動し、しばらく置いておくと、
端の赤い十字マークが表示されます。その状態で、カーソルを線分の延長線上に移動すると、
ガイドのラインが表示されます。
4.次に、もう片方の線分の延長したい方の端にも同じようにカーソルを移動して置くと、
十字のマークが表示され、延長線のガイドラインと、先程の線分の延長線上の交わる点に
両方の図形からガイドラインが表示され、交点にスナップできます。その時点でクリックします。
5.円の半径を入力し作図します。

(17)解除

画像の説明

図形スナップを解除します。

(18)図形スナップの高さを無視

画像の説明

「OSNAPZ」を「図形スナップ高度は無視」に設定し、スナップした点のZ座標を「ELEVATION」システム変数の現在の値に置換します。
Z座標時が違う図形同士の交点をとり、Z座標が0の位置に図形を作図することができます。
※「DUCS」はONにしておきます。図形スナップの目印の形状はそのままで、色が紫色となります。

(19)ハッチングへの図形スナップ

画像の説明

「OSOPTIONS」システム変数の「ハッチングを無視」オプションを無効にし、ハッチングのスナップを可能にします。ハッチング図形にスナップします。

(20)負のZ座標へ図形スナップ

画像の説明

「OSOPTIONS」システム変数の「負のZ方向に図形スナップ」オプションを無効にして、ダイナミックUCSがアクティブなときに負のZ値での図形スナップを可能にします。
Z座標が異なる図形同士の交点をとり、作図したいZ座標の位置に作図することができます。

以上

BricsCAD リボンメニューの表示方法(リボン)

BricsCAD のバージョンにより表示方法が若干違います。各バージョンでの表示方法を説明します。

●V20、V21での表示方法

V20から表示させるメニューの位置が変わっています。

【操作】

1.メニューの[表示]-[リボンバー]にチェックを入れて表示させてください。

●V19での表示方法

BricsCAD V19 からデフォルトでリボンメニューの表示となっています。
通常のクラシックなメニューに変更したい場合は、「ワークスペース」選択ウィンドウで「2D作図(ツールバー)」を選択してください。

BricsCAD V18以前では初期起動ではリボンメニューは表示されていません。
AutoCADを使用されていた場合、リボンメニューになれている方は使いたいかと思います。
表示方法は簡単です。

【操作】

1.ツールバーが表示されている位置であればどこでも良いので、マウスのカーソルをその位置に移動し、マウスの右ボタンをクリックします。
メニューが表示されるので、「リボン」の項目にチェックを付けるだけです。
ここで、いろいろなメニューの表示・非表示が可能です。

2.チェックを付けるとすぐにリボンメニューが表示されます。

BricsCAD V18~ Excelファイルの貼り付け

(記事の修正:2020/07/14)

BricsCADにExcelファイルを貼り付ける方法は、いくつかあります。
その方法を説明します。
※貼り付ける場合は、あらかじめ表などの幅を整えてから貼り付けしてください。
CAD側では変更することはできません。再度、Excelを起動して修正する必要があります。

画像の説明

Excelデータとして貼り付け(リンク無し)
Excelデータとして貼り付け(リンク有り)
BricsCADの表データとして貼り付け

●Excelデータとして貼り付け(元データとのリンク無し)

1.貼り付けしたいExcelファイルを開き、貼り付けしたい範囲をコピーします。

画像の説明

2.BricsCADにて[編集]-[型式を選択して貼り付け(S)…]を選択します。

画像の説明

3.「形式を選択して貼り付け」ダイアログが開くので、●「貼り付け」 を選択し、
「Microsoft Excel 2003 ワークシート」を選択して「OK」ボタンをクリックして貼り付けます。

画像の説明

4.ExcelデータがBricsCADに取り込まれるので、データを選択して、配置したい位置、大きさに変更します。

画像の説明

5.張り付けたデータをダブルクリックすると、Excelが起動してデータを編集することができます。ただし、元のデータとはリンクしていません。

画像の説明

●Excelデータとして貼り付け(元データとのリンク有り)

1.貼り付けしたいExcelファイルを開き、貼り付けしたい範囲をコピーします。

画像の説明

2.BricsCADにて[編集]-[型式を選択して貼り付け(S)…]を選択します。

画像の説明

3.「形式を選択して貼り付け」ダイアログが開くので、●「リンク貼り付け」 を選択し、
「Microsoft Excel 2003 ワークシート」を選択して「OK」ボタンをクリックして貼り付けます。

画像の説明

4.ExcelデータがBricsCADに取り込まれるので、データを選択して、配置したい位置、大きさに変更します。

画像の説明

5.張り付けたデータをダブルクリックすると、Excelが起動してデータを編集することができます。元のデータを編集しますので、元のデータが削除されると変更できなくなりますので、注意してください。

画像の説明

●CSVデータとして貼り付け

1.貼り付けしたいExcelファイルを開き、貼り付けしたい範囲をコピーします。

画像の説明

2.BricsCADにて[編集]-[型式を選択して貼り付け(S)…]を選択します。

画像の説明

3.「形式を選択して貼り付け」ダイアログが開くので、●「貼り付け」 を選択し、
「CSV」を選択して「OK」ボタンをクリックして貼り付けます。

画像の説明

4.BricsCADの表オブジェクトとして貼り付けされます。貼り付けされる表の大きさを変更するには、表をクリックし、表示されるグリップを動かすことにより大きさを変更することができます。

画像の説明

5.[修正]-[尺度変更]により尺度を変更して表のサイズを変更することもできます。

画像の説明

6.文字の修正は、そのまま文字をダブルクリックして編集します。セル毎に修正できます。
 修正後、「Enter」で決定すれば、下のセルへ移動し、修正することができます。
 一番下のセルまでいくと、それ以後は、(V18)ではそのセルのままです。
 (V19)以降は、隣のセルに移動します。終了する場合は、[OK]ボタンをクリックして終了です。

画像の説明

以上

BricsCAD 図形のグループ化と解除方法

複数の図形をグループ化する方法の説明です。

●BricsCAD V23でのグループ化、解除方法の説明

●グループ化

【操作方法】

1.menuの[ツール]-[グループ(G)]を選択します。リボンmenuであれば、[ホーム]-[グループ]タブ-[グループ…]アイコンを選択します。

2.「図形グループ」ダイアログが表示されるので、名前を付けずにグループ化する場合は、「■名前無し」の項目にチェックを入れ、[X]「図形を選択してグループを作成」をクリックしてグループ化したい図形を選択します。

3.「[X]図形を選択してグループを作成」の[X]アイコンをクリックし、図形を選択します。「Enter」をクリックして決定します。

4.選択が完了したら[OK]をクリックして完了となります。

5.グループ化が完了となります。

●グループ化を解除する方法

【操作方法】

1.menuの[ツール]-[グループ(G)]を選択します。リボンmenuであれば、[ホーム]-[グループ]タブ-[グループ…]アイコンを選択します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-121.png

2.「図形グループ」ダイアログが表示されるので、「■ 名前の無いグループを表示」にチェックを入れて、[図形でグループを検索(F)]を選択し、解除したいグループ図形を選択し自動でついたグループ名を調べます。

3.グループ図形を選択することによりグループ名が表示されますので、グループ名を確認して[OK]ボタンをクリックします。

4.記憶したグループ名称を選択して、[選択したグループをグループ解除]ボタンをクリックし、解除します。解除したグループ名は削除されます。完了したら[OK]ボタンでウィンドウを閉じます。

5.グループが解除されているのが分かります。

●グループへ図形を追加する

グループ図形に他の図形を追加する方法

【操作方法】

1.グループ化されている図形に他の図形を追加する場合、追加したいグループを選択しておきます。「図形グループ」ダイアログから[グループへ図形を追加]コマンドを選択します。

2.選択したグループ図形に追加したい図形を選択し「ENTER」で決定します。

3.再度ダイアログが表示されるので、[OK]をクリックしてダイアログを閉じ完了します。

4.図形が追加されているのがわかります。



●BricsCAD V18でのグループ化、解除方法の説明

グループ化コマンドを起動する場合、メニューの「ツール」-「グループ(G)」を選択するか、
ツールバーアイコンの「ツール」が表示されていれば、そこから。「グループ」アイコンをクリックしてコマンドを起動してください。

画像の説明

●グループ化する方法

複数のグループを編集しやすいようにグループする方法です。

KBCTOOL2をお持ちの方は、こちらをご覧ください

【操作方法】

1.「ツール」のツールバーアイコンを表示させ、「グループ」を選択するか、メニューの「ツール」-「グループ(G)」を選択します。
※デフォルトの設定では「ツール」のツールバーアイコンは表示されていませんので、最初に表示させる必要があります。

2.図形グループダイアログが表示されるので、名前を付けずにグループする場合は、「■名前無し」の項目にチェックを入れ、「図形を選択してグループを作成」アイコンを選択します。

3.コマンドラインに「図形を選択:」と表示されるので、グループ化したい図形を全て選択し、「ENTER」で決定します。

4.再度、「図形グループ」ダイアログが表示されるので、他にグループ化する図形がなければ、「OK」ボタンをクリックしてコマンドを終了します。

5.図形を選択するとグループ化され、全て選択できます。

●グループ化を解除する方法

グループ化された図形を解除する方法です。

KBCTOOL2をお持ちの方は、こちらをご覧ください

1.「ツール」のツールバーアイコンを表示させ、「グループ」を選択するか、メニューの「ツール」-「グループ(G)」を選択します。

2.図形グループダイアログが表示されるので、解除したいグループ名を選択し、「選択したグループをグループ解除」ボタンをクリックします。
複数のグループ化された図形がある場合、名前が複数表示されるので、「選択グループをハイライト」ボタンを使用して、解除したいグループ名を特定し、選択してください。

3.選択したグループ名が消えれば、解除完了です。「OK」ボタンをクリックしてコマンドを終了してください。

4.図形の一部のみ選択され、グループ化が解除されています。

以上

BricsCAD V18 異尺度設定に関して

モデル空間で、異尺度の図形を作図する場合の方法を説明します。

画像の説明

● 注釈尺度の設定

1.ステータスバーに「注釈尺度」「自動尺度変更」が表示されていない場合、表示します。
ステータスバーの右端の「▼」をクリックします。

画像の説明

2.ステータスバーに表示できるコマンドが一覧で表示されるので、その中の「注釈尺度」と「自動尺度変更」に
チェックを入れます。

画像の説明

3.「注釈尺度」に必要な尺度を入力しておきます。ステータスバーの「注釈尺度」の項目で、マウスの右ボタンを
クリックし、「カスタム・・・」を選択します。(※コマンドラインに「SCALELISTEDIT」と入力しても起動します。)

画像の説明
画像の説明

4.「尺度一覧の編集」ダイアログが表示されるので、「新しい尺度を追加」アイコンをクリックします。

画像の説明

5.「Add Scale」ダイアログが表示されるので、「尺度の名称」と尺度の分子、分母を入力して「OK」をクリックし
「尺度一覧」に追加します。必要な尺度分追加します。

画像の説明

6.必要な尺度の数分、「新しい尺度を追加」で尺度を追加します。「OK」でダイアログを閉じます。
(※注釈尺度の一覧はファイルに保存されますので、テンプレートなどに登録してください)

画像の説明

●異尺度対応寸法線の設定

1.メニューの「ツール」-「図面エクスプローラ」-「寸法スタイル設定」を起動します。

画像の説明

2.「図面エクスプローラ」ダイアログが起動するので、「寸法スタイル設定」の項目を選択して、通常の寸法スタイルを異尺度対応にするか、新たに異尺度対応の寸法スタイルを作成します。
「異尺度対応」の項目を「はい」と設定します。これで、対応されます。ダイアログは閉じます。

画像の説明

●異尺図面の作図方法

1.1/10の図面を作成する場合の詳細図を1/5で作図する方法を説明します。
1/10の図面を作成し、寸法作図時に寸法スタイルを「異尺度対応」の寸法スタイルに変更します。
寸法スタイルの変更は、ステータスバーの「カレントの寸法スタイル」表示部分にマウスカーソルを移動し、
マウスの右ボタンをクリックして、寸法スタイルを選択します。

画像の説明
画像の説明

2.このまま、寸法線を引くと図のように寸法文字、寸法矢印等、小さくなります表示されます。
(※注釈尺度が1:1になっている場合)

画像の説明

3.プロパティバーを表示して、図面の「注釈尺度」を1/10に変更します。

画像の説明

4.1/5の詳細図を作図し、寸法線を作図します。
長さは、そのままの1/1の長さが表示されます。

画像の説明

5.1/5の寸法線を選択し、プロパティバーの「基本の単位」の「長さ尺度」を「0.5」に変更します。

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6.1/5の寸法値が0.5倍の「10」に変わります。

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以上

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