ACAD-DENKI ユーザー独自メニューの作成

【V2023から】

ユーザーが必要なメニューのみ集めて独自に作成する方法を説明します。このコマンドは2023での新機能となります。独自にコマンドマクロを登録することもできます。

【操作方法】

1.menuの「電気編集」-「メニュー」-「カスタマイズ」をクリックします。

2.メニューカスタマイズダイアログが表示されます。表示の箇所のチェックを外すとメニューに表示されなくなります。

3.タブ項目がタブ名称となります。タブ名称は新たに作成することができます。

4.タブ項目を新たに追加するにはmenuの「編集」から「タブ追加」を選択します。

5.編集メニュー中の「コマンド追加」や「追加」ボタンをクリックすることによりコマンドを追加することができます。コマンドはBricsCADのコマンドでもOKです。「アイコン指定」により用意されているアイコンが作成したビットマップを指定できます。

6.ビットマップを指定してアイコンを登録できます。

7.「名前を付けて保存」を選択し、共有することもできます。「*.zui 」で登録できます。登録して終了してください。

8.メニューに変更がない場合、再度メニューを起動してください。

9.表示が最小になっている場合、各タブをクリックすることにより、各アイコンが表示されます。

10.ツールバーへの登録もできます。頻繁によく使用するコマンドを登録すると便利です。タブ名の「$toolbar」よりも下に追加することによりツールバーに登録できます。

11.下のようにツールバーにコマンドを追加でき、すぐに使用できます。

以上

ACAD-DENKI クイック盤図シンボル登録に関して

【V2023から】

電機メーカーのサイトから電気部品のデータをダウンロードし、簡単に盤図シンボルへ登録する方法を説明します。「クイック盤図シンボル登録」コマンドはACAD-DENKI2023からの新機能です。

【操作方法】

1.各電機メーカーなどから入手した部品データをBricsCADに呼び込みます。

2.menuの[シンボル]-[クイック盤図シンボル登録]コマンドを選択します。

3.「クイック盤図シンボル登録」ダイアログが表示されます。

4.画層設定の項目にて、登録する為のメーカーを選択します。基本的の登録しているメーカー以外にも自由に登録することができます。

※図では富士電機の部品を例にしていますので、項目は富士電機を選択しています。

5.画層設定の三点ボタンをクリックすることにより画層の設定が可能です。登録したくない画層、取付穴の画層等を設定し追加しておくことができます。

6.画層設定の欄にある「画層設定を適用」ボタンをクリックすることにより、先程設定している画層が非表示にして登録しやすくします。中心線が複数の箇所で作図されている場合は、図のようなメッセージが表示されますが、特に問題はないのでそのまま「OK」ボタンをクリックしメッセージを閉じておきます。

7.シンボル形状項目では、登録したい図形にチェックを入れておき、それぞれの登録する図形の領域と挿入基点を指示しますので、「領域指定」ボタンをクリックします。

8.「正面となる領域の 1点目:....」と表示されるので、コマンドラインのメッセージにそって操作を行い、チェックを入れた、正面の図を枠で囲み基点を指示、右側面を枠で囲み基点を指示します。

9.下図のように、黄色い枠と基点に矢印が作図され、正面シンボル、右側面シンボルの説明が表示されます。

10.最後にシンボルの登録先、シンボル名称、部品マスタに登録したい場合は、部品コードを入力しておきます。登録先は「三点ボタン」をクリックすることにより、登録するフォルダーが選択できます。ACAD-Partsのオプションを持っておられる場合は、部品コードの欄の「三点ボタン」をクリックし、部品マスタを起動して部品コードを確認します。新たに追加する場合新しい部品コードを入力しておきます。

11.最後に登録ボタンをクリックすることにより、シンボル庫に登録されます。既にシンボル名が存在する場合は、上書きの確認メッセージが表示されます。部品コードも同じです。問題なければ、そのまま「はい」を間違えた場合は「いいえ」をクリックし、再度修正して登録してください。

12.必要な器具番号等の属性が追加され、シンボルが登録されます。

13.シンボルパレットに正面と右側面シンボルが登録されていることがわかります。

以上

ACAD-DENKI リレー展開表のアドレス表記をシートNoに変更する方法

リレー展開表のアドレス表記の設定を「シートNo+アドレス」に変更する方法の説明です。この設定は、デフォルトでは「ファイル名+アドレス」となっているので変更方法の説明です。

【操作方法】

1.menuの「電気編集」-「ACAD-DENKI環境設定」を起動します。

2.展開表表記側の設定は、環境設定ダイアログの「リレー」-「展開表表記の書式」の項目を選択し、アドレス表記と書式の設定を●シートを選択します。

3.接点側の設定も環境設定ダイアログの「リレー」-「接点側表記の書式」の項目を選択し、アドレス表記と書式の設定を●シートを選択します。

設定が完了したら、「適用」ボタンをクリックして「OK」で終了してください。

以上

ACAD-DENKI 場所の確認と一括変更にてネットワークドライブが表示されない(connnections.reg)

WindowsのOSのバージョンが古い場合などに、「場所の一括変更」にてネットワークドライブが表示されない場合があります。その場合、以下の操作を実行してみてください。

ACAD-DENKIのインストールISOファイル(MEDIA_A)を開いてマウントし、下記パスのファイルをデスクトップなどにコピーして実行してください。

インストールメディア : MISC/kb937624/EnableLinkedConnections.reg

実行後に、フォルダー選択にてネットワークドライブが表示されるようになります。

以上

ACAD-DENKI 配線の電圧をチェックする機能(等電位サーファー)

配線の線番に電圧を入力することにより、その電線に接続している部品の定格電圧をチェックする機能があります。

【操作方法】

1.まず、線番の属性にある[電圧]の項目に電圧を入力します。この時、ACかDCかも入力しておきます。

2.配線に接続される部品の属性の定格にも電圧を入れておきます。この時、AC、DCも入力しておきます。これによりチェックすることができます。

3.menuの[電気編集]-[等電位サーファー]コマンドを選択します。

4.「配線を選択:」と表示されるので、チェックしたい配線を選択します。

5.エラー内容と配線にエラー箇所のチェックが入ります。

以上

BricsCADのバージョンとACAD-DENKIの対応

ACAD-DENKI
バージョン
リリース日BricsCAD
バージョン
サポート
20232022/12V23.2.03~(64bit)
V22(64bit)
V21.1.06~(64bit)
20222021/12V22.2.04~(64bit)
V21(64bit)
V20.1.07〜(32/64bit)
20212020/12〜V21.2.07(64bit)
V20(32/64bit)
V19.1.07〜(32/64bit)
20202019/10〜V20.2.10(32/64bit)
V19(32/64bit)
V18.1.05〜(32/64bit)
2023年1月末サポート終了
20192018/7〜V19.2.14(32/64bit)
V18(32/64bit)
V17.1.10〜(32/64bit)
2022年1月末サポート終了
20182017/7〜V18.2.20(32/64bit)
V17(32/64bit)
V16.1.05(32/64bit)
2020年12月末サポート終了
20172016/7〜V17.2.12(32/64bit)
V16(32/64bit)
V15.1〜(32/64bit)
2018年12月末サポート終了
20162015/7〜V16.2.15(32/64bit)
V15.1(32/64bit)
V14.1〜(32/64bit)
2017年12月末サポート終了
16.02014/7〜V15.3(32/64bit)
V14.1(32/64bit)
V13.1〜(32/64bit)
2016年12月末サポート終了
15.02013/7〜V15.3(32/64bit)
V14.1(32/64bit)
V13.1(32/64bit)
V12.1〜
2015年12月末サポート終了
14.02012/7〜V14.2(32bit)
V13.1(32bit)
V10.1〜V12.2
2014年12月末サポート終了
13.02011/6〜V13.2(32bit)
V10.1〜V12.2(32bit)
V9.3(32bit)
2013年12月末サポート終了
12.02010/7V10.1〜V12.2(32bit)
V9.3(32bit)
2012年12月末サポート終了
11.02009/7V10.1〜V12.2(32bit)
V9.3(32bit)
2011年12月末サポート終了
10.12008/12V9.2(32bit)2010年12月末サポート終了

ACAD-Parts 部品マスタの登録に関して

ACAD-DENKIのオプションソフト「ACAD-Parts」の部品マスタの登録方法に関して説明いたします。

部品マスタ登録

ACAD-DENKIにてACAD-Partsを使用して部品表を作成するか、布線処理プログラムにて布線処理や測長処理をするにあたり、部品マスタの部品情報の入力が必要となります。
部品マスタデータの登録方法を簡単な例をもとに説明します。

1.部品マスタメンテナンスの起動

 スタートメニューの[プログラム]-[Alfatech]-[アルファテック ランチャー]を起動します。
「アルファテックランチャ」ダイアログが起動するので、「管理ツール」-「ACAD-Parts」-「部品マスタメンテナンス」を起動します。

「部品マスタ編集」ウィンドウが起動します。

2.部品マスタ編集ウィンドウの説明

  1. 検索項目を選択し、検索文字を入力、複数項目で検索情報を入力するウィンドウです。
  2. 端子情報と附属品情報を入力、確認するウィンドウです。
  3. 登録されている回路シンボル、盤図シンボル、3Dシンボルが表示されます。
  4. 部品情報を一覧表示させ閲覧、入力できます。
  5. 検索した部品コードをキーとした部品情報が複数表示、入力、編集できます。

3.部品情報の入力

 ⑤のウィンドウの中にある[行挿入]を選択すると選したセルの上に新しい行が追加されます。

設定する部品情報の項目は、目的(部品リスト作成、シンボル入力(部品マスタ)コマンド利用等)によって様々ですが、布線処理に必須な項目は「部品コード」「型式」「端子情報」となります。その中で、部品情報入力は必須項目は「部品コード」となります。「部品コード」はユニークな番号を入力します。

No項目意味
部品コード部品の種類を区別するコード(ユニークな番号)IRY001A
型式部品の種類をあらわす記号MY2

上記を入力し「登録」ボタンを押し基本情報を登録します。他に必要な項目があれば入力しておきます。部品コードはグレーに変わり登録されます。

4.附属品情報の登録

 ②の項目の「附属品」タブを選択し、「行追加」ボタンをクリックし項目を新しく行を追加します。

MY2のリレーソケットの型式は「PTF08A」となるので、「候補一覧」ボタンをクリックして一覧から選択します。附属品候補一覧には附属品として登録した部品のみ表示されます。「附属品候補一覧」ウィンドウは「X」をクリックして閉じます。

※附属品の情報を有効にするには、回路図のシンボル入力欄にグループ情報の項目の入力が必要となります。デフォルトでは「-」が入力されます。「-」の場合は回路入力でもそのまま入力されますので便利です。

「登録」ボタンをクリックすることにより登録されます。

5.附属品部品として登録する方法

リレーのソケットなど電気部品の附属品として登録したい場合の方法です。通常の部品登録のように項目を登録します。次に、付属品として登録したい部品を選択します。マウスの右ボタンをクリックし、ショートカットmenuから「附属品指定・解除」項目を選択します。

[登録]ボタンをクリックすることにより、附属品の項目に「<附属品>」と表示され、グレーとなり登録確定されます。

この附属品登録により附属品登録時の附属品一覧に表示されるようになります。

6.端子情報の登録

端子情報を登録しておくと、電気回路シンボル配置時に登録された端子情報を回路図に反映させることができます。

端子項目の説明

No項目意味範囲
1端子番号電気部品の端子の番号最大10文字
/,¥:*<>| (全て半角)は使用不可
1
2DXシンボルの挿入基点から端子までのX軸の距離+ー9999999.9 省略時は0
3DYシンボルの挿入基点から端子までのY軸の距離+ー9999999.9 省略時は0
4DZ端子の高さ+ー9999999.9 省略時は0
5配線余長端子毎の電線の余長+ー9999999.9 省略時は0
6端末処理端子のアンプサイズ英数字M3
7コネクタ端子に1本しか配線できないフラグ1/0 、 省略は01
8向き電線とチューブの入線方向を指定します。
T(上から)、B(下から)、L(左から)、R(右から)
T/B/L/R 、省略は T
9上下端子の高さ U(上段)、D(下段)。
高さが同じ場合は省略
U/D  省略は UU
10コネクタ器具名コネクタ端子がある場合、コネクタ器具番号を入力し
複数の端子がある場合の区別名となります
最大20文字、省略可
/,¥:*<>| (全て半角)は使用不可
CN1

布線処理にて必要な情報は以下のものとなります。
(1)端子番号
(2)端末処理

その他の情報は省略された場合、デフォルト値が設定されます。

端子情報の入力

関連情報リストウィンドウの端子タブにて入力します。必要な端子数の数ほど、[行追加]ボタンをクリックして行を追加します。そして各項目欄に下のように入力します。

[登録]ボタンをクリックし登録して入力を完了します。端子の欄に「8」と表示されます。端子情報が入力されている場合、端子の欄に端子数が表示されます。

以上


ACAD-DENKI シンボル種別に関して

ACAD-DENKIで使用されるシンボルには、シンボル種別が設定されています。
このシンボル種別(IDENT属性値)によりシンボルを分類していますので、シンボルを登録する場合は注意が必要です。

IDENT属性の種類に関して

IDENT属性値分類IDENT属性値分類
SQ一般電気シンボルELロッジク図シンボル
EQ盤図配置シンボルPNL機構図シンボル
TBO外部端子シンボルTBI中継端子シンボル
TBCコネクタ端子シンボルNXFR,NXFRP,NXTO配線FromToシンボル
IOIO端子シンボルGND接地シンボル
SHIELDシールド

部品情報抽出時の優先順位

・同一器具番号の部品に関して

コイル>接点>電気図>ロジック>盤図>機構図>外部端子>中継端子>コネクタ端子>ユニット>盤図(端子)

※部品コードが入力されていない場合は、優先順位が低くなります。

以上

ACAD-DENKI 立ち上がり動作が遅くなったら

ACAD-DENKIの立ち上がりが遅くなったら、以下の項目をチェックしてみてください。

1.差分パッチを最新にする

ACAD-DENKIでは、修正プログラムがアップされている場合があります。
図研アルファテックのサポートページを確認していただき、ご使用中のバージョンの差分パッチをダウンロードしてインストールしてみてください。
差分パッチのダウンロード先は以下のURLです。

https://www.alfatech.jp/support/update/

2.メニューファイルを初期化してみる

稀にMENUファイルが壊れてしまう場合があるようです。以下のURLより「メニュー初期化ツール」をダウンロードして、メニューを初期化してみてください。
※メニューの位置など変更している場合は、初期値に戻りますので、ご注意ください。

https://www.alfatech.jp/support/update/tools.html

3.プロファイルの初期化

※この処理もMENUなどカスタマイズしている場合は、初期化されてしまいますので、ご注意ください。

1)menuの[ツール]-[プロファイル管理]を起動します。

2)「ユーザープロファイル管理」ウィンドウが表示されますので、この中のチェックが付いているプロファイルを確認します。このプロファイルを削除します。

3)一旦、別のプロファイルを選択し、[カレントにセット]ボタンを押して、一旦、別のプロファイルを選択状態にしておきます。(※カレントのプロファイルは削除できない為)

4)最初に選択されていた削除するプロファイルを選択し、[削除]ボタンをクリックして削除を実行します。

5)削除確認メッセージが表示されるので、[はい]をクリックして実行します。

6)プロファイルが削除されましたので、[X]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じ、ACAD-DENKIを再起動します。

7)再度プロファイル管理を立ち上げると、削除したプロファイルが新しく作成されていますので、これで、初期化されました。ウィンドウは閉じてACAD-DENKIをご使用ください。

以上

ACAD-DENKI 電キャビにスケール値を追加するには

電キャビでの図面作成時のスケール指定時の表示されるスケール値は「階層設定」から追加修正することができます。

【操作方法】

1.「アルファテックランチャ」を起動します。

2.「アルファテックランチャ」ウィンドウが表示されます。[管理ツール]-[電キャビ]-[階層設定]を起動します。

3.表示名を選択して、[設定の編集]ボタンをクリックします。

4.階層名のウィンドウが表示されますので、[スケール]タブを選択します。

5.赤枠の[項目の追加]アイコンをクリックすると新規に項目が追加されるので、必要なスケール値を入力します。

6.表示する位置は、矢印の上下アイコンをクリックして項目を移動することができます。[設定の保存]アイコンをクリックし、「確認」ウィンドウで[はい]を選択して保存します。

7.最後に[ファイル]-[終了]ボタンをクリックするか、[閉じる]ボタンでウィンドウを閉じてください。

以上

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